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国産材と輸入材はどう違うの?それぞれの特徴や性質を解説!

2020.9.21

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONE GIRLSのあすかです!

皆さんは、年輪が非常にくっきりと出る日本の木材は世界一キレイと言われているのはご存じでしょうか。四季がはっきりとある日本の風土では、木材にとっては過酷な環境でありだからこそ木立の良い木ができるのが国産材の特徴でもあります。木材には国産材輸入材がありますが、それぞれの特徴や性質はさまざまです。

今回は国産材輸入材の違いについて詳しくご紹介していきます!

国産材と輸入材の違い


国産材流通量が少なくなかなか思うように入手しにくいのに対し、輸入材は太くて大きいものがいくらでも採れ欲しいものを欲しいときに簡単に揃えられるという違いがあります。輸入材は育ちが良すぎるものが多く、年輪が大きいという問題があります。年輪が大きいと乾燥による変形が大きくなってしまいます。

逆に国産材では、径の大きな原木が少なく曲がりの多い木などでは寸法足らずになってしまうケースが出てくることや、建材として商品化するまでの期間にも手間をかけてやる必要があります

国産材の種類と特徴

国産材は輸入材に比べて木目がまっすぐで年輪が狭いことで知られる木材です。年輪の狭さは見た目の美しさだけでなく、変形のリスクを下げられることを意味しています。そのため家を建てたときに長持ちすることが多いのです。

また、国産材は日本の風土で育った樹木ですので建材として使用するにも最適です。建築では精油成分を多く含む木材を使うことで、シロアリダニカビなど体に悪影響をもたらすものを遠ざけてくれます。精油成分の含有率が高い木材としてはヒノキスギが広く使われており、人気の高い木材です。

ヒノキ

芳しい香りと艶やかな光沢のある木肌が特徴的で、機能面から見ると堅牢が高く割裂や反張が少ないにも関わらず加工がしやすい木材です。また、抗菌・防虫効果が高く、さまざまなアレルギーの原因になるカビやダニの繁殖を抑制する働きを持っています。さらに、不思議なことに伐採されたヒノキは200年から300年の間は強度が増し続け、その後ゆっくり伐採時点の強度に戻るという特徴があります。

スギ

厳しい環境で育つため木目が細かく、木材の色は明るく澄んだ肉色、鼻を突く清純爽快な感じをうける香りが特徴です。無垢材集成材のどちらでも使用できます。集成材は、無垢材より1.5倍の強度があり、強度と耐久性について問題はありません。大黒柱としてリビングに使う場合などは無垢材の人気があります。

カラマツ

国産カラマツは、スギやヒノキに次ぐ日本の主要林業樹種です。木目が均質で濃赤褐色で、比較的柔らかい針葉樹の中でも重硬で曲げに対しても強いという特性を持っています。梁や桁などの横架材に適しているといわれますが、樹脂成分が多く耐水性に優れているので、構造材以外にもフローリングなど内装材としても人気があります。

ヒバ

耐久性耐朽性の高い木材で、爽やかな香りに含まれるヒノキチオールなどの天然成分には、殺菌防虫効果がありシロアリ・ゴキブリを寄せ付けない他、ダニ・蚊などにも効果があるといわれています。さらに、湯船にできるほどの耐水性がありカビの発生を抑える効果も備えているので、高温多湿な日本住宅の土台に適しています。

輸入材の種類と特徴

輸入材の一番の良さは流通の多さにあります。国産材も流通が増えつつありますが、全体の7割は輸入材です。安価で手に入りやすいため欲しいときにすぐに確保できるという大きなメリットがあります。輸入材は住宅だけでなく家具や小物、紙まで多くの用途に使われています。ホワイトウッドレッドシダーなど、住宅の構造や外装材として用いられるものもあれば、ウォールナットチェリーオークなどの家具向き木材もあります。

しかし、外国の広大かつ温暖な気候ですくすくと育った輸入材は数が多いために流通量も多いのですが、国産材よりも大きく育つために年輪も大きくなります。年輪が大きいと乾燥によって変形してしまうリスクが増加します。

オウシュウトウヒ(ホワイトウッド)

日本には集成材などの建築資材として輸入され、日本のエゾマツと同様に色は白く、軽く柔らかい材質で加工しやすい木材ですが、シロアリの食害や腐りやすく使用部位に注意が必要です。

オウシュウアカマツ(レッドウッド)

オウシュウトウヒと同様にヨーロッパの代表的な木材です。色は心材が赤褐色で辺材が黄淡色、材質は日本のアカマツとほとんど同じでヤニが滲み出るなどの性質があります。形質が良く建築材料として使われています。

ラジアータマツ

梱包用材、合板、建築資材などとして日本に輸入されています。色は心材が淡褐色ないし褐色、辺材が黄白色で成長が早く年輪幅が広い樹種です。心材の保存性は地面に接触しないところでは良いといわれています。

米松(ベイマツ)

日本には古くから輸入されている木材で現在も大量に輸入されています。黄色を帯びた赤褐色のものをイエローファー、赤褐色のものをレッドファーと呼び、ヤニが滲み出てくる性質がありますが、針葉樹としては重く硬い材質を持っており梁などとして使われます。

 

国産材と輸入材どっちがいいの?

すべての輸入材が当てはまるわけではありませんが、日本の風土の中で育ったわけではない輸入材は日本の風土と合わずに腐敗しやすいものもあります。温度変化があまりなく安定した天候のエリアで栽培される輸入材は高温多湿の日本では調湿機能が追い付かず腐ってしまうことも少なくありません。

比較的安価で供給量も安定しているパイン材などは雨のかからない内装材や建具として使用する分には問題ありません。また、輸入材の中にもウエスタンレッドシダーのように耐久性の高い木材もあります。

一概に国産材だから輸入材だから良い悪いということではなく、国産材にも輸入材にも良さがあり適材適所で上手く使い分けていくことが大事です。

 

国産材の需給状況

日本は森林率がおよそ70%という世界でも有数の森林国(フィンランド、スウェーデンに次ぐ世界3位)です。しかし、日本で流通する木材の7割が輸入材となっており国内における国産材の自給率は3割程度となっています。昭和30年頃の木材自給率は90%だったものが、高度経済成長に伴う木材需給の拡大と共に昭和38年に木材輸入が自由化され、安価な輸入材が大量に流通し始めたことが自給率低下の原因に挙げられます。

また、日本の林業に携わる人の高齢化や後継者不足のため、林業の経営や維持管理が難しくなり廃業を余儀なくされるなどの理由から平成12年には18.2%にまで減少しました。林野庁が平成23年に発表したマニュフェストの中で、2025年には木材自給率50%を達成することを目標としており、現在は30%前後で推移している状況です。国の政策を筆頭に国産材の利用が推し進められ国産材の自給率は徐々にアップしてはいますが、まだまだ輸入材の需要が多いのは否めません。

国産材を利用するメリットは、地産地消によって地域経済の活性化に繋がり、輸送にかかるコストを抑制できます。無駄な輸送エネルギーを消費することがないためエコにも繋がります。また、木は育つ土地の気候風土の下で成長します。温度や湿度などの環境が木の性質に反映されるので家を建てる場所の気候条件に近い土地で育成した木が適しているのです。

 

まとめ

今回は国産材輸入材についてご紹介してきました。輸入材の一番のメリットである流通の多さ、流通が多いということは安く手に入れることができ、コスパに優れているということになります。

一方で国産材はそんな輸入材によってシェアの低下や流通の減少で国内自給率が3割程度まで低下しました。しかしながら、以前は安かった輸入材も地球環境保護のために伐採量が減ったり、競争激化で輸入材の入手自体が難しくなってきたこともあり国産材へと原料をシフトするメーカーも増えてきているようです。

国産材だから輸入材だからと考えるのではなく、それぞれの特徴を理解し適した場所に適した素材を使うことが大事ですね!

本日はここまで!以上、あすかでした!

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