梅雨を乗り切る!住まい全体の湿気対策をご紹介!
Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONE GIRLSのまいです!
梅雨の時期においてフローリングの湿っぽさや窓の結露など、室内の湿気に悩まされる方は多いのではないでしょうか。放っておくと身体に影響が出てしまうこともありますので湿気対策はとても重要です。
簡単なことでも、こまめにやることで対策できる部分がたくさんあります。正しい知識を身につけて湿気を溜め込まない習慣をつくりましょう!

今回は、室内の湿気対策についてご紹介します!
目次
梅雨の湿気の原因
高温多湿の日本の夏ですが、それでも梅雨時の湿気には気が滅入ります。雨が降っているせいもありますが、どうして梅雨になるとこれほどまでに湿気が高く不快と感じるのでしょうか。
空気はそのときの温度によって、空気の中に含むことのできる水分の量が変わります。低い温度であれば含むことが可能な水分量が少なく、温度が高くなるにしたがって同じ量の空気でもたくさんの水分を含むことができるようになります。

温度が高くなる6〜7月は空気そのものに含まれる水分量が多くなるため、体感として湿度が高く感じます。
湿気が高くなるとどうなる?
梅雨で湿気が高い日が続くと、心配なのはカビです。お風呂やキッチンなどの水回りはもちろん布団や食べ物、床や壁なども結露してカビが生えてしまうこともあります。気温が高く湿度も上がる梅雨の時期は、カビにとっては絶好の繁殖条件が揃っています。

カビが生え、その胞子を吸い込むと健康に悪影響が出るほか、アレルギーの原因にもなります。
カビが生える条件
カビの繁殖には、下記の条件が必要です。
- 栄養
- 酸素
- 温度
- 湿度
- 時間
カビの多くは湿度が80%以上から生え始めます。湿度をある程度低く保つように工夫すると、カビの発生も減らすことができます。

湿度を低く保つことは、私たちの生活の快適さにも繋がりますね!
害虫も発生?
梅雨時期は害虫の発生も多くなります。一戸建ての場合はヤスデやムカデが戸外から徘徊して入ってきてしまうので、家の開口部近くに落ち葉や廃材などをそのままにしておかないことが大切です。
集合住宅などの場合は、気密性の高さから湿度があがりやすくダニ、そしてチャタテムシが発生する確率が高くなります。

ダニは湿度と温度が高くなる時期に発生しやすく、梅雨はその条件にピッタリということです。
梅雨時期の湿気対策
梅雨の湿気対策とはいったい何をしたら良いのでしょうか?

ここからは、主な対策方法についてご紹介します!
扉を解放する
湿気を防ぐには、扉を開放して換気することが大切です。例えばキッチンだと水場も火もあり、室温・湿度ともに変化が激しい場所です。なかでも湿気がこもるのはシンク下です。お湯を使ったり流したりした場合は排水パイプを通じて熱も伝わるので、カビが生える条件も揃っています。
シンク下にお米を収納している方もおられるかと思いますが、これはNGです。お米に限らずシンク下に食料品を貯蔵するのはやめるようにしましょう。

必要ないものがあれば廃棄して、あまりものを詰め込まないようにしましょう。
湿ったものをしまわない
湿気がこもりやすい最大の空間は押入れではないでしょうか?特に、毎日寝具として使っている布団をしまっている場合は、夜の間に体から出た汗、つまり水分を含んでいるということになります。これでふすまを閉めてしまっては押入の中は湿気が充満してしまいます。
ふとんは定期的に干すようにしましょう。

梅雨時期は外に干せないことも多いので布団乾燥機を活用するのもおすすめです。
衣類は一度風にさらしてから収納する
衣類は脱いですぐはあたたまっており、湿気もたまっています。一度風を通す、あるいはしばらくは室内の風通しの良いところにかけて熱と湿気を抜いてからクローゼットにしまうようにしましょう。空気中の水分が増えると衣類はそれを吸着するため、閉めきったままのクローゼットは湿気の温床になりがちです。

天気の良い日には扉を開けておく、除湿剤を入れるなどをして湿気対策は万全にしておきましょう。
空気の通り道をつくる
湿気がこもり、カビが生えるのは空気の流れが止まっていることが原因です。こまめに扉を開いても、棚板にそのまま布団をしまっていると布団と棚板の間に空気が流れ込むことはありません。押入れにものを収納する前にすのこを敷いておくと、押入の中でも空気の流れが確保できるので有効です。
ただ、押し入れのある部屋を閉め切っていてはあまり効果を期待できませんので、お部屋自体の空気の入れ替えも非常に大切です。

扇風機やサーキュレータで風の流れを作って、空気をうまく循環させてあげることも効果的です!
オススメの除湿アイテム
日用品や便利アイテムを上手に使うと、湿気対策にとても有効です!

簡単な方法が多いので、今すぐにでも活用することができます!
重曹
重曹には、湿気を吸い取る力があります。ニオイも一緒に吸ってくれるので、「脱臭・湿気取り」としてぜひ湿気対策に取り入れたいアイテムです。使い方は、空き瓶などに入れて蓋をせず、湿気が気になる場所に置くだけでOKです。

アロマオイルを垂らすと香りを楽しむこともできます。
新聞紙
紙類は湿気を吸い込む性質があります。なかでも新聞紙は表面に細かい凹凸が多く、見た目以上に表面積が広いために湿気を吸い取る力が大きいのでおすすめです。湿気が気になる場所に置いておくだけでも良いのですが、一度手でクシャクシャにしてから広げることで、さらに表面積が増えて湿気を吸い取る力が増します。

押入れの中や台所のシンク下の隙間などに入れて、時々取り換えるとよいでしょう。
炭
炭の表面には目に見えないほどの微細な穴が空いており、そのミクロ単位の穴が湿気を吸着します。リビング全体など広い部屋では難しいですが、押入の中やトイレ、クローゼットなど狭い空間で威力を発揮します。

2週間に1度ほどで煮沸して天日干しすることで何度でも効果が復活する、エコな除湿アイテムです!
除湿マット
人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれています。除湿マットをベッドパッドの下や床と布団の間に敷いておくことで、布団をサラッと快適に保ちます。薄いのにしっかり除湿してくれるので、寝るときもさらっと快適で気持ち良く眠れます。
まとめ
梅雨の湿気対策で最も簡単で効果が上がりやすいのは、やはり換気です。空気の通り道をつくり、湿気を溜め込まない空間にすることが非常に重要です。換気はお部屋全体だけでなく押入れやシンク下などもこまめに行うようにして、カビが生えるのを防ぐようにしましょう。
今回ご紹介したように、炭や新聞紙など、湿気を吸い取る効果のあるアイテムをうまく使うことも効果的です。

正しい湿気対策をして、ジメジメの梅雨を乗り越え快適に過ごしましょう!
以上、まいでした。次回もお楽しみに!