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鉄筋工が持っておくべき資格のひとつ「鉄筋施工技能士」とは?

2019.11.1

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEのなっちです!

地震大国と呼ばれる日本では大地震が起こるたび耐震設計が見直され、鉄筋工事で含蓄する鉄筋量や鉄筋工事の工法には高度なものが増えてきています。また、そういった工事を施工できる最低限の水準が「技能士」がいるかどうかになりつつあります。すでに1級技能士常駐制度といった1級技能士の常駐を求めらる工事もあります。

今回は建築工事において骨格をつくる鉄筋工に関連する「鉄筋施工技能士」についてお伝えしていきます。

鉄筋施工技能士の仕事

鉄筋施工技能士とは?

鉄筋施工技能士とは、鉄筋施工図作成及び組み立て作業に関わる専門家の国家資格になります。

鉄筋施工技能士の仕事内容は?

地震大国と言われる日本では、建物の強度がより重視されています。そして、建物の多くには鉄筋コンクリートが使われており、鉄筋というのは人間で言う骨のように建物の強靭な構造を支えるものとしてよく使われています。鉄筋施工技能士は建物の構造を正しく理解し、鉄筋の加工に必要な加工帳を作成したり、建物の骨組みとなる鉄筋を格子状やかご状に組み立てたり、組み立てるための組立図を作成したりとその仕事は多岐に渡ります。

 

鉄筋施工技能士になるには?

鉄筋施工技能士になるには、各都道府県の職業開発能力協が実施する技能検定の鉄筋施工に関する学科及び実技試験に合格する必要があります。

鉄筋施工技能検定には、1級2級3級があります。それでは、各級について詳しくみていきましょう!

鉄筋施工技能士の受験資格

3級鉄筋施工技能検定の受験資格

  • 高校、高専、専修、短大、大学にてこの職種に関する学科(建築科等)に在籍中または卒業した者
  • この職種に関する職業訓練課程に在籍中または卒業した者
  • この職種に関する実務経験を有する者

2級鉄筋施工技能検定の受験資格

  • 実務経験2年以上(3級合格者、学歴により実務経験が不要になる)

1級鉄筋施工技能検定の受験資格

 学歴等 通常 2級合格後 3級合格後
実務経験のみ 7年 2年 4年
専門高校卒業 6年 2年 4年
専修学校(大学入学資格付与課程)卒業 6年 2年 4年
短期大学卒業 5年 2年 4年
高等専門学校卒業 5年 2年 4年
高校専攻科卒業 5年 2年 4年
専修学校(大学編入資格付与課程)卒業 5年 2年 4年
大学卒業 4年 2年 4年
専修学校(大学院入学資格付与課程)卒業 4年 2年 4年
専修学校または各種学校卒業
(800時間以上)
6年 2年 4年
専修学校または各種学校卒業
(1600時間以上)
5年 2年 4年
専修学校または各種学校卒業
(3200時間以上)
4年 2年 4年
短期課程の普通職業訓練終了
(700時間以上)
6年 2年 4年
普通課程の普通職業訓練終了
(2800時間未満)
5年 2年 4年
普通課程の普通職業訓練終了
(2800時間以上)
4年 2年 4年
専門課程または特定専門課程の高度職業訓練修了 3年 1年 2年
応用課程または特定応用課程の高度職業訓練修了 1年 1年 1年
長期課程または短期養成課程の指導員訓練修了 1年 1年 1年
職業訓練指導員免許取得 1年 1年 1年
長期養成課程の指導員訓練修了 0年 0年 0年

 

鉄筋施工技能検定の試験内容

3級鉄筋施工技能検定の試験内容

学科試験

 試験科目 範囲
1.建築構造 ・鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造の構法及び特徴
・鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造以外の建築構造の種類、構法及び特徴
・構造力学の基礎理論
2.施工法 ・鉄筋工事に使用する器工具及び機械の種類、用途及び使用方法
・鉄筋の加工
・鉄筋組立て
・建設工事の種類及び使用方法
3.材料 ・鉄筋工事用材料の種類、規格、性質及び用途
・鉄筋工事の関連工事に使用する材料の種類及び用途
4.建築設計図 ・日本工業規格の建築製図通則及び土木製図通則に定める表示記号
・コンクリート施工図の読図の方法
5.安全衛生 ・安全衛生に関する詳細な知識

実技試験

 試験科目 範囲
鉄筋組立て作業 鉄筋組立て

2級鉄筋施工技能検定の試験内容

学科試験

 試験科目 範囲
1.建築構造 ・鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造の構法及び特徴
・鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造以外の建築構造の種類、構法及び特徴
・構造力学の基礎理論
2.施工法 ・鉄筋工事に使用する器工具及び機械の種類、用途及び使用方法
・鉄筋の加工
・鉄筋組立て
・鉄筋工事の施工計画
・鉄筋工事の使用設備の種類、用途及び使用方法
・建設工事の種類及び使用方法
3.材料 ・鉄筋工事用材料の種類、規格、性質及び用途
・鉄筋工事の関連工事に使用する材料の種類及び用途
4.建築設計図 ・日本工業規格の建築製図通則及び土木製図通則に定める表示記号
・コンクリート施工図の読図の方法
5.関係法規 ・建築基準法関係法令のうち、鉄筋工事に関する部分
6.安全衛生 ・安全衛生に関する詳細な知識

実技

 試験科目 範囲
1.鉄筋施工図作成作業 ・躯体施工図及び構造詳細図の読図
・鉄筋折り曲げ加工図の作成
・鉄筋施工図の作成
・鉄筋加工絵符の作成
・材料の選定
2.鉄筋組立て作業 ・鉄筋組立ての段取り
・鉄筋及び鉄筋加工材の作成
・鉄筋の加工
・鉄筋組立て
・鉄筋工事の良否の判定

1級鉄筋施工技能検定の試験内容

学科試験

 試験科目 範囲
1.建築構造 ・鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造の構法及び特徴
・鉄筋コンクリート造及び鉄骨鉄筋コンクリート造以外の建築構造の種類、構法及び特徴
・構造力学の基礎理論
2.施工法 ・鉄筋工事に使用する器工具及び機械の種類、用途及び使用方法
・鉄筋の加工
・鉄筋組立て
・鉄筋工事の施工計画
・鉄筋工事の使用設備の種類、用途及び使用方法
・建設工事の種類及び使用方法
3.材料 ・鉄筋工事用材料の種類、規格、性質及び用途
・鉄筋工事の関連工事に使用する材料の種類及び用途
4.建築設計図 ・日本工業規格の建築製図通則及び土木製図通則に定める表示記号
・コンクリート施工図の読図の方法
5.製図 ・日本工業規格に定める図示法及び材料記号
6.関係法規 ・建築基準法関係法令のうち、鉄筋工事に関する部分
7.安全衛生 ・安全衛生に関する詳細な知識

実技

 試験科目 範囲
1.鉄筋施工図作成作業 ・躯体施工図及び構造詳細図の読図
・鉄筋折り曲げ加工図の作成
・鉄筋施工図の作成
・鉄筋加工絵符の作成
・材料の選定
・積算
2.鉄筋組立て作業 ・鉄筋組立ての段取り
・鉄筋及び鉄筋加工材の作成
・鉄筋の加工
・鉄筋組立て
・鉄筋工事の良否の判定
・積算

 

鉄筋施工技能士の資格難易度

実務経験の違いにより1級、2級、3級に分かれており偏差値も若干異なっていますが、難易度としては1級で普通程度2級3級であれば簡単とされており独学で合格する人も多くいます

キャリアアップには最適な資格と言えるでしょう!

 

鉄筋施工技能士の優位性

鉄筋工事業は建築にも土木建築にも関わりが深いため、安定した仕事量を見込める業種のひとつと考えられます。また、技能の面でしっかりとした評価の裏付けがあることは自分の腕ひとつで仕事をする者にとって信用にも繋がります。

技術と経験がものをいう鉄筋工ですが、資格を持っていることで自分の鉄筋工としてのレベルを周囲に証明することができます!

 

まとめ

今回は鉄筋施工技能士についてお話ししてきました。地震大国の日本では、建物の強靭な構造を支えるものとしてよく使われるのが鉄筋です。鉄筋工になるのに必要な資格はありませんが、鉄筋施工に関する技能を認定する国家資格である鉄筋施工技能士は取得することで給与アップや技能面での信用にも繋がります。

手に職をつけたい方、キャリアアップを考えている方はぜひ資格取得を検討してみてはいかがでしょうか?

本日はここまで!以上、なっちでした!

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