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こんにちは。POPCONEのとまこです。
解体現場や工事現場では、作業に合わせてさまざまな重機械を使います。用途に合わせて重機械を使うことで作業効率をアップさせたり、人の力だけではできない作業も安全・効率的に行うことができるようになります。

今回は重機械の中でもさまざまな現場で使うことのできる代表的な重機械ユンボについて紹介していきます!
目次
重機械について
重機械とは?
重機械は人力では解体することが難しい箇所を解体することができます。重機械は解体現場だけでなく建設現場や工事現場では欠かすことのできない存在なのです。
解体現場に欠かせない「ユンボ」とは?
上部写真で紹介しているのがユンボです。解体現場や工事現場でもこの重機械を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
ユンボは「油圧ショベル」とも呼ばれ、ディーゼルエンジンからの動力を油圧ポンプで油圧力に変えて動きます。ユンボを使うことによって、人の手だけでは動かないものも動かせたり壊したりすることが可能です。
ユンボは大小さまざまな種類があり、軽自動車ほどの小さいサイズから、大きいものであれば200トンを超える超大型ユンボもあります。
ユンボの各所名称

ユンボの各所の名称を紹介していきます!
キャビン
キャビンは機械を操作する操縦席のことを言います。ビルの解体では建物の上の部分を、地面の掘削では地面部分を作業することができます。上下左右視界を確保できるように大きい窓ガラスが使われており、後方はバックモニターなどで確認することができます。
重機の中には50mを超える大きさのものもあり、そういった重機のキャビンではカメラモニターなどで距離感を確認します。
ブーム
キャビンから近い方の根本のフレーム部分をブームと言います。イメージとして肩からひじと考えてください。作業によって長いものや短いもの、2ピースブームなどに付け替えることができます。
アーム
キャビンから見てブームの次のフレーム部分をアームと言います。こちらはひじから手首といったイメージです。こちらもブーム同じように、ロングアームや伸縮アームに付け替えることができます。
クローラー
車の足回りはタイヤですが、ユンボの場合はクローラーがついています。クローラーは地面が悪く、安定しない場所で作業するのに適しています。一般的には金属製ですが、走る際にアスファルトなどを傷つけたくない場合はゴム製のクローラーを使用します。
クローラーでは公道を走ることはできませんが、タイヤ式のユンボを使用して登録すれば公道を走ることができます。
バケット
アームの先端にある部分をバケットと言います。人間でいうところの指先にあたる部分で、作業用途によってさまざまな種類のアタッチメントと呼ばれるパーツに付け替えることができます。
ユンボアタッチメントとは

次にユンボにつけることができるアタッチメントを紹介します!アタッチメントは多くの種類があり、付け替えることさまざまな現場に対応できるようになります。
クラッシャー(カッター)
クラッシャー(カッター)は大割と呼ばれる作業で使われます。コンクリートの建物では、主にこのクラッシャーで柱や壁などを解体していきます。
クラッシャーの先端部分は挟む力でコンクリートなどを破壊でき、根本の部分はカッターになっていて鉄筋などを挟んで切り落とすことができます。
パクラー
パクラーは小割と呼ばれると作業で使用されます。上記のクラッシャーで大きく壊したコンクリートを細かく砕くのに最適なアタッチメントとなります。
小割をすることでコンクリートの中にある鉄筋などを取り除きやすくなり、加えてコンクリートガラと鉄筋の分別して細かくできるので運搬しやすくなります。
バケツ
これは皆さんも一度は見たことがあるアタッチメントではないでしょうか。このバケツは大割、小割をしたのち、細かくなったコンクリートガラや土砂などをすくって使うものです。使われているシーンは大体想像できると思います。
また、バケットの底の部分に穴が開いていてふるいのような役目を果たすスケルトンバケットという種類のアタッチメントもあり、用途によって使い分けます。
フォーク
フォークはバケツのようにすくって使うのではなく、上に2つ下に3つのある爪でものを掴んで使用することができます。
まとめ
今までユンボを見たことはあっても、実際の現場でどのような働きをするのかまでは知らない方も多かったのではないでしょうか?興味があればぜひ、ユンボを運転できる資格 – 車両系建設機会運転技能講習にも挑戦してみてください。
車両系建設機械運転者
車両系建設機械運転者(しゃりょうけいけんせつきかいうんてんしゃ)は、労働安全衛生法の定めにより就業制限の課されている一定の車両系建設機械について、各種の技能講習又は特別教育を修了する等により、それらの運転又は操作を行うことを認められた作業者のことをいう。

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以上、とまこでした。次回もお楽しみに!