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免震不正って何?問題は解決には向かっているの?

2018.11.6

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEモデルのまほです。

今、免震めんしんという言葉が世間を騒がせていますね。
私自身もこの問題が気になっていろいろと調べてみました。

そもそも免震とは何か

皆さまは「免震」という言葉をご存知でしたでしょうか?私は今回の問題で初めて聞きましたが、調べてみるとこのようなものであることが分かりました

免震めんしんは構造設計の概念のひとつで、建物が受ける地震の力を抑えることで建物が破壊されるのを防止することを意味します。似ている用語に制震せいしん耐震たいしんがありますが、これらとは区別されます。それぞれを簡単に説明すると下記のようになります。

免震 建物に揺れを直接伝えずに受け流す
耐震 建物が地震の揺れに耐えられるようにする
制震 建物が地震の揺れを吸収する

 

特に近年多い大型建築物などでは、免震・耐震・制震をすべてを考慮してそれぞれの技術を組み合わせることによって建物の安全性を高めています。

建物が地震の影響をなるべく受けないようにする免震は、地震から建物を守るために重要なことなんですね

 

某メーカーが起こした免震不正

10月19日、某メーカーは不適切な免振装置が使われたとされる物件名を公表しました。理由について、「日程を守るために作業を省いた、品質を重視するべきだった」とのべています。

少なくとも15年以上にわたって免震・制振装置の検査データの改ざんが行われているとみられ、全国でも987件もの建物がその対象であるそうです。この改ざんが行われた建物の3割近くがマンションで、その他にも空港や発電所、病院などの名前が上がっています。

国土交通省によると、「不適切な装置が使われた建物でも震度7程度の地震で倒壊する恐れはない」とのことですが、想定よりも揺れが大きくなる可能性はあるようです。

 

問題を起こしたのはどんな会社?

免震は非主力事業だった

今回問題を起こしたのは海外進出や東証一部上場をしている大企業です。

免震の為に作られていた、免震・制振オイルダンパー(1本130万円程度)は国内でも約40%を超えるシェアを誇っています。ですが、この免震・制振オイルダンパー事業の売上は全体売上の約3%程度しかないんだそうです。

メインの事業は自動車向けの部品であり、他にもバイクや、飛行機、電車など数多くの部品を製造しています。

非主力事業だが不正問題で経営難の可能性も

今回の問題で不正を行った建物全てに免震・制振オイルダンバー交換を進めていく方針ですが、不正問題での赤字は100億円を超える見込みとなっております。

2018年主力事業の好調でもあった企業ですが、今回の問題により会社に大きな打撃があることは避けられないでしょう。

 

今後の行われる対応は?

今取られている対応策は?

15年以上続いた不正によって積もった免震・制振ダンパーの数は1万本以上にのぼります。これら全てを交換していくと発表しましたが、交換はいつ完了するのでしょうか?

全国の装置を交換するのには約2年かかると話しており、全ての交換が終わるのは2020年9月としています。生産のスピードを本来の5倍に上げ、毎月500本製造して対応していく方針とのことです。

もし地震の被害にあった時の対応

地震がないことを祈りますが、もし地震が起きてしまった時の対応方法はこちらのブログで掲載しております。事前に知っておくこと、準備しておくことで安心できることがあります。ぜひ参考にしてみてください。

 

さいごに

特に地震大国とも言われている日本において、建物の耐震や免震はとても大切になります。

私が過去に阪神淡路大震災の被害にあったのはまだ幼いころでしたが、幼いながらも感じたその時の不安な気持ちや恐怖は今だに覚えています。地震が頻繁に起こるこの日本で、人々が安心して暮らしていくための事業で人々が不安になってしまっているのはとても残念なことだと感じています。

1日も早く問題が解決されるよう、心から願っております。

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