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鳶職人にオススメの資格ってどんなもの?

2019.3.25

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEあすかです。

本日は鳶職人を目指している方や、鳶職人として働いているけれど資格を持っていないという方にオススメの資格をご紹介したいと思います。

鳶職人のお仕事について

鳶職人の求人を見てみると、学歴や資格、経験を問わないという事業所がほとんどであることに気づくはずです。したがって鳶職人を志すにあたっては、進学すべき教育機関や取得すべき資格はありません。

ただし18歳未満が高所作業に従事することは法律で禁じられているため、18歳に満たない期間は地上での作業のみになります。

では鳶職どんなところで資格が必要になるのでしょう?

資格は鳶職に就いた後に作業を行っていく上で必要になります。たとえばフォークリフトや高所作業車などを運転するためには免許が必要です。また、どのような作業を行うにも責任者の資格を有する人を置かなければならないという決まりがあります。

そのためある程度の期間勤務した後に、事業所からの指示で下記のような責任者資格を取得するケースは多いようです。

  • 鋼橋架設、コンクリート橋架設、地山の掘削及び土止め
  • クレーン組立・解体作業
  • 工事用エレベーター組立解体作業

鳶職人の実際のお仕事内容は下記の取材インタビュー記事に記載していますので、合わせて読んでみてください。

 

鳶職人の「三種の神器」と呼ばれる3つの資格

まずはとび職にとって三種の神器とも言われている資格、「玉掛け」「足場」「鉄骨」から解説していきたいと思います。これらの資格をもっていなければ、どれだけ腕があっても大きな現場では活躍することが出来ないこともあります。よって、鳶職人として働くためには必要最低限もっておきたい資格といえるでしょう。

玉掛け:玉掛け技能講習、玉掛け特別教育

クレーンなどで荷を吊る時にワイヤーロープなどを吊り荷に掛ける作業を「玉掛け」、 これを外す作業を「玉外し」と言い、この一連の作業には「玉掛け」の資格が必要となります。

鳶職においてこの玉掛けができないとまったく仕事にならないと言っても過言ではありません。また不十分な知識と技術で玉掛けを行うと大きな事故を引き起こす要因にもなります

資格の種類は技能講習特別教育の2種類があります。

  • 技能講習……1トン以上
  • 特別教育……1トン未満

この重さは吊り荷の重さではなく、 クレーンなどの能力のことを差しています。実質1トン未満のクレーンは少なく、玉掛けの資格と言えば技能講習を修了した有資格者のことをいいます。

クレーン作業では玉掛け者とクレーンへの合図者を選任しますが、 建設現場では玉掛け者合図者と一括りになっております。 合図者は無資格でもできることになっていますが、 鳶の作業では玉掛けと合図がセットの作業が多いので、 この玉掛け者と合図者を兼任することが多いようです。さらに能力向上教育といった再教育を5年毎に受講することが推奨されています。

足場:足場の組立て等作業主任者技能講習

玉掛けの次に取得するのは、足場の資格です。これを取得するためには足場作業の経験が3年以上必要となります。下記のような作業では足場の免許の有資格者を配置することが法律で義務づけられています

  • 吊り足場
  • 張出し足場
  • 高さが5メートル以上の足場の組み立て解体、変更の作業

足場の資格も玉掛けと同じく、能力向上教育の再教育の受講を指導されています。また、2015年7月からは法改正があり、足場組み立て解体、または変更の作業に関する業務には 特別教育を受ける事が義務づけされます。

鉄骨:建築物等の鉄骨組立て等作業主任者技能講習

鉄骨の資格は3年以上の実務経験の後、取得ができます。下記のような作業では鉄骨組立て等作業主任者の有資格者を配置しなければならないとされています

  • 高さが5m以上ある建築物の鉄骨、
  • 高さが5m以上ある鉄塔の組立解体、変更の作業

 

国家資格の「とび技能士」の資格について

「とび技能士」の資格は国家試験を突破しなければ取得することのできない難易度の高いもので、この資格を取得することで国に認められた鳶職人であるという証明になります。将来的に鳶の親方として独立する際にも必要不可欠な資格です。

試験の概要は実地作業試験と学科試験があり、一級、二級、三級と区分されております。中でも一級は難易度がかなり高く、7年の実務経験もしくは2級取得後2年の実務経験が必要です。

一級、二級、三級ともに下記のような内容で試験を行います。

学科試験 関連する分野科目から、施工法・材料・建築構造・関係法規・安全衛生が、真偽法及び四肢択一法によって50問出題
実技試験 製作等作業試験・判断等試験・計画立案等作業試験のいずれかか、又はそれらの組み合わせにより実施

合格基準は100点満点で学科試験が65点以上実技試験が60点以上になります。

一級とび技能士:学科試験概要

一番難易度が高いとされている一級の試験概要は下記のとおりです

  • 受験資格……実務経験が7年もしくは2級技能士取得後、実務経験2年
  • 合格率……38.4%(厚生労働省調べ)

(引用:http://www.kensetsutax.com/14789468367029

一級とび技能士:実地試験概要

(引用:http://www.kensetsutax.com/14789468367029

二級とび技能士:学科試験概要

実務経験を2年積んだ後に取得ができる二級の概要は下記のとおりです

  • 受験資格……実務経験2年
  • 合格率……26.4%(厚生労働省調べ)

(引用:http://www.kensetsutax.com/14789468367029

二級とび技能士:実地試験概要

(引用:http://www.kensetsutax.com/14789468367029

三級とび技能士:学科試験概要

国家資格の中でも比較的資格が取得しやすい三級の概要は下記のとおりです

  • 受験資格……なし
  • 合格率……50.9%

(引用:http://www.kensetsutax.com/14789468367029

三級とび技能士:実地試験概要

(引用:http://www.kensetsutax.com/14789468367029

とび技能士で最も重要視しなければならない課題は体力です。試験を経験した誰もが口を揃えて言うのが「とてもハードな試験」ということです。

実地試験の課題である建物の組み立ては、 実はそんなに難しいものではありません。 試験当日までに期間もあるので、現場で何度か練習をすれば時間内に組み上げる事ができます。なぜハードな試験なのかというと、実地試験は7月中旬に行われます。もちろん、室内ではなく屋外の炎天下の中、120分もの間ぶっ通しで建物を組む事になります。

そしてそのハードな実地試験を終えると、次に待っているのは学科試験です。体を使った後に、今度は頭を使わなければならないので相当な集中力が必要となります。

7月の平均気温は30度を超えます。体力をきちんとつけておくことが必勝法のひとつと言えますね

 

まとめ

すべての鳶職に共通して言えるのは「建設は鳶に始まり鳶に終わる」という言葉にもあるように、あらゆる建設工事の開始に先駆けて下準備を行う重要な責務を任されてるお仕事ということです。

足場や鉄骨、重機などをそれぞれの鳶職人が設置して初めて大工が建設作業に入ることができます。また、鳶職人の仕事が不十分であれば工事中に事故を引き起こし、その後の作業が停止してしまうこともあります。

足場や鉄骨、重機などは建物が完成した際にすべて撤去されるため、目に見える形で鳶職人の仕事が残ることはありませんが、完成した建造物を見たときには何にも代えがたい達成感や、満足感を得ることができるといいます。

機械に頼ることのできない鳶工事は建築工事において欠かせない行程であり、鳶職は今後も必要とされる職業です。また、現在鳶職の需要はオリンピックや万博の影響でどんどん高まっています。ぜひ資格を活かして活躍していってくださいね

本日はここまで。以上、あすかでした。

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