家の中のカビの発生条件とは?再発防止をご紹介!
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こんにちは!POPCONE GIRLSのあやです!
ちゃんと掃除をしているつもりでも「なんだか部屋がカビ臭い」「いつの間にかクローゼットの中にカビが……」なんて経験はありませんか?常に空中に漂っているカビ菌は、条件が揃うことですぐに繁殖してしまいます。季節によっては少し家のお手入れを怠っただけで家のあちこちにカビが生えてしまった、というケースも珍しくありません。
生えてしまったカビは徹底的な除去・除菌が大切です。

今回は家の中のカビの発生条件や対策についてご紹介します!
カビが発生する原因
空気中に浮遊しているカビの胞子は、家の中で付着した表面の栄養と水分を利用して成長していきます。梅雨の時期や雨の多くなる秋に多くなるイメージのあるカビですが、実は条件さえそろえば1年中発生が可能です。
家の中でカビが発生する条件を下記にまとめました。
- 5〜35度前後の温度
- 湿度80%以上
- 水や埃が溜まりやすい場所や手の届かないところなど

これらの3つの条件が揃うことで、カビの繁殖が広がります!
家の中でカビが発生しやすい場所
カビ菌は空気中のどこにでも漂っているものですが、条件が揃うことで繁殖して広がります。カビ菌が人間の目にも見える程度にまで増殖すると、いわゆる「カビが生えた」という状態になったといえます。家の中でカビの発生しやすい場所を下記にまとめました!
- トイレや浴室・キッチンなどの水回り
- クローゼットや押入れなどの収納部
- マットレスや敷布団など寝具の裏側
- タンスや食器棚・冷蔵庫などの重い家具の裏側
- 畳
これらの場所は共通して風通しが悪く、湿度が高くなりやすい場所です。

掃除が行き届きにくく、栄養源も豊富である場合が多いため、カビにとっては絶好の場所と言えますね!
カビの生えやすい時期
カビが繁殖しやすい条件にもっとも合うのは春から夏にかけてです。特に雨が多く湿度が高くなる梅雨の時期は多くの人がカビに悩まされています。しかし近年では住宅環境が良くなってきたため、冬でも室内は温かく窓に結露ができるくらいの湿度がある住宅が多いです。

現代ではほとんど1年中カビのシーズンといっても過言ではありませんね。
カビの再発防止方法
カビの繁殖を防ぐためには、先ほどご紹介したカビの繁殖条件を揃えないようにする必要があります。すべての条件を揃わないようにすることは日本の気候を考えると難しいですが、1つでも条件が揃わなければカビの繁殖を大幅に防ぐことができます。

ここからは湿度・温度・栄養分の3つについて詳しくご説明します!
湿度
カビの繁殖条件の中でもっとも簡単に対策が可能なのが「湿度」です。カビ菌は湿度が60%以下になるとほとんど活動できなくなります。一般的に人間が快適だと感じる湿度は40~60%なので、常に快適だと感じるように室内の湿度を調整することでカビ菌の繁殖も防げるということです。
湿度を下げるためにもっとも効果が高いのは窓を開けて換気することです。天気の良い日には積極的に窓を開けて、空気を通して湿気をこもらせないようにしましょう。

春の花粉が気になる方や雨の日は、除湿機やエアコンのドライ機能・換気扇を回すといった方法が湿度を下げるのに効果的です!
温度
カビ菌の多くは20~30度の気温を好み、もっとも活動が活発になるのは25度~28度です。特に気温の高くなる夏は、室温がこの範囲になりやすいので、窓を開けたり冷房を使用するなどして室温を下げるように心がけましょう。
しかし、真夏は25度以下に室温を下げることが難しい日も多いですし、無理に冷房を利かせると体調を崩す恐れもあります。室温を下げることは確かに効果的ですが、カビ菌は気温0度~50度までの範囲で基本的に活動が可能なので、室温に気を付けていてもカビが繁殖してしまうケースは多くあります。

室温に対してはそこまで過敏にならず、できる範囲で対応するようにしましょう!
栄養分
カビの一番の栄養源は人間の食料品ですが、ホコリや繊維・木材など人間が汚いと思う汚れはなんでもカビの栄養になると考えた方がいいでしょう。室内を快適で清潔な状態にするための掃除をするだけで大きなカビ対策になるということです。掃除機をかけたり、はたきでホコリを落としたりしただけではこびりついた汚れは落ちづらく、その汚れからカビが繁殖してしまうケースも多いです。

表面のホコリを除去したあとは、引っ付いている汚れを落とすための拭き掃除を定期的に行うようにしましょう!
家の中で簡単にできるカビ対策
カビ取り剤や消毒用アルコールを使用することで、カビ対策に大きく効果的です。使用する際には窓を開けて換気することを忘れずに、マスクや手袋を使用するようにしましょう。掃除機を使うときにカビを吸い込んでしまうと、カビの胞子を部屋中にまき散らしてしまいます。カビを直接掃除機で吸い取らないことはもちろん、カビが発生しやすい場所は掃除機をかける前にカビが生えていないかチェックするようにしましょう。

カビが生えてしまっているときは、カビを取り除いていから掃除機をかけるようにしましょう。
まとめ
今回は、カビの発生する原因やカビが生えるのを防ぐためのカビ対策方法をご紹介しました。カビが発生してしまうと取り除くのに手間がかかってしまうため、カビが発生しない環境をつくるように心がけていきたいですね。しかし、こまめに換気をしたり掃除をしたりしても、住環境や気候によってはどうしてもカビが生えてきてしまうという場合も多いようです。仕事や家庭の事情で忙しく、カビ対策にそんなに時間を取れない……という方もいるでしょう。
そんなときは今回ご紹介したように、ご自身で簡単にできるカビ対策やプロのハウスクリーニングの方に見てもらったりすることで、快適な住生活を送れるようにしましょう!

カビに負けないお家づくりをしていきたいですね!
以上、あやでした!次回もお楽しみに!