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アスベストのレベルの違いと対処方法について

2019.2.16

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEモデルのまあこです!

数年前に健康被害の問題が報道されたのをきっかけに、アスベストは危険な建材として一般的になりました。近年ではさまざまな場所でアスベストの撤去作業が行われていますが、撤去作業を行うには専門的な知識が必要になります。

今回はアスベストを撤去するために必要な知識と、作業方法についてご紹介します。

アスベストの種類と作業方法の違い

アスベストは2006年に使用が禁止されましたが、現在でも問題視され続けています。

2006年以前の建造物にはアスベストが多く使用されており、それを撤去するとき飛散したアスベストを吸い込むことによって身体に健康被害を及ぼす可能性があります。

アスベストは約3000種類があると言われており、そんなアスベストの適切な処理方法は大きく3つのレベルに分けられています。これはアスベストレベルと呼ばれ、レベルによって発塵量が異なるため適切な撤去作業の内容が変わってきます。

このように、アスベストの扱いに関してはとても細かく決まりが設けれられており、取り扱いには作業資格が必ず必要になります。

では、アスベストレベルによって作業内容は危険度はどう違ってくるのでしょうか?ここからはレベル別にご紹介していきます!

 

アスベストレベル1

レベル1は発塵性が非常に高く、撤去作業の中で最も危険性が高い作業です。レベル1に含まれる建材にはこのようなものがあります。

  • 石綿含有吹き付けパーライト
  • 石綿含有吹き付けパーミキュライト
  • 石綿吹き付けロックウール
  • 湿式石綿含有吹き付け材

アスベストとセメントを混ぜ合わせて作られる吹き付け材は綿のような状態で固まり、撤去する際に大量の粉末が飛散します。そのため粉末を吸い込んでしまう可能性が高くなってしまいます。

この吹き付け材は主に、学校体育館工場エレベーター立体駐車場ボイラー室などの鉄骨の柱壁や天井などで多く使われていて、吹き付けることによって耐熱性や耐火性を上げる目的で使われていました。

アスベストレベル1の除去作業方法と服装

除去作業ではアスベストが周りに飛散しないようにプラスチックシートなどで完全に囲い込むか、封じ込めた空間で作業をする必要があります。

作業場では全身を覆い露出部分がないタイベックなどの服装が義務付けられています。マスクは国の検査に合格した全面マスク、電動ファン付き呼吸用保護具を着用します。この保護具によって石綿粉じんをフィルタで除去した後、空気を電動ファンで送風されるため安全に作業を行うことができます。

レベル1はアスベスト作業の中でも最も危険性が高いため、最大限の予防が必要になります。

 

アスベストレベル2

レベル2は発塵性が高く、アスベスト含有の耐火被覆材や断熱材、保温材などの除去作業が区分されます。レベル2に分類される建材にはこのようなものがあります。

  • 煙突や屋根折板などの断熱材
  • ケイカル板2種
  • 石綿含有保温材
  • 配管エルボ部保温材

アスベストレベル2除去作業方法と服装

レベル2の撤去作業も発塵性が高いため、レベル2と同じく囲い込みや封じ込め作業が義務付けられています。除去の際には飛散を最小限に抑えるために、湿潤化作業と言ってアスベスト建材を湿らせて除去する方法があります。

服装に関してもレベル1と同様に最大限の保護具対策が必要で、電動ファン付き呼吸器や全身を覆う保護具の着用のもと作業を行います。

 

アスベストレベル3

レベル3は先ほど紹介しましたレベル1やレベル2に比べ、発塵性や飛散性が比較的低いものです。レベル3には固い建材が多く、飛散性も低くなり扱いやすくなるため、アスベスト除去の際などの法的な制限が少なくなります。

レベル3の主な建材は下記の通りです。

  • ケイカル板1種
  • スレート
  • サイディング
  • Pタイル
  • 石綿セメント板

アスベストレベル3除去作業方法と服装

レベル3は法的な制限が少なくなるため、反面マスクやレベル1、レベル2ほどの保護具は義務付けられていません。しかし健康への影響がなくなるわけではないので注意が必要です。

 

アスベスト除去作業の流れ

レベルによって作業服や作業方法が変わるようです。今回はその中でもアスベストレベル2の作業手順を見てみましょう!

事前準備 工事計画・要領書の作成
特定粉じん排出等作業届の届出
資材準備
除去作業準備 作業員休憩所の確保
1. アスベスト作業関係者以外立ち入り禁止看板表示
2. アスベスト以外の混入を防ぐため、真空掃除機で事前に清掃
3. 洗身設備の設置及び更衣場所を設置
② プラスチックシートなどを使用して、足場や使用具の養生
保護具着用(タイベック、シューズカバー、電動ファン付き呼吸用保護具など)
除去作業 ① 配管エルボのアスベスト付着部を飛散防止のため、0.15㎜以上のプラスチックシートで覆い養生
② 石綿含有保温材のない直管部を電動のこぎりなどで切断
アスベスト処理 ① 切断したエルボ部分をプラスチック袋で梱包
清掃 ① エルボ取り外し後作業エリアを真空掃除機で清掃
② 養生、保護具などをアスベスト用袋で梱包し作業終了

 

作業員の安全確保を徹底するために、手順は細かく決められています

 

アスベスト除去後の処理方法

アスベストの処理は普通の建材とは違い、特殊な処理方法が義務付けられています!

  • アスベスト
  • アスベスト保温材
  • 吹き付けアスベスト
  • 吹き付けられた建材アスベスト除去時使用した保護具
  • プラスチックシート養生
  • その他アスベストが付着している恐れのある物

など、これらはすべてアスベスト廃棄物扱いとなります。

廃棄方法はプラスチック袋で二重に梱包し、密閉したうえで廃棄業者に依頼、もしくは運搬します。その後埋め立てなどで処理されます。

 

まとめ

アスベストが現場でどのように除去作業が行われていて、アスベストのレベルによって発塵性や危険度が区分され、それによって変わる作業内容作業準備の違いをご紹介しました。しっかりと知識と技術があれば、撤去する作業員撤去工事周辺の方々健康的な被害を防ぐことができます。

まだまだ全国にアスベストが多く存在しますが、ひとつひとつ丁寧に撤去作業を行うことが大切だとわかりました。普段あまり関わることがない、と思っているかもしれませんが、意外に身近にあるかもしれませんので、注意してくださいね

今回はまあこが紹介しました!次回の記事もお楽しみに!

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