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高いビルの光は何?「航空障害灯」の設置基準とは

2019.5.19

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEモデルのまあこです!

夜、高いビルの上で何かが赤く光っているのを見たことはありませんか?あの光は航空障害灯といって、飛行機が衝突しないように目印として灯火しています。しかしよく見てみると、高いビルや建物の中にも灯りのあるものとないものがあることが分かります。

では、航空障害灯はどのようなものに設置されているのでしょうか?

今回は航空障害灯の設置に関する決まりなどについてご紹介します!

航空障害灯とは?

航空障害灯とはビルやタワークレーンなどが夜間に飛ぶ航空機と接触しないよう、存在感を示すために設置される灯りです。赤い光や白い光があり、光を放つことで夜でもそこに高い何かがあることが分かります。

航空障害灯が設置されるのはビルだけではなく、例えば以下のようなものがあります。

  • 高層ビル
  • 煙突
  • 鉄塔
  • 電波塔
  • 風力発電機
  • 巨大な銅像や石像

近年は超高層と言われる建物が次々に建てられており、航空機も夜の便が増えています。航空障害灯は安全を守るためにとても重要です。

あの光は安全確保のためだったということですね!

 

航空障害灯の種類と設置基準

航空障害灯は高さが60mを超えると設置義務が発生します。例えば建物の一部分だけが60mを超えている場合も設置しなくてはいけません。

航空障害灯には低光度赤色航空障害灯中光度赤色航空障害灯があり、高さによって使い分けられます。

低光度赤色航空障害灯 60m以上150m未満の建物に設置
中光度赤色航空障害灯 高さ150m以上の建物に設置
中光度白色航空障害灯 60m以上150m未満の鉄塔や煙突に設置
高光度白色航空障害灯 150m以上の鉄塔や煙突に設置

これらの航空障害灯について、詳しく見ていきましょう!

低光度航空障害灯

低光度航空障害灯は10cd、32cd、100cdなどの明るさがあって、明滅はしません。 建設用のクレーンなどにつけられていることが多いです。

中光度航空障害灯

中光度航空障害灯は低光度航空障害灯と比べると明るく、多くが1600cdで明滅します。210m以上の高さの建物には、最上部と最上部より105m 下の位置に設置します。

白色航空障害灯

煙突や電波塔、クレーンなど細くて高いものには、低・中光度航空障害灯ではなく白色航空障害灯を取り付けます。60m以上の煙突・鉄塔で昼間障害標識を設置しない場合には中光度の白色航空障害灯を、150m以上の煙突・鉄塔であれば高光度の白色航空障害灯の設置が義務付けられています。

白色航空障害灯はカメラのフラッシュのような閃光を発し、点滅ではなくフラッシュ点滅です。

光の強さや色、明滅の有無によってパイロットは建築物がどの程度の高さなのか判断できるのですね!

 

航空障害灯の設置が不要となるケース

東京タワーは白色航空障害灯が不要!なぜ?

東京タワーも本来であれば白色航空障害灯の設置が必要な高さの建築物ですが、ある条件を満たしていることで設置は不要となっています。

その条件とは、目立つようにタワー全体を赤と白の交互に塗ることです。実は東京タワーのシンボルでもある赤白交互のデザインは航空法に則った昼間障害標識で、このデザインにより白色航空障害灯の設置が不要になっています。

東京タワーの特徴的な色は航空法の昼間障害標識を意識したものだったのですね!みなさんは知っていましたか?

スカイツリーの場合は?

一方、スカイツリーのデザインは昼間障害標識の色ではないため、白色航空障害灯を設置しなければなりません。これにより現在のスカイツリーには、高光度航空障害灯が28灯設置されています。

デザインを優先するために、航空障害灯を設置するという選択をしたとも言えますね

航空障害灯が不要になるその他のケース

開発中の高層ビルでも、60mを超えた場合は航空障害灯を設置することが一般的です。しかし、建物の周りを別の高層マンションやビルによって囲まれている場合は航空障害灯の設置を免除されるケースがあります。周りにある高層ビルの航空障害灯が目印になるため、囲まれている建物は設置が免除されるようです。

 

航空障害灯を取り付けているのは誰?

航空障害灯の設置は「電気工事士」の仕事

航空障害灯を取り付けるのは、電気工事士の仕事です。電気工事士は私たちのライフラインである電気配線の工事などもおこなっており、日常生活に欠かせない存在のひとりです。

電気工事士の仕事や資格に興味がある方はぜひこちらもご覧ください!

 

 まとめ

今回紹介した航空障害灯についてまとめました!

  • 航空障害灯とは高い建物が航空機と衝突しないように目印となる光である
  • 60m以上の建物には航空障害灯を設置しなければならない
  • 煙突電波灯などは昼間障害標識に対応するか白色航空障害灯を設置しなければならない
  • 航空障害灯は電気工事士が設置する

航空障害灯の違いによって建物の高さが判別できるなど、知れば知るほど楽しいですね!次に夜景を見るときは高い建物の航空障害灯が明滅しているかなどをチェックすると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。

以上、まあこが紹介しました!次回もお楽しみに!

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