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【建設業経理士】キャリアアップにおススメの資格!

2019.9.10

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEインタビュアーのとまこです!

建設業界の会計処理はほかの業界と異なっています。建設業者が健全な発展を図るうえで、適正な経理と計数を行うことは必要不可欠になります。その時に頼りになるのが建設業経理士です。建設業経理士を雇うことは企業にとってもメリットがあるため、有資格者は選考で有利になります。

今回は建設業経理士資格の概要取得するメリット難易度についてご紹介します。

建設業経理士とは

建設業経理士とは、建設業関連の会計知識と会計処理の能力をもった建設業界における会計処理のプロのことです。建設業経理独自の会計ルールを理解し、帳簿の作成や決算処理などの会計処理や書類の作成・管理などの事務処理を行います。

建設業経理士の称号は財団法人建設業振興基金が実施する「建設業経理検定」で1級か2級に合格したときに取得できます。ちなみに、3級や4級の段階では、建設業経理事務士という称号になります。

どのような会社で役に立つのか

建設業経理士の主な就職先建設会社工務店など、建設業および建設業関連の企業が主になります。個人経営から中小企業、大企業まで規模はさまざまです。建設業の企業は全国にあるため、就職先は幅広くあります。

建設業経理の仕事では、建設業独自の帳簿作成、決算処理、建設業独自の書類作成・管理などを行います。建設業というと男性的なイメージを持つ方も少なくないと思いますが、経理職なので基本オフィスワークで男女問わず活躍できます

今需要が大幅にのびている建設業界を支えるのに、建設業経理士は必要不可欠な存在として注目を集めていますね。

有資格者は選考で有利

有資格者は企業側にとってもメリットになります。たとえば公共工事の入札に参加する建設業者は、公共工事発注者の経営事項審査を受けなくてはなりません。この経営事項審査では、審査の項目に1級・2級建設業経理士の在籍数も含まれ、加点対象となっています。つまり、建設業経理士の数が多いほど受注のチャンスが広がるため有資格者は企業にとって雇うメリットが大きく、採用される可能性も高くなります。

就職や転職を考えている方にも強力な武器となること間違いなしです!

資格の有無で給与に違いはある?

建設業界の経理部門や営業部門で働く方がこの資格を持っておくとキャリアアップに有利に働くこと間違いありません。なかには取得を義務化している企業もあります。取得していれば社内での評価も上がり、資格手当や昇進昇給にも有利に働くでしょう。

 

建設業経理士試験各級の審査基準

各級の審査基準は下記のようになっています。

 1級  建設業に関わる会計学・簿記・原価計算を習得している
会社法をはじめ、企業会計に関係する法規を理解している
経営分析ができる
 2級  実践的な建設業にかかわる簿記原価計算の知識を持っている
建設業の決算の実務処理ができる
 3級  基礎的な建設業にかかわる簿記の知識を有している
簡易な実務処理ができる
 4級  初歩的な建設業にかかわる簿記の知識を有している
初歩的な実務処理ができる

受験する際はどの級からでも選べるので、上記の基準をもとに自分の知識に合わせて級を選ぶのが良いでしょう。

受験資格

受験資格等は特にないため、誰でも希望の級を受験することができます。また2級と1級は毎年9月3月(年2回)に実施されます。

1級のみ3科目の科目合格制となっており、有効期限(5年)内に3科目に合格すると「1級建設業経理士」の合格となり合格証明書が交付されます。

建設業独自の会計ルール

建設業経理では建設業独自の会計ルールに沿って会計処理を行います。たとえば、商業簿記では「売上」と呼ばれるものが、建設業経理では「完成工事高」と呼ばれるなど、用語が異なることも特徴のひとつです。

基本的な商業簿記の知識だけでなく、建設業についての専門的な知識や理解も必要となります。

 

建設業経理士試験の難易度

建設業経理士の試験の難易度はそれほど高くありません。1級、2級の試験ともに基礎的な問題が多いです。テキストを読んで例題や過去問を解いておけば、合格できる可能性が高い試験です。また、年に2回試験があるため不合格になっても再挑戦できます

また建設業経理士1級試験には科目別合格制度が採用されていますので、急いで試験を受ける必要はありません。忙しい方でも時間をかけてゆっくり試験を受けられます

合格率

建設業経理士1級は下記の3科目があります。

  • 財務諸表
  • 財務分析
  • 原価計算

各科目とも平均すると20%~30%ぐらいです。最近は難化傾向にあるため、1科目ずつ着実に勉強して合格を目指す方が増えています。

建設業経理士2級は40%前後3級は60%前後4級は80%前後になることが多いですが、3級と4級には講習と試験がセットになった「特別研修」という抜け道があり、こちらの合格率は95%前後とかなり高い数字です。

勉強時間の目安

日商簿記1級を持っている場合

個人差はありますがトータル50時間~100時間ほどで合格ラインに乗ると思います。1日4時間とすると2〜3週間です。財務諸表・原価計算については建設業固有の論点を追加で押さえるだけですので、各科目の理論は日商1級の内容が頭に入っていれば特別な対策は不要になります。

日商簿記2級を持っている場合

1科目あたり100時間ぐらいがひとつの目安になるかと思います。トータル300時間ですので、1日4時間として1〜3ヶ月です。

財務分析のJVや原価計算の意思決定など日商簿記2級の試験範囲に入っていない論点もあり、理論記述対策にも時間がかかると思いますので1科目ずつ着実に合格を目指すことをおすすめします。

1から始める場合

独学でも取得は可能ですが、1から始める方は最低5ヶ月から半年は時間をかけて取得する方が多いです。

建設業務経理士の試験は楽に合格できるわけではありませんが、誰でも挑戦できる資格です。建設業界で働きたい方はぜひ試験を受けてみましょう。

試験勉強の対策

建設業経理士2級は、“建設業”と銘を打っていますが、半分は商業簿記とほぼ変わらず、新たに勉強しないといけない建設業の固有論点(原価計算や建設業会計等)は半分以下といったところです。よって簿記2級・3級があれば、建設業特有の勘定科目に慣れておくだけで多くの問題を解くことができます。

試験自体は決まったパターンでの出題が多いことが特徴ですので、過去問や演習問題を数多くこなし、設問パターンをおさえておくことが合格へのカギとなりますね!

 

まとめ

建設業経理士の資格は、建設業界の会計に関する知識を学ぶことで取得できます。1~4級まであり、2級以上を持っている方は企業が公共工事を受注する際の審査でプラスの評価を受けます。難易度もそれほど高くないため、建設業界を目指す方におすすめの資格です!

国際的なイベントやリニア中央新幹線の開通、日本各地の老朽化した公共設備の修繕など、今後もさらに建設業界の業績は堅調に推移していくことが予想されています。そんな建設業界への就職を有利にしたい方や会計のスキルを向上させたい方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。

以上とまこがお届けしました!次回もお楽しみに!

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