サステナブルって何?建設業界が今後取り組むべきSDG’s
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みなさんこんにちは!POPCONE GILSのあやです。
みなさんは最近「サステナブル」「SDG’s(エスディージーズ)」という言葉を耳にしたことはありませんか?近年進む環境破壊や気候変動を阻止するため、国連が掲げたSDG’sによる17つの目標があります。
この記事ではSDG’sとは何か、建設業界がどのようにSDG’sと向き合い取り組むべきなのかを解説していきます。

私もこの記事を書くまでSDG’sのことをきちんと知りませんでした……今回は復習も含めて、みなさんにお伝えしたいと思います!
目次
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)
SDGs(エスディージーズ)とは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。
SDG’sの内容は以下の通りです。
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等をみんなに
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- すみ続けられるまちづくりを
- つくる責任 つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさを守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
この17の目標と169のターゲット(具体目標)が構成されています。

では、建設業界が取り組める目標を具体的に見ていきましょう。
6.安全な水とトイレを世界中に
6.1『2030年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。』
SDG’s 6は「安全な水とトイレを世界中に」という目標です。これは衛生的で安心して飲める水を供給するためのさまざまな問題解決が含まれています。
まず飲料水を持ち歩くことによりペットボトルの消費量が減るため、それだけで環境保護に繋がります。
このように、無印良品では2020年の11月から給水スポットが設置されマイボトルにお水が補給できるようになりました。無印良品以外にも東京水道局が東京各所に給水スポットを設置し、ペットボトルを減らし安心して飲める水の提供に取り組んでいます。

建設業界も給水スポットの設置を積極的に行うことで、SDG’sの取り組みに大きく貢献できます。
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
7.2『2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。』
2011年3月の東日本大震災によって福島原発が爆発したことで、私たちは原発をはじめとするエネルギーのあり方について考えさせられました。
太陽光、風力、火力、石炭、パーム油、原子力、バイオマスなどの発電方法がありますが、世界各国そして日本でもより環境に優しく、持続可能な再生可能エネルギーを選択する方が年々増えてきています。
新しい建物を建てる際も、当たり前に原発を選ぶのではなく、災害が起きた際でも自力で発電できたり資源を可能な限り使い過ぎないエネルギーにしていくことが今後の私たちの課題です。
11.すみ続けられるまちづくりを、12.つくる責任つかう責任
11.3『2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。』
12.5『2030年までに、予防、削減、リサイクル、および再利用(リユース)により廃棄物の排出量を大幅に削減する。』
人口は増え続けているように感じますが、実際には日本の人口は減少しています。遺産相続で家を相続しても、核家族化により各々が家を持っているので家がどんどんあまり空き家が急増しています。
空き家が使っている土地は無駄になり、さらには老朽化した家屋は倒壊の恐れがあり、通学路や公園の近くにある場合は子供たちが危険に晒されてしまいます。このようなことを避けるためにも、建築する側にも、購入する側にも問題があり見直す必要があるのです。

中古物件や古い家でもリノベーションや耐震対策をして利用することが、今後の環境保護に繋がる。それがサステナブルです。
14.海の豊かさを守ろう、15.陸の豊かさも守ろう
14.1『2025年までに、陸上活動による海洋堆積物や富栄養化をはじめ、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に減少させる。』
15.2『2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な管理の実施を促進し、森林破壊を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で植林と森林再生を大幅に増加させる。』
陸上で資源を考えてつかうことは、海の豊かさの保護にも繋がります。
例えば森林保護のために人工林を整理したり、ビルを建てるのであればビルに木を置くなどCO2削減に取り組むことが気候変動を止めることに繋がるのです。

もしかすると小さな小さな行動かもしれません。しかし1人1人の行いや意識が未来に大きな変化をもたらすのです!
建設業界が今後取り組むべきSDG’sへの取り組み
SDG’sは最近では耳にするようになってきた言葉ですが、実際に作られたのは2015年です。この5年間で環境保護についての意識は大きく変わってきており、多くの人がアクションを起こし始めています。
「私たちは気候変動の影響を受ける最初の世代であり、気候変動を止めることができる最後の希望」とバラク・オバマ元大統領は仰っていました。ひとりひとりの意識を変えることが、より大きな問題を解決するのにつながります。建設業界でも若い方や環境に目を向けた企業が増えれば、より良い環境づくりができるのです。

1人の100歩より100人の1歩!あなたができるサステナブルなことはじめてみませんか?
以上、あやでした。次回もお楽しみに!