メゾネットとはいったい何?メゾネットタイプのお家の魅力を徹底解説!
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こんにちは!POPCONE GIRLSのあすかです!
分譲マンションや賃貸マンション、アパートの間取りを見ていると「メゾネットタイプ」と表記されているものがあります。メゾネットとはいったいどんな住宅なのでしょうか?その特徴や、メゾネットタイプの住宅に住む際の注意点は何なのか知らない方は多いのではないのでしょうか。

今回はメゾネットタイプの住宅の特徴や住む際に知っておきたいポイントをご紹介します!
目次
メゾネットとは?
メゾネットとは、集合住宅でありながら住宅の内部に階段があり2階以上である物件を指します。通常の集合住宅はそれぞれの住居が平面上に並んでいます。それに比べてメゾネットは、集合住宅でありながら一戸建て住宅のように利用できるため、開放感が味わえるのが特徴です。

メゾネットタイプの割合はそれほど多くないため、物件としての希少性が高いです!
メゾネットの種類
一般的にメゾネットと呼ばれるタイプの住宅は、集合住宅でありながら上下に部屋を重ねたような造りになっていることが特徴です。例えば10階建ての賃貸マンションで3階と4階が部屋の中の階段でつながっているタイプなどです。1つの物件が半分になるため、2階分が使える物件より面積はその分狭くなってしまうこともあります。一戸建て住宅を縦半分に分けて、それぞれの部屋に階段を設けているタイプもメゾネット表記されることもあります。

テラスハウスと似た住宅の形であることから定義が物件によってさまざまです!
ロフト付きマンションの違い
ロフトは居室として建築基準法で認められておらず、「小屋裏物置等」と定義されています。あくまで収納という位置づけなので、エアコンが設置ができなかったり、大きな窓がつけられなかったりなど制限があります。面積に関しても制限があり、居室部分の面積の半分未満にしなければならないという規定があります。
それに対してメゾネットは居室として認められている空間なので、エアコンや窓の造作制限はありません。部屋にしっかりした内階段があり、それを上ると別の部屋があるというイメージです。

メゾネットタイプは生活空間を分けたい方にオススメの造りといえます!
テラスハウスとの違い
テラスハウスとは、一言でいえば「現代風の長屋住宅」です。それぞれ独立した戸建てが壁を隔てて連なっている造りになっています。各住戸には専用のテラスや庭があることが多く、室内はメゾネットと同様に1階と2階に分かれています。
メリットとデメリット
メゾネットタイプの住宅にはそれぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

ここからはメゾネットのメリットとデメリットについてご紹介します!
メリット
メゾネットタイプの主なメリットを下記にまとめました。
- 耐震性・耐火性
- 防音性
- 通気性・日当たり

それぞれの観点から見たメリットをご紹介します!
耐震性・耐火性
賃貸マンションのメゾネットですと、建築工法の中でも優れた耐震性を持つ2×4工法で造られています。部屋の構造が6面一体となっているため、突然の地震にもそれぞれの面で揺れを受け止めてしっかり耐えることができます。鉄筋コンクリートを使用しているところが多いことから、木造に比べると火のまわりが遅く高温にも耐えられるというメリットもあります。

地震の多い日本では、こうした住居の構造も気にかけると良いですね!
防音性
鉄筋コンクリートを使用したマンションの場合、耐火性に優れているだけでなく木造よりも音漏れを防ぐことができます。特に子供のいる家庭では2階以上で生活すると子供の走る音がダイレクトに下の階に響くので、迷惑をかけてしまう恐れがあります。

メゾネット物件は住戸が2階建てのようになっているため、子供部屋を上階に設ければ下の階に足音が響くことがほとんどありません!
通気性・日当たり
吹き抜けのある間取りのメゾネットでは、上階から陽が入ってくるため昼間でも電気を点けることなく明るい部屋で生活できます。

2階にはバルコニーが設けてあり窓から風が部屋全体に行き渡りやすくなっているので、換気も充分可能です!
デメリット
メゾネットタイプの主なデメリットを下記にまとめました!
- バリアフリー性
- 有効面積
- 家事動線

こちらも同様にそれぞれ説明していきます!
バリアフリー性
内階段があることで生活空間が分けられるメリットがある反面、上り下りは必須となってしまいます。メゾネットタイプの物件は1階にキッチンやお風呂・トイレなどの水回りがあり、2階は居間になっているタイプが基本です。稀にトイレまたはお風呂が2階に設けてあるタイプもありますが、どちらにしてもワンフロアだけで生活するのは難しい場合が多いです。ですのでお年寄りのいるご家庭や小さいお子さんがいる家庭では不便に感じてしまうかもしれません。

家族構成や生活スタイルによっては、メゾネットタイプが合わない方もいるので注意しましょう!
有効面積
メゾネットタイプの物件はフラットタイプの賃貸と違い内階段が必須ですので、同じ面積の物件と比べるとその分部屋として使用できる有効面積が少なくなってしまいます。

階下を収納スペースとして、その分リビングを広く使うように工夫すると生活しやすくなるでしょう!
家事動線
毎日の洗濯や掃除はなるべく負担がないほうが良いですが、メゾネットタイプの物件はその分野でデメリットがあります。例えばお風呂場が1階にある場合、洗濯機も必然的に同じ場所に設置することになります。しかし物干しスペースであるバルコニーが2階にあると、重たい洗濯物を持って上がらなくてはいけません。

階段があることで、掃除をする際は掃除機を上げ下げする必要も出てきますね。
まとめ
今回ご紹介したように、メゾネットタイプの物件にはさまざまな種類と魅力的な空間があります。戸建てに住んでみたい方や、お子さんのいるご家庭ではメゾネットの物件はおすすめです。しかし、実際住んでみたら逆に生活しにくかったと感じる方もいるでしょう。きちんとメリットとデメリットを把握した上で物件を選ぶことが大切です。「家の中でオンオフを分けたい」「開放感が欲しい」という方にはぴったりの物件ですが、まずは物件に求める優先順位を確認して選ぶようにしましょう。

家族構成や自分のライフスタイルを考えた上で決めるようにすると良いですね!
以上、あすかでした!次回もお楽しみに!