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需要が高い!?「消防設備士」ってどんな仕事?

2019.12.23

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEのなっちです!

近年、多くの災害や痛ましい事故の経験から防災についての意識が高まっています。大型商業施設をはじめ、多くの施設では消防法により防火設備の設置が義務付けられています。また、2006年には一般家庭にも消防用設備である火災報知器の設置が義務付けられました。

今回は消防用設備の点検・整備などを独占的に行うことができる消防設備士についてご紹介していきます!

消防設備士の仕事

消防設備士はさまざまな建物に設置されている消防設備を点検・整備する仕事です。また、必要に応じて工事も行います。

今回は幅広い世代から人気があり、転職にも有利な「消防設備士」について、詳しく見ていきましょう!

消防設備士とは?

消防法に記載されている消防設備の点検・整備・工事は、有資格者が行わなければならないと定められています。消防設備の中には消火器や火災報知器、スプリンクラーなどがあり、それらの点検・整備・工事を行うには国家資格である消防設備士の資格が必要になります。

 

消防設備士になるには?

消防設備士になるには、消防試験研究センターが実施する国家試験に合格する必要があります。都道府県により異なりますが、全国各地で年1回から数回実施されています。

消防設備士の資格の種類

消防設備士の資格には、乙種と甲種の2種類があります。

  • 乙種:消防設備の点検・整備のみを独占的に行うことができます
  • 甲種:消防設備の点検・整備・工事を行うことができます

乙種は1類~7類まで、甲種は1類~5類まであり点検・整備及び工事の対象設備によって資格の分類が異なります。

分類 甲種 乙種 工事及び整備・点検の対象設備
1類  〇 屋内消火栓設備、屋外消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴射消火設備等
2類 泡消火設備等
3類 不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備等
4類 自動火災報知機、消防機関へ通報する火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備
5類 金属製避難はしご、救助袋、緩降機
6類 消火器
7類 漏電火災報知器

消防用設備等の点検・整備・工事のすべての業務に従事できる甲種消防設備士は、消防設備士の資格分類では上位に位置しています。

消防設備士の受験資格

消防設備士資格は分類によって受験資格が必要になります。

乙種

乙種消防設備士試験の受験資格はありません。誰でも受験可能です。

甲種

特類以外の甲種消防設備士試験を受験するためには、下記の資格、実務経験、学歴いずれかを満たす必要があります。

資格

  • 甲種消防設備士(受験する類以外の甲種消防設備士免状の交付を受けている者)
  • 乙種消防設備士(免状を受けた後2年以上の工事整備対象設備等の整備の経験が必要)
  • 技術士
  • 電気工事士
  • 電気主任技術者
  • 専門学校卒業程度検定試験合格者(機械、電気、工業化学、土木または建築に関する部門の試験に合格していることが必)
  • 管工事施工管理技士
  • 高等学校の工業の教科における普通免許状保有者
  • 無線従事者
  • 建築士
  • 配管技能士
  • ガス主任技術者
  • 給水装置工事主任技術者
  • 旧給水責任技術者(平成9年3月31日以前)
  • 旧消防設備士(昭和41年9月30日以前)

実務経験

  • 消防用設備等の工事の補助者として5年以上の実務経験
  • 消防行政に関わる事務のうち消防用設備等に関する事務について3年以上の実務経験
  • 昭和41年4月21日以前において、消防用設備等の工事について3年以上の実務経験

学歴

  • 大学、短期大学または高等専門学校において、機械、電気、工業化学、土木または建築に関する学科または課程を修めて卒業した者
  • 高等学校、中等教育学校において、機械、電気、工業化学、土木または建築に関する学科または課程を修めて卒業した者
  • 外国に所在する学校で、日本における大学、短期大学、高等専門学校または高等学校に相当するもので、指定した学科と同内容の学科または課程を修めて卒業した者
  • 大学、短期大学、高等専門学校または専修学校において、機械、電気、工業化学、土木または建築に関する授業科目を15単位以上修得した者
  • 各種学校において、機械、電気、工業化学、土木または建築に関する授業科目を15単位以上修得した者
  • 大学、短期大学または高等専門学校の専攻科において、機械、電気、工業化学、土木または建築に関する授業科目を15単位以上修得した者
  • 防衛大学校および防衛医科大学校において、機械、電気、工業化学、土木または建築に関する授業科目を15単位以上修得した者
  • 職業能力開発総合大学校、職業能力開発大学校、職業能力短期大学校、職業訓練大学校または職業訓練短期大学校もしくは中央職業訓練所において、機械、電気、工業化学、土木または建築に関する授業科目を15単位以上修得した者
  • 水産大学校において、機械、電気、工業化学、土木または建築に関する授業科目を15単位以上修得した者
  • 海上保安大学校において、機械、電気、工業化学、土木または建築に関する授業科目を15単位以上修得した者
  • 気象大学校において、機械、電気、工業化学、土木または建築に関する授業科目を15単位以上修得した者
  • 理学、工学、農学または薬学のいずれかの修士または博士の資格を有する者

甲種(特類)

特類の甲種消防設備士試験を受験するためには、下記3種類の免状の交付を受けている必要があります。

  • 甲種第一種から第三種のいずれか一つ
  • 甲種第四種
  • 甲種第五種

消防設備士の試験内容

乙種

区分 科目
筆記 消防関係法令
基礎的知識
構造・機能・整備
実技 鑑別等

甲種

区分 科目
筆記 消防関係法令
基礎的知識
消防用設備等の構造・機能・工事・整備
実技 鑑別等・製図

甲種(特類)

区分 科目
筆記 工事設備対象設備等の構造・機能・工事・整備
火災及び防火
消防関係法令

消防設備士試験の中でもおすすめの分類

乙種には第1類から第7類、甲種は特類のほか第1類から第5類まであり、それぞれ取り扱える消防設備が異なります。その中でもよく取得されているのが乙種の第6類にあたる消火器が扱える資格と、甲種・乙種の第4類にあたる火災報知器が扱える資格です。

乙種6類で扱える消火器は私たちの生活で特に身近な消防設備ですので乙種資格の中でも受験者数がダントツ1位で人気な資格です。消火器はさまざまな消防設備の中でも圧倒的な設置台数を誇るので、仕事の需要も多いです。甲種・乙種の第4類に関しても受験者数の割合は多く、消火器同様第4類で扱える火災報知設備も設置台数が多いのでおすすめの分類と言えます。

 

消防設備士試験の難易度と合格率

乙種6類と甲種・乙種4類の難易度と合格率についてお伝えしていきます!

乙種6類の合格率

年度 合格率
平成29年度 37.9%
平成28年度 37.8%
平成27年度 39.2%

甲種・乙種4類の合格率

年度 甲種合格率 乙種合格率
平成29年度 30% 32%
平成28年度 33% 32%
平成27年度 29% 28%

 

乙種6類の合格率は30%~40%、甲種・乙種4類は30%前後となっています。消防設備士の資格は数ある国家資格の中でも難易度はそれほど高くはないと言われており、比較的取得しやすい資格です。

 

消防設備士の将来性

消防設備士の仕事は弁護士や公認会計士と同じく士業ですので、消防設備士でなければできない業務区分もたくさんあります。現在の消防法では消防設備の設置や点検・整備・工事は消防設備士しか行えません。また、消防法によって消防設備が設置してある建物は定期的な点検と整備が義務付けられています。

このような背景から消防設備士は多くの場所で必要とされ今後更なる需要拡大が見込まれることから、ますます活躍の場が広がっていくでしょう。

 

まとめ

地震などの災害時はもちろん、普段の生活においても防災意識はかかせません。そんな防災を支えている仕事のひとつが消防設備士です。

消防設備士の資格は関連の業務に従事する場合はほぼ必須で、すべての消防設備は消防設備士でなければ扱うことができません。人の命を救う、あるいは守ることになる職業になりますので、多くの人が安心して生活できるように消防設備の工事や整備に専業的に携わりたい人はもちろん、そのほかの点検や工事に付随して消防設備の点検や工事を行う職種を目指す人にもおすすめの資格です。

本日はここまで!以上、なっちでした!

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