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二級建築士の資格に独学で合格する方法【製図編】

2019.3.3

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEのまあこです。

本日は前回に続き二級建築士の資格に独学で合格する方法【製図編】をお届けいたします。

 

製図試験とは

製図試験では一般住宅の設計をします。毎年あらかじめRC設計木造設計のどちらかのテーマが与えられていて、それに沿った条件で設計を行います。3年サイクルで、木造→木造→RCと順番に出題されています。平成28年、平成29年は木造、平成30年はRCでしたので平成31年は木造が予想されています。

木造設計の特徴

木造設計の特徴は下記のようになっています。

  • 梁や火打やと、書かないといけない線が多い
  • RCと比較して構造が複雑

こちらは難易度がやや高めです。しかしその反面、落ちてしまっても2回は木造を受験することができます

RC設計の特徴

RC設計の特徴は下記のようになっています。

  • 梁や火打がない
  • 木造と比較して、構造が単純

こちらは比較的書きやすいとされています。しかしその反面、1回落ちると翌年は木造です。また最初から勉強し直しなのでつらいところですね

木造・RCどちらが合格しやすい?

合格率的には、毎年同じで53%前後です。

試験は相対評価で、周囲の出来が悪いとその分合格点も下がります。逆によければ合格点が上がります。問題を選択ができるものでもないので、与えられた問題を愚直に練習するのが一番でしょう。

あえて言うなら、実務で取り扱っている方から勉強すると構造のイメージがしやすく、とっつきやすいと思います

製図試験の出題のされ方

問題は文章で出題されます。「●●の条件で、家を設計してください」というイメージです。文章では理解しづらいので平成29年の過去問をお見せします。

「家族のライフステージの変化に対応できる三世代住宅(木造2階建て)」という大きなテーマに対して、文章で以下のような問題が出題されます。(※サイトをリンクしておりますので大きなページで見たい方は画像をクリックしてください)

(公益財団法人 建築技術教育普及センター より引用)

何が何だかわからないように見えるかもしれませんが、実際に最初はそのとおりです。

しかし、基本的には「与えられた条件に従って組み上げるパズル」です。プランニングしたときの留意点を筆記形式で書く場所もありますが、勉強していればさほど難しくありません。

回答例

(公益財団法人 建築技術教育普及センター より引用)

例えば「3世代住宅を設計するにあたり、家の中心にリビングを設けたことで、家族団らんの場となるよう配慮した」など、小学生の作文レベルでOKです

 

製図試験の勉強は独学でも可能?

製図は資格学校に行く人も多く、費用は50万〜100万と学校によってさまざまです。人生に必要な技能ならそのくらい!と思う気持ちもある反面、その対価として見合っているのか分からないものに支払うのは、ちょっと……と悩まれる方も多いですよね。

こちらでは独学でも資格合格に近づく勉強方法についてお話したいと思います

独学で製図試験を合格するのに大切なことは「足を動かすこと」

独学で資格合格を目指すなら、最初に大切にして欲しいことは足を動かすことです。
だいたい方はの一生懸命早く図面を描けるようにと先にを動かします。しかしここに大きな落とし穴があり、自分の力だけで勉強する方は素早く間違った図面を描いていることが多いのです。

テキストにもいくつか課題が載っていますが、テキストに載っている課題の数だけでは不十分で、ここが間違っているよ」というフィードバックが圧倒的に不足してしまうのです。

  1. フィードバック
  2. パターン

製図を独学で合格に結びつけていくためには、上記の重要な情報を獲得しにいくために足を動かす必要があるのですね

製図を独学で合格するためにすべきこと

では、製図を独学で合格するためにはどのように足の動かしていけば良いのでしょうか。例をあげると下記のようなものになります。

  • 現役の建築学生……先生二級建築士の先輩資格学校に通う友人に図面を見てもらったり、パターンを教えてもらう
  • 社会人……職場の建築士資格保有者資格学校に通う人に図面を見てもらったり、パターンを教えてもらう

資格学校に通学している人からは、貴重な情報が得られます。しかし、その教材や情報を資格学校生が他の人に見せたり教えたりするのは人間関係をきちんと構築していないと難しいでしょう。

しかし、独学では最新の情報などを知ることに限界があるのも事実です。同じ夢に向かって頑張れる仲間を作りながら、正しい情報をきちんと仕入れることが重要です

もし近くにそのような人がいなかったら

  • 資格学校の図面を添削してくれるサービスを利用
  • 模擬試験を受けてみる

このような方法で少しでもフィードバックパターンを得る努力をしましょう。逆にこのような対策を取らない限り、独学での合格は難しいです。試験を受けてもお金を無駄にするだけなので、その際は資格学校に通うことも視野に入れてみましょう。

資格学校に通うからこそ得られることは大きく下記の2点です。

  • 多くの課題に触れられる
  • 添削してくれる

一から学びたい、費用面は自己投資と思える方は課題出題&添削サービスだと思って製図だけでも資格学校に通ってみるのもいいかも知れませんね

作図が早くなる方法は?

図面の正確さのポイントのが「足」だとしたら作図の速さのポイントのはあなたの「手」です

製図試験対策のテキストを読んだら模写から始めましょう作図のやり方は製図試験対策テキスト通りにやれば大丈夫です。

総合資格のテキストをネットで購入して見ましょう。日建の教える方法に比べて総合資格の作図法の方が作図が簡単に速くできます。

どのくらい練習すればいいの?

模写の作図が4時間半でできるまで何枚も書き続けてください。速く綺麗に描けるようになったら今度はエスキスから自分でやってみましょう

エスキスの進め方もテキスト通りでOKです。一枚描き終わる度になぜ遅くなったか、どうやったらもっと速く綺麗に描けるか考えて改善していきましょう。

出題範囲は、下記のようにカテゴリー分けが可能です。

  • 平面図
  • 矩計図(部分詳細図)
  • 立面図・断面図
  • 伏図
  • その他、細々とした文章

勉強する時に、まず矩計図(部分詳細図)を書くことをオススメします。矩計図が理解できることで、立面図、断面図、伏図が書けるようになるからです。

矩計伏図については最初は何を書いているのか分からないと思うかも知れませんが、テキストの言うとおりに書き上げることに集中しましょう。

立面図、断面図、平面図は、とにかく慣れが必要です。特に構造的に難しい場所は、書き方で悩んでしまわず例題と同じものを書き上げる事にポイントをおきましょう。そうすることで、基礎の部分が見えたりここは時間が短縮できるな、など自分なりの方法も身についていきます。

ちなみに、テキストが違えば書き方が変わるので注意は必要です。テキストは1冊だけに絞るようにしましょう

 

製図道具にはこだわろう

最後に、製図道具にこだわるのも大事です。お金がもったいないから買わない という考えは捨てましょう。製図道具こそが建築士の仕事の要と言っても過言ではありません。

ここに投資できたか否かで「試験時間内に図面を完成させられたどうか」が分かれることもあります。こちらでは実際にオススメのものを紹介しています。参考にしてみてください。

  • 平行定規
  • 小さめの三角スケール
  • テンプレート付き三角定規
  • 小さい三角定規
  • フローティングディスク
  • 字消し板
  • ドラフティングテープ
  • 製図用シャーペン
  • 2Bのシャーペンの芯
  • 製図用消しゴム
  • 赤青鉛筆
  • 練習用方眼用紙20枚

大事なのは最初からいい道具をつかって練習することだと思います。「今は買わなくていいや」「限界を感じたら買おう」と先延ばしにして作図の練習をしても、それは「悪い道具を使った作図の練習」にしかなりません。

もしいい道具を本番で使う可能性が考えられるのなら、今のうちから「いい道具を使った作図の練習」を積み重ねて、作図の動作や思考を洗練させていきましょう。

 

まとめ

最後に、二級建築士の製図試験合格に向けて、やるべきことをにまとめるとこんな風になります

  •  最初は足を動かす(図面を見てもらう協力者を探す)
  • 正しい情報を身につけた上で手を動かす(素早く図面を描く)
  • いい製図道具を買う

二級建築士の勉強を独学で行うのは相当な努力が必要ではありますが、正しい情報をもとにきちんとした計画を立てることで、やるべきことが明確になってくるかと思います。この記事を読んでくれた方が、二級建築士になれることを願ってます!

二級建築士の資格については以上です。次回の更新もお楽しみに!

まあこでした。

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