ウォークインクローゼットとは?クローゼットとの違いや特徴を解説!
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こんにちは!POPCONE GIRLSのとまこです!
衣類の収納スペースにはクローゼットとウォークインクローゼットがありますが、違いは何なのでしょうか?間取りから住まいを選ぶうえで、クローゼットとウォークインクローゼットそれぞれの特徴や、メリットとデメリットを把握しておくことは大切です。ウォークインクローゼットの方が大きな収納スペースですが、必ずしもウォークインクローゼットがあると良いとは限りません。

今回はウォークインクローゼットの特徴やクローゼットとの違いについてご紹介します!
目次
収納の種類
衣類の収納には一般的な押入れやクローゼットのほかに、ウォークインクローゼットやウォークスルークローゼットもあります。

ここからはそれぞれの特徴をご紹介します!
押入れ
押入れとは和室に備えつけられている収納スペースです。布団の収納が主な目的なので、クローゼットより奥行きがあります。押入れ用のハンガーラックを使えば洋服をかけることはできますが、奥行きがあって少し使いづらいのがデメリットです。

間取り図には「押入れ」と表記されています!
クローゼット
クローゼットとは、衣類をしまうために洋室に設置されている収納でハンガーパイプが取り付けられているものを指します。奥行は50cm~60cmが一般的となっており、衣類の幅に合わせられた寸法です。

間取り図では「CL」と表記されています!
ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットとは、人が入れるサイズのクローゼットのことを言います。ウォークインクローゼットをハンガーパイプや棚のレイアウトから見ていくと、狭めのウォークインクローゼットではL字型が多く、細長いスペースの場合は1列型が向いています。スペースに余裕がある場合には通路を挟んで左右に収納スペースがある2列型や、奥の部分もハンガーパイプを回すコの字型といった形もあります。

間取り図で「WIC」と表記されています!
ウォークスルークローゼット
ウォークインクローゼットの中でも出入り口が2ヶ所あって通り抜けできるタイプは、ウォークスルークローゼットと呼ばれています。部屋と部屋の間の通り道に備えつけられていることが多く、どちらの部屋からでも自由に出入りができるので1つのクローゼットをお互いで共有することができます。

間取り図では「WTC」またはそのままウォークスルークローゼットと表記されています!
ウォークインクローゼットの特徴
先ほどご紹介したように収納スペースにはいくつか種類がありますが、その中でも特に人気の高いウォークインクロゼットにはどのような特徴があるのでしょうか?

ここからはウォークインクローゼットのメリットとデメリットについてご紹介します!
メリット
ウォークインクローゼットは、衣類をまとめてしまえるので管理がしやすいということがメリットです。衣類だけではなくバッグや帽子、アクセサリーといったファッションアイテムをすべて1ヶ所に収納できるため、探し物もしやすいです。十分な広さを確保できれば、衣替えの手間もありません。

広さによっては、衣類だけではなくスーツケースやゴルフバッグ・スイミング用品やスキー用品といった大型用品や季節品まで収納できることも大きなメリットです!
デメリット
ウォークインクローゼットは人の立つスペースがある分、収納スペースが減ることがデメリットです。収納するアイテムが多いため、適当に詰め込んでいくとモノがあふれて使いにくくなってしまいます。

定位置を決めておき、収納がいっぱいになってきたら不要なモノは処分して整理するようにしましょう!
ウォークインクローゼットはどのような間取りに適している?
ウォークインクローゼットは人が入れるほどの広さですので、かなりのスペースをとってしまいます。そのため、十分な居住空間のない部屋についていることは少ないです。

間取りが広くなるにしたがってウォークインクローゼットがついている割合は上がっていきます!
ウォークインクローゼットのチェックポイント
収納にとても便利なウォークインクローゼットですが、上手に活用できないとただのデッドスペースになってしまいます。自分で積極的に活用することは重要ですが、使い勝手のいいウォークインクローゼットかどうかを確認しておくことはさらに大切です。

ここからは、ウォークインクローゼットのチェックポイントをいくつかご紹介します!
位置
ウォークインクローゼットを設置する位置はとても重要です。主寝室に大きなウォークインクローゼットがあるけど子供部屋にクローゼットがないというのであれば、子供は物を出し入れするたびに主寝室に行かなければなりません。

ウォークインクローゼットが使いやすい位置にあるか確認しておくようにしましょう1
広さ
ハンガーに吊るした衣類は60cmぐらいの幅が必要と言われています。衣類のスペースを確保して、なお歩けるスペースが残されているか確認するようにしましょう。また、ウォークインクローゼットのパイプの太さや強度・棚板の枚数も確認しておきましょう。

衣類を探す上で照明は必須ですので、ウォークインクローゼット内の明るさもチェックするようにしましょう!
ウォークインクローゼットへのリフォーム
リフォームでウォークインクローゼットを後付けする場合の費用は、18~80万円程と言われています。空きスペースを活用する場合は、50万円以内で施工できます。施工場所によっては照明や電源の追加工事が発生する場合もあります。予算内で施工できるように、リフォーム会社とよく相談して工事内容を決定するようにしましょう。

設置範囲や出入り口のドアの種類、棚の設置数によっても金額が変動します!
まとめ
今回ご紹介したように、クローゼットとウォークインクローゼットにはどちらにもそれぞれの特徴がありますので、住む人数や生活スタイルに合った形で配置されていると暮らしやすいです。収納は使う場所に適切な大きさのものがあるのが基本です。たとえば子ども部屋にはクローゼットがあり、夫婦の寝室には2畳程度のウォークインクローゼットが設けられていると使い勝手が良いかもしれません。
間取りから物件を選ぶときに居室の数や大きさを重視することが多いですが、クローゼットやウォークインクローゼットなどの収納にも目を向けて選ぶようにしましょう。

収納スペースを上手に活用して、快適な生活を送る手助けになると良いですね!
以上、とまこでした!次回もお楽しみに!