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室内の空気は外気より汚れている?24時間換気システムの重要性について

2019.8.16

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEのとまこです!

室内の空気は外気よりも汚れていることをご存じでしょうか?日々の生活によって発生するさまざまな空気の汚れ。これらの汚れが室内に溜まったままになると健康被害に繋がる危険性も高くなります。

健康被害から身を守るためにしなくてはならない重要なこと、それは換気です。換気にも様々な方法があり、建築基準法の改正により住宅への24時間換気の設置が義務付けられるようになりました。

今回はそんな24時間換気システムについてご紹介していきます。

24時間換気システムとは?

24時間換気システムは、その名の通り24時間機械制御で給気と排気を行うことです。室内の空気を常にきれいに保つことを目的としています。建築基準法では、1時間で部屋全体の空気の半分以上が入れ替わっていることが必要だと定められています。

24時間換気システムの仕組み

24時間換気システムは以下のような仕組みになっています。

  • 外気をリビングや個室にある給気口によって取り込む
  • 取り込まれたきれいな空気が各部屋のドアの下の隙間から廊下に流れる
  • 洗面所やトイレにある天井排気口から外に排出される

このように空気が流れることで、部屋全体の空気をきれいにすることが可能となっています。

換気をするときは、空気の流れを作ることが大切です!

24時間換気が義務付けられている理由

近年では鉄筋コンクリート造りによる高断熱・高気密の住宅が主流となっています。外からの冷気や熱気を遮断して、居室内の気密性を高くすることで冷暖房を効きやすくするといったメリットがある一方で、断熱・気密性が高すぎることで自然換気ができなくなっています。

その結果シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドなどの化学物質や、生活臭、湿気などが部屋にこもり健康に害を及ぼす危険性が出てきました。それらを予防するため2003年に建築基準法が改正され、24時間換気システムの導入が義務付けられました。

換気がもたらす効果

換気とは部屋の空気を入れ替えること。空気が入れ替わると室内がリフレッシュされ、気分も清々しくなりますがそれだけではありません。換気をすることで得られる効果には以下のような点があります。

  • 有害物質が室内に溜まってしまうのを防ぐ
  • カビや結露の発生を防ぐ
  • 空気が循環することできれいな空気を取り込む

換気をするときのポイントは空気の流れです。窓を開けるだけでは空気を入れ替えることはできず、換気には排気とともに給気も必要になります。これが機能することで空気の流れを作ることができます。

また、空気は小さい隙間から入るほうが勢いがあり、排気は広い隙間からのほうが小さな力で出ていけるという流れの特性を活かし、給気側は小さく開け排気側は大きく開けることで空気の流れを作りましょう。

人の体だけでなく、建物にとっても換気は必要です!

 

換気設備の種類

換気とは室内の空気の入れ替えを行うことですが、室内の空気を動かすために送風機(ファン)を使用する換気は機械換気と呼ばれており、ファンを使わないものは自然換気と呼ばれます。

機械換気と自然換気の組み合わせにより、換気は基準法により以下の3種類に分類されています。

第1種換気方式

給気と排気ともに機械式のファンで行う方法です。各居室にダクトでつながる給気機を設置するので空気の流れを制御しやすく、3つの換気方式の中で最も安定的かつ正確に換気を行うことができます。ただし、その分コストもかかります。

熱交換システム

換気において最も困るのは、夏は暑い空気が入ってきて冬は冷たい空気が入ってくるということです。この弊害を解消してくれるのが熱交換システムです。

熱交換システムとは、夏は室内の冷えた空気を利用して入ってくる外気を冷やし、冬であれば暖まった室内の空気を利用して冷たい外気を暖めてから室内に入れるというシステムです。第1種換気のみが熱交換システムにアップグレードすることができます

熱交換換気システムの注意点

一般的な熱交換換気システムでは、各部屋の給気・排気用にダクトを使用しています。そのため、このダクト内に汚れやカビが生じないよう、下記のような適切な対策が講じられているかどうかが重要になってきます。

  • 常にダクト内に適切な風量が保たれているか
  • 室内とダクト内の温度差が過度に生じないようになっているか
  • 給気口には高性能フィルターが装備されているか

こうした運用対策がないとダクト内にホコリが溜まり結露が生じてカビが発生し、熱交換換気システムにしたせいで逆に健康被害が発生してしまうリスクが高くなります。

第2種換気方式

給気はファンで行い、排気は排気口から自然に行う方法です。機械で給気を行うので室内の空気圧を高めることができ、外気が入りにくくなるので、無菌室や手術室など空気中の一定の清浄度レベルが求められるクリーンルームに向いています。

ただし、湿気を含んだ空気が壁の中に流入する可能性があるので一般的な住宅にはほとんど採用されていません。

第3種換気方式

給気は給気口から自然に行い、排気はファンで機械的に行う方法です。各居室にも給気口を設置します。内部結露が起きにくく、比較的安価に設置できるのが特徴です。

現在多くの住宅では、第1種または第3種の換気方式が用いられています

 

まとめ

今回は、24時間換気システムについてご紹介しました。

近年の高断熱・高気密な住宅構造では室内の汚れた空気が外に流出せずに滞留するようになり、換気をせず放っておくと健康面において悪影響を及ぼす危険性が高くなっています。24時間換気システムの重要性を知り換気率を上げるための空気の流れなどを意識することで、健康的な生活を送るための住まいを考えていきましょう。

空気は常に触れているからこそ人体に与える影響も大きいです。室内の空気環境は常にキレイにしておきたいですね!

本日はここまで!以上、とまこでした!

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