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身近で起こる大災害!うちの屋根は大丈夫?

2019.7.22

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEインタビュアーのまいです!

ここ数年、毎年のように日本各地で大災害が起こっています。災害によって屋根が被害にあっている様子をTVで見たことありませんか?

屋根がはがれたり割れたりすると雨漏りにつながり、雪国では立派な造りの納屋が雪に押しつぶされてしまうこともあります。どちらも事故につながる可能性があり、雨漏りは湿気や水気によって致命的な家屋の被害を起こすことも!

さて、今回はもし災害や気候によって屋根が壊れてしまったときどうすればよいのか、またどのように注意をしなければならないのかを調べていきましょう!

日本の瓦

日本は数百年前から瓦屋根が使用されています。

日本の粘土を材料に作った焼き物の瓦のことを「日本瓦」と呼びます。日本瓦には、そのまま窯で焼く素焼き瓦と、瓦に釉薬(うわぐすり)を塗って焼いた釉薬瓦(ゆうやくがわら)の2種類があります。

日本瓦は耐久性が高く、災害で割れない限りメンテナンス不用です!

瓦屋根の優れた特徴

飛び火を防ぎ、凍害にも耐える!

瓦1枚には、約3kgもの粘土が使用されており、そこには燃える材料は一切含まれていません。建築基準法でも「不燃材料」とされ、火事の飛び火から住まいを守ることができます。また寒さに対しても強く、凍結と融解を繰り返す実験では、環境の影響をほとんど受けないことが分かています。

夏場の暑さを回避できる!

近年の日本の猛暑は辛いですよね。夏に快適に過ごせる仕様になっているのも粘土瓦の特長です。夏場の直射日光にさらされる屋根は、表面温度が70℃にも上がります。断熱が不十分だとその熱は屋根裏に伝わり、直下の部屋はエアコンが効かないほど暑くなります。

粘土瓦は土と野地板(屋根の下地材)の間に通気層を作る工法に断熱・遮熱性能があるのが強みで、7℃~8℃の温度低下になります。

瓦にはそんな性能があったんですね!地域によって瓦の加工方法は違うのでしょうか?

 

日本各地の屋根の造り

海沿いの屋根の造り

海辺はトタンだと錆びてしまうこと、強風でめくれる危険があることなどから、重い瓦が使われます。金属屋根の中では、錆びに強いガルバニウム鋼板という素材と、メトロタイルと呼ばれるものがあります。

ガルバニウム鋼板 アルミニウム、亜鉛、シリコンを使用したアルミ亜鉛合金めっき鋼板。トタンなどの金属の屋根素材より長持ちする。10年程で張り替えが必要です。
メトロタイル 鋼板の表面に天然石粒があるため、金属部分に直接塩分が付着することを防ぐ。また、雨や風によって簡単に塩分が流されるため、長持ちするとされている。

屋根をふくとは、瓦、板、茅などで屋根をおおうことを意味します。次は雪国の屋根についてです!

雪国の屋根の造り

雪国では、トタンなどの金属でふくのが一般的です。その理由は下記の通りです。

  • 瓦の重量があるため、軽いトタンより雪を頻繁に下ろす必要があること
  • 瓦の凹凸があると、雪下ろしの際に足元が不安定になること
  • スノーダンプで雪を下す場合、瓦の凹凸が引っかかること
  • 常に雪があると雨漏りしやすいこと

 

屋根の管理には注意!SOSに気づいて!

天井から雨水がぽたぽたと垂れてくるのは、雨漏りの状態です。現代の住宅においてひどい雨漏りは稀なケースですが小さな雨染みができる程度の雨漏りは意外と多く発生しています。しかしこの程度なら晴れればすぐに乾いてしまうはず!と考えるのは危険です。

雨漏りを放置するリスクは次の通りです。

陰で進行する雨漏りのトラブル

雨染みができる程度の雨漏りの場合、家や人体へのダメージは陰で進行していきます。天井に一つ雨染みを見つけた場合でも、目では確認できないところではより大きな雨漏りが進行している可能性があります。

例えば家具の裏などがじっとりと湿っていれば、それは雨漏りが原因かもしれません。そのまま放置すれば、家具は修繕不可能になってしまいます。中に収納しておいたものも、ダメになってしまいます。

天井に雨染みができるということは、天井裏がより深刻な事態になっているということです。また雨漏りは壁や窓枠から起きる可能性もあります。この場合、壁の内部で水濡れによるダメージが進行していくことになりますので、自身でチェックするのは難しいでしょう。

小さな雨染みでも、発見した段階で速やかに対応することが重要です。

人体への危険性

雨による染みは、その過程でカビが発生するケースもあります。室内でカビが繁殖すれば、人体に健康被害をもたらします。

人間が生きていく上で、全てのカビを遠ざけることは難しいものです。普段生活しているリビング空間や長い時間を過ごす寝室にカビが発生していれば、感染症アレルギーを引き起こしてしまう可能性があります。

咳や頭痛など、慢性的な症状が気になり始めたら、室内の環境によるアレルギーかシックハウス症候群を疑ってみましょう。

恐ろしい漏電の被害

雨漏りを放置すると、さらに致命的な問題を引き起こします。そのうち対処しようと後回しにしていると、家そのものを失うこともあるのです。

もっとも怖いのは、漏電による被害です。思わぬ場所から雨水が染み込んでくると、電気は怖い武器になり、普段使っている家電製品が故障することで状況によっては住む人が感電してしまうケースもあります。また漏電箇所からゴミやほこりに火が燃え移り、火災を発生させてしまうこともあります。

濡れた木材へのシロアリの発生

またシロアリ被害についても考えなければいけません。シロアリが最も好むのは適度に濡れた木材で、雨漏りをしている家の木材は、シロアリにとって大好物となります。いったん家に住み着いてしまうと、爆発的にその数を増やしていきます!

シロアリによる被害は、気付かない内に柱の内部を食べ進められ、気付いたときには家屋が傾いてしまう可能性もあります。

想像するだけでも恐ろしいトラブルですが、雨漏りを放置しなければリスクは減らせます。できるだけ早い段階で、適切な処置を行いましょう!

 

屋根が壊れたら

作業をする前に必ず身体を守る装備を準備してください!作業服のような肌がでない服装に、滑らないしっかりした靴を履いて、大怪我、事故を防ぐために2人以上で作業をしましょう!

ブルーシートなどで応急処置

用意するものは以下の通りです。

  • ブルーシート
  • 土嚢袋
  • 重し 

これらはお近くのホームセンターで簡単に手に入ります。次に手順を紹介します。

① 重し作り 土嚢袋に真砂土や砂利を入れて重しを作ります。重しは屋根に上がる前に準備しておいてください。
② シートを広げる ブルーシートを屋根の棟瓦を挟んで反対面から跨ぐようにして、封殺したい面にシートを広げます。
③ 重しを置く 2つの土嚢袋の紐を繋いでセットにし棟瓦を跨ぐように置きます。この時に、棟とブルーシートの隙間が少なるように引っ張ったり、空気を抜いたりして調整します。
④ 括る ブルーシートについているハトメ部分に土嚢の紐を通して括ります。
⑤ 設置 ブルーシートが風でめくれないように、重しを均等に設置すれば完了です。作業中はくれぐれもブルーシートを踏まないように気をつけましょう!

ここでは手順をご説明しましたが、知識がない中での屋根上作業は危険です。万が一の際は安全を第一に考えプロの業者に相談しましょう!

高所の作業は要注意

雨漏りの応急処置や、雪国で冬季に頻繁に行う屋根の雪下ろしは1つ間違えると命を落とします。

また屋根は家屋に以外に、倉庫や納屋にもあります。倉庫などは簡易的な造りになっているため、トタンなどの薄く重さに弱い素材は、人の体重に耐えられるように造られていません。命網を張っていても屋根が抜けてしまい落下したという死亡事故も発生しています。

屋根、高所での作業において大切なことがいくつかあります。

  • 安全に作業をするために、作業者同士での危機意識を高める
  • 必ず複数人で作業を行う
  • 屋根上に踏み板を張る
  • 屋根下に安全ネットを張る

複数人で行うことによって、下からも安全確認できます。雪下ろしの際には、落下してくる雪にも十分注意してください。こちらも一人で作業した際に雪と一緒に落下し、埋まって命を落とされた方もいます。無理せず必ず安全に作業を行いましょう。

 

まとめ

屋根は家を守るための大切な部分です。なにか変化を感じたら放置せずすぐに対応してください。

屋根の造りと壊れてしまった際の危険性をお伝えしましたが、読んでいただき危機意識を持って頂ければ幸いです。毎年起こる災害と同様に屋根作業でも毎年被害者は出ています。いつ自分の身に降りかかってくるかわかりません。自分だけで処理しようとせずに周りと協力して作業するか、無理せずプロに助けを求めるようにしましょう。

住んでいる家族の健康と、家という財産を守っていくためにも、修繕のプロの手を借りることが重要なポイントです。気になる点を見つけたときには、すぐにチェックしてもらいましょう。

以上まいでした!次回もお楽しみに!

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