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建物は基本が大事!基礎施工士の仕事とは?

2019.7.14

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEインタビュアーのまあこです。

何事も基本が大事ですよね。建物にとってその基本となるのがで、杭がないと家に限らず建物はしっかりと建つことができません。そんな杭を扱い、地中奥深くの強い地盤をつかってしっかり建物を建てるために必要な資格があります。

今回は建物を建てる上で基礎となる杭工事に必要な基礎施工士の資格についてお話します!

基礎施工士の資格

基礎施工士とは?

基礎施工士(登録基礎ぐい工事試験)とは、基礎工事で欠かせない場所打ちコンクリート杭工事に関しての技能を認める資格で、この資格があると基礎工事の専門家として働くことができるようになります。

基礎工事は建築物を作る際にまず始めに行う工事のことです。その中でも場所打ちコンクリート杭工事は建物の耐震強度を高め、低振動、低騒音を目指すためにとても重要です。逆に杜撰な工事をしていると建物が不安定になったり、地震で壊れてしまう可能性もあります。

そのため技術の向上推進のために使用されているのがこの資格です。

基礎施工士の資格はどのような工事でも最初に欠かせない基礎工事で必要な技術ですので需要が高く、取得しておくといろいろなところで使用することが可能です。

資格の有効期間

資格の有効期限は5年です。更新講習会を受講しないと資格が失効するため、取得後5年ごとに再取得が必要になります。

なお、この試験に合格された方は主任技術者(建設業法施行規則第7条の3第1号又は第2号に掲げる者と同等以上の者)として認定されるとともに、経営事項審査の技術力評価(Z点)のうち技術職員の項目において2点として評価されることになりました。今までの資格は令和12年度(新資格発足より15年間)まで有効です。

令和元年からは新資格の更新講習を受講することになります

資格を取得するための実務経験

受験の条件となる学歴と実務経験年数は下記の通りです。

学歴 必要な実務経験
大学の指定学科を卒業 1年半以上
大学の指定学科以外を卒業 2年半以上
短大・高専の指定学科を卒業 2年半以上
短大・高専の指定学科以外を卒業 3年半以上
高校の指定学科を卒業 3年半以上
高校の指定学科以外を卒業 5年以上
中学を卒業 8年以上

 

実務経験年数とは基礎工事に関する経験のすべてをいいます。上記経験年数の計算は試験当日での年数とします。

指定学科とは下記などの理工系学科のことをいいます。

  • 土木工学(農業土木、鉱山土木、森林土木、海洋土木を含む)
  • 建築工学
  • 機械工学
  • 都市工学
  • 建設工学
  • 建設基礎工学
  • 電気工学
  • 地学
  • 地質学
  • 資源工学
  • 衛生工学
  • 交通工学
  • 安全工学
  • 環境保全工学
  • 計測工学

基礎施工士は実務経験がちゃんとあればどなたでも取得は可能なんですね!次は場所打ちコンクリート杭工事についてです!

 

場所打ちコンクリート杭工事とは

場所打ちコンクリート杭とは既製の杭とは異なり、建設・工事現場において所定の地盤の土砂や岩石を掘り取って穴を開けた後、その中に鉄筋かごを挿入し建築の基礎となる生コンクリート(固まっていないコンクリート)を枠の中に流しこむことにより造成する杭のことを指します。

一方既製杭は、あらかじめ工場製作された杭を現場で打設する工法です。 既に出来上がっている杭を打ち込むだけなので施工が簡単で、現在最も多く利用される杭です。

建築基準法では、敷地の地耐力に応じて、基礎杭、ベタ基礎、布基礎を選択するよう定められています。

 

基礎施工士の資格を取得する方法

基礎施工士の試験を受けるにはまず最初に上記に記載した実務経験が必須となります。年に一度、秋頃に日本各地にある日本基礎建設協会に申し込みをし、試験を受けます。合格発表までには2ヶ月ほど時間がかかり、合格率は20%~30%ほどのようですがちゃんと準備すれば難しい試験ではないようです!

試験内容

試験内容は四者択一式(68問)及び記述式問題(2問)です。

  • 設計
  • 地盤
  • 労働安全衛生法
  • 環境法令(騒音、振動など)
  • 主材料、施工など

四者択一式問題と、場所打ちコンクリート杭工事・既製コンクリート杭工事の経験を主とした記述式問題とでなっています。

試験にかかる費用

受験料は協会員19,000円となっていますがその時期によって異なります。合格発表後の登録申請料は6,000円です。

受験地

基礎施工士の試験は下記の場所で行われています。

  • 札幌
  • 東京
  • 名古屋
  • 大阪
  • 広島
  • 福岡

一番近い受験地をチェックしておきましょう。

 

基礎施工士の収入は?

基礎施工士の資格を取得していると建築現場、工事現場で重宝されるようです。もちろん転職や就職の時にも資格があることで有利になります。

一般的な年収は400万円から500万円と言われており、安定した収入を得ることが考えられます。現在建設業界で働いている方は取得しておくといいですね。

それほど建築現場において場所打ちコンクリート工事は大切な工事ということがわかります!

 

まとめ

地盤は地中30m奥にいくと強度が高くなり、そこまで杭を打ち込むことで建物を災害や振動から守ることができます。その大切な工事を行うための知識や技術を持っている基礎施工士の資格は、建築業界で必ず役に立ちますね!

実務経験をお持ちの方はぜひ取得されてはいかがでしょうか?

以上、まあこでした!次回をお楽しみに!

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