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約60年の歴史ある資格!建築大工技能士について

2019.9.28

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEのまきです!

世界最古の木造建築物「法隆寺」を擁する日本は、現在もなお木造建築が盛んな国として知られています。建築大工技能士は、その木造建築の大工工事に必要な技術を認定する国家資格です。今回はそんな建築大工技能士についてご紹介していきたいと思います。

建築大工技能士の仕事

建築大工技能士とは?

木造建築を建てる上で欠かすことができない存在が、現場で働く大工さんたちです。建築大工技能士とはこのような大工さんが持つ、木造建築物の大工工事に必要な技術を認定する国家資格です。この資格を持っていれば一定以上の技術を持っていることを証明できるだけでなく、資格の取得条件になっている実務経験(最長7年以上)から、経験の長さも証明できます。

技能を示す資格でありつつ、実務経験がある一定以上あるという証明にもなります。持っておいて損はありませんね!

建築大工技能士の仕事内容は?

建築大工技能士の有資格者は、多くが建設会社や工務店に大工さんとして勤務しています。そこでさまざまな木造建築物の建築や修理に活躍します。また、従来の軸組み工法に取って代わってパネル工法と呼ばれる画一的な技法の住宅が多くなり、基本技法の建築物には仕上がりに差ができるようになったことで建築大工技能士は重宝されています。

 

建築大工技能士試験の受験資格は?

建築大工技能士の各級を受験するためには、下記の条件を満たしている必要があります。

3級 不問
2級 実務経験2年以上、または3級合格者
(学歴により実務経験が不要になる)
1級 7年以上の実務経験または2級合格後2年以上、3級合格後4年以上の実務経験
(学歴により必要な実務経験年数が異なる)

 

建築大工技能士試験の内容

建築大工技能検定は、学科試験実技試験により行われます。実技試験が学科試験のいずれか一方のみに合格した場合には、次回以降の受験の際にその合格した方の試験が免除されます。

3級建築大工技能検定

学科試験

試験科目 範囲
1.建築構造 木造建築物の種類及び特徴
木造建築物の構造及び造作
2.規矩術 規矩術の基本
さしがねの使用方法
3.施工法 木工事施工用の機械及び器工具の種類及び使用方法
水盛、やりかた及び墨出しの方法
基礎工事の施工方法
木工事の施工方法
木造建築物の養生及び補修の方法
4.材料 建築用材料の種類、規格、性質及び用途
5.製図 木造建築物の施工図の作成方法
6.安全衛生 安全衛生に関する詳細な知識

実技試験

試験科目 範囲
大工工事作業 水盛り、やりかた及び墨出し
木工事の施工

2級建築大工技能検定

学科試験

試験科目 範囲
1.建築構造 木造建築物の種類及び特徴
木造建築物の構造及び造作
木造建築物以外の建築物の種類及び特徴
構造力学の基礎理論
2.規矩術 規矩術の基本
さしがねの使用方法
隅の軒回り、四方転び及び木割り
3.施工法 木工事施工用の機械及び器工具の種類及び使用方法
木造建築工事の施工方法
仮設工事の施工方法
水盛、やりかた及び墨出しの方法
基礎工事の施工方法
木工事の施工方法
木工事の関連工事の種類及び施工方法
木造建築物の養生及び補修の方法
4.材料 建築用材料の種類、規格、性質及び用途
5.製図 木造建築物の施工図の作成方法
6.関係法規 建築基準法関係法令(木造建築物に関する部分に限る)
7.安全衛生 安全衛生に関する詳細な知識

実技試験

試験科目 範囲
大工工事作業 水盛り、やりかた及び墨出し
木工事の施工
矩計の製作

1級建築大工技能検定

学科試験

試験科目 範囲
1.建築構造 木造建築物の種類及び特徴
木造建築物の構造及び造作
木造建築物以外の建築物の種類及び特徴
構造力学の基礎理論
神社、仏閣等の特殊な木造建築物の様式及び特徴
2.規矩術 規矩術の基本
さしがねの使用方法
隅の軒回り、四方転び及び木割り
3.施工法 木工事施工用の機械及び器工具の種類及び使用方法
木造建築工事の施工方法
仮設工事の施工方法
水盛、やりかた及び墨出しの方法
基礎工事の施工方法
木工事の施工方法
木工事の関連工事の種類及び施工方法
木造建築物の養生及び補修の方法
4.材料 建築用材料の種類、規格、性質及び用途
5.製図 木造建築物の施工図の作成方法
6.関係法規 建築基準法関係法令(木造建築物に関する部分に限る)
7.安全衛生 安全衛生に関する詳細な知識

実技試験

試験科目 範囲
大工工事作業 水盛り、やりかた及び墨出し
木工事の施工
矩計の製作
積算及び見積り

 

建築大工技能士の年収と将来性

木造建築そのものの需要は、戦後になって低下しました。しかし木造住宅や寺社仏閣の数は一定程度に維持されており、技術に長けた大工の必要性は変わることはありません。

また、熟練者だけでなく、後継者不足の深刻化により、若い大工も重宝される傾向にあります。近年では更なるキャリアアップを目指し、二級建築士二級建築施工管理技士などの資格を合わせ持つ人も増えてきています。これらの知識があることは大工としても大きなアドバンテージとなりますので、できれば取っておきたい資格でもあります。

建築大工技能士の平均年収は約385万となっています。専門技術が豊富で経験年数が長いと年収1000万以上というデータも出ています。建築業は土・日休みや週休2日制の他、屋外作業が多いため天候の影響で不規則になりやすい傾向にあり、天候によって収入にも影響することがあります。

建築大工技能士の資格を取得していると信頼を得やすくなります。昇進や年収アップにも繋がる傾向にあるため、近年では資格取得者も増えています!

 

まとめ

木工の技量を証明するための資格「建築大工技能士」は技能認定が発足された当初から存在する約60年の歴史ある資格です。

言ってしまえば大工になるために必要な資格はありません。もともと経験と腕がものを言う世界ですので、自らの身体のみを武器に経験を積み信頼を得ていく道も職人の大工にとっては大切なことです。しかし、キャリアアップを目指し大手ゼネコンや管理職以上の出世も考えているなら、資格を取得することで選択肢はかなり幅広くなり、将来性も大きく広がります

自分の目標に応じてキャリアプランをしっかり作っていきましょう!

本日はここまで!以上、まきでした!

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