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「塩害」とはいったい何?自分でできる塩害対策とは!

2020.11.28

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONE GIRLSのなっちです!

海辺に建っている家をよく見ると、窓に白い粉状のものが付いていることがあります。これは海風にのって流れてきた塩です。塩は窓だけでなく屋根や外壁・外に設置している設備などにも付着しますので、サビで外観の見た目が悪くなったり建物自体の劣化を早めたりすることもあります。塩害対策をきちんとしないと、建物に長く住めなくなってしまうのです。

今回は、塩害対策塩害とは何かについてご紹介します!

塩害とはいったい何?

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塩害とは塩分が含まれる海水が蒸発して空気に乗り建物や植物に吹き付け、さまざまな被害をもたらすことを言います。ベランダ床や手すり・屋根や外壁の塗装の劣化や、アルミなどの金属部分の腐食化などが主な被害です。

海の近くに家を建てると、塩害はつきものと言われています。

 

塩害のチェック方法

自分の家が塩害の被害にあっているかどうか、自分では判別しにくいこともありますよね。自分でできる簡単な塩害チェック方法を下記にまとめました。

  • 海から5km以内に自宅がある
  • ほんのり潮の香りがする
  • 家のまわりで外壁や金属が腐食しているのを見かける
  • 潮風のあとにベランダや外壁にキラキラとした潮の結晶がついている

上記のひとつにでも当てはまる場合は、塩害対策をする必要があります!

 

主な塩害対策

塩害対策は、第一に塩害に強い建材を選ぶことが大切です。例えば屋根や外壁だと金属系の素材はサビやすいので、非金属の樹脂系窒素系のサイディングがおすすめです。金属系でもガルバリウム鋼板は、表面に亜鉛アルミといった腐食しにくい素材で加工がされているので、比較的に塩害に強いといわれています。

このほかにもいくつか塩害対策方法がありますのでご紹介します!

腐食しにくい金属を使用する

屋外にある金属類は鉄などのような錆びやすい金属ではなく、ステンレスのような腐食しにくい金属を使用するのが良いです。ステンレスは不動態皮膜(金属を腐食から守るために表面にできる膜)ができるので腐食に強いとされています。最近ではガルバリウム鋼板と呼ばれるアルミニウム・亜鉛・シリコンの合金を使用するケースもあります。

マグネシウムを追加した次世代ガルバリウム鋼板も開発されており、塩害対策の材料として採用可能となっています!

塗装する

金属と接する絶縁部に耐塩性能を持つ塗料で塗装することで、有効な塩害対策となります。利用できるのはアクリルシリコン樹脂・ポリウレタン樹脂・エポキシ樹脂などです。フッ素樹脂アクリルシリコン樹脂を使用する場合もありますが、値段は樹脂系の塗料よりも費用が高くなります。予算に合った塗料を選ぶか、耐塩を優先するかを考慮して使用するようにしましょう。

液体ガラス塗料を塗布するガラスコーティング防汚性・耐久性があり効果的です!

塩化物イオンの除去

塩化物イオンとは、潮風や海水・凍結防止剤などの表面から浸透する「外来塩化物イオン」と、鉄筋コンクリート施工時の使用材料などにより混入した「内在塩化物イオン」が存在します。これらのイオンは電気的な手法を用いることで劣化を抑制したり、除去したりすることが可能です。

腐食反応を抑えるには電気防食工法を利用します。コンクリート表面に陽極材を設置して鋼材に防食電力を供給することにより、鋼材の腐食を停止させる仕組みです。劣化因子の除去には脱塩工法を利用します。電解質溶液を含んだ仮設陽極材をコンクリート表面に設置し、仮設陽極材からコンクリート中の鋼材に向かって電流を流す方法です。

コンクリート中の塩化物イオンがコンクリート表の面側に電気泳動するため、塩化物イオンを取り除くことができます!

無機塗料でセルフクリーニング

酸化チタンのような光触媒を外壁に塗るという手段もあります。太陽光で活性化されて汚れや雑菌類を分解するという性質があり、その後は水で流せばクリーニングできることがメリットです。汚れを落とす水は雨水でも構わないため、一度塗ってしまえばしばらくは何もしなくても塩を分解洗浄してくれます。

過度の汚れには対応できないことと、費用が高額であるため使用する際は慎重に選択するようにしましょう!

こまめに掃除する

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材料でのメンテナンスが難しい場合、ついた塩をとにかく早く洗い落とすことが鉄則です。外壁だけではなく、ガラスや屋根などもしっかりと真水で洗い流しましょう。自分でガラスの洗浄を行う際は、洗浄後に水滴を残さないようにしなければいけません。水滴が残った箇所は白い跡になって残ってしまいます。水洗後は乾いたタオルや新聞紙などで乾拭きをしたり、スクレーバーで水滴を除去するなどの作業を必ず行うようにしましょう。

家を丸ごと洗浄するので、労力や時間がかかるようであれば専門の業者に洗浄を依頼するのも良いですね!

できるだけ屋外にサビの対象となるものを置かない

自転車や車などはガレージに入れておくなどして、できるだけ潮風にさらさないようにするのが鉄則です。環境的に難しい場合でも、最低限シートをかけておくなどしておくようにしましょう。

どうしても外に置かざるを得ないエアコンの室外機や換気扇は、可能であれば潮風の当たりにくい向きに配置するようにしましょう。もしくは防錆処理をしておく必要があります。換気扇の場合「除塩フィルタ」を設置するのも手段の1つです。

最近では耐塩害仕様の室外機なども販売されているため、耐塩性の設備を検討するのもオススメです!

ガラスに網戸を設置する

錆びにくいアルミ製の雨戸を付けることで、ガラスに塩が付着する被害を防げます。塩害だけでなく、防火対策としても活用できるのもポイントの1つです。

万が一火災が起きた際も、室内から火が出るのを防ぐことができます!

 

まとめ

今回ご紹介したように、塩害対策にはさまざまな方法があります。海沿いの家は塩害が避けられませんので、塩害からどのように家を守るのかを考えることが大切です。年に数回と台風や風が強かった日の後を目安にしっかりとベランダの塩を取り除くようにして塩害に負けない快適な生活を送れるようにしましょう。

「塩害がひどくて対処に困っている」「なかなか思うように掃除ができない…」という場合は、事態が深刻化する前にプロに対策を依頼することを考えみるのも良いですね。

清潔な空間で快適に過ごせるようにするには、定期的なチェックや清掃が大切ですね!

以上、なっちでした!次回もお楽しみに!

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