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建物を造る建築士ってどんな仕事なの?【建設業に役立つ資格】

2019.2.18

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEのとまこです。

本日は建築士のお仕事と資格の種類についてご紹介します。

建築士のお仕事とは?

建築士とは、建造物の設計や工事の管理などを行うお仕事です。 建築士には木造建築士、二級建築士、一級建築士の三種類があります。木造建築士 二級建築士一級建築士の資格の順に取り扱う建造物の大きさや規模が大きくなります。

建築士が取り扱う建造物は下記のように多岐にわたります。

  • 高層ビルマンション
  • 学校
  • ショッピングモール
  • 病院などの施設
  • 個人事務所や一軒家

生活している中で目にし利用する建物すべてに、建築士が携わっています。建築士が設計した正しい設計図がないと、建物は建てることができません。

建築士の仕事は大きく2つに分けられる

① 設計

建築基準法という建築のために定められた日本の法律を守りながら、安全性や機能性を考え、建築物の設計を行います。設計を図面に起こしたものを設計図と呼びますが、この設計図をじっくり見直しておかしな所や悪い所がないかをチェックし、悪い所があれば修正していくことを重ねなければ、安全性の高い建造物は建てられません。建造物の基盤かつ地盤であり、非常に大切な工程です。

またこの設計図がなければ、この後に行われる工事管理業務においても悪い影響がでる可能性があります。安全かつ安心できる建造物を建てるためには、建築士の設計した設計図が必需品であると言えます

② 工事監理

建築士が設計した設計図を元に、実際に建造物が建てられていく工程を工事監理と呼びます。工事管理において、実際に設計図通りに工事が進んでいるかを監修する作業も建築士の重要な役割です。

この工事監理業務では、建築基準法により工事監理者を選ばなければならないと決められています。

通常は設計士が工事管理者となります。工事が正確に進んでいるかを監督していき、工事完了検査の報告書に工事管理の状況を記載するまでを行います

建築士の資格は3種類ある

先述したように建築士の資格には、一級建築士、二級建築士、木造建築士、の3種類があり、木造建築士→二級建築士→一級建築士の順で扱える建物の範囲が広がっていきます。

木造建築士は、木造の建物の設計・工事管理をすることができます。 一級建築士と二級建築士は、それ以外の鉄骨、鉄筋コンクリート、木造などでできたあらゆる建造物を設計・工事管理することが可能です。

またそれぞれ、資格試験を受けるための受験資格に違いがあり、合格率も変わってきます

資格 受験資格 合格率
木造建築士 実務経験のみ 35.5%
二級建築士 実務経験のみ 25.4%
一級建築士 二級建築士の資格を取得
実務経験
12.0%

 

木造建築士と二級建築士実務経験のみでも試験に臨めますが、一級建築士になるには二級建築士の資格を取得した上で、実務経験を積む必要があります

試験の合格率もは、木造建築士35.5%二級建築士25.4%一級建築士12.0%と上位になるほど難易度も上がっていきます。

 

一級建築士と二級建築士の違いとは?

二級建築士

二級建築士は、以下の設計をすることが可能です。

鉄筋コンクリート造
鉄骨造
石造
延べ面積が30立方メートル~1000立方メートル
その他 高さが13mもしくは軒の高さが9mを越えない建物

資格試験の受験資格の違いは、二級建築士の場合だと、建築学科などで学んでいなくても実務経験が7年以上あれば資格を受けることができます。また、指定科目を修めていれば実務経験がなくても資格を受けることができます

一級建築士

一級建築士は、以下の建造物の設計が認められています。

学校
病院
劇場
公会堂
集会場
百貨店
延べ面積が500平方メートル以上
鉄筋コンクリート
鉄骨造
石造
無筋コンクリート造
コンクリートブロック造
レン瓦造
延べ面積が300立方メートル、高さが13mもしくは軒の高さが9m以上
木造 高さが13mもしくは軒の高さが9m以上
その他 延べ面積が1,000平方メートルを越え、階数が2階以上

 

資格試験の受験資格においては決まりがあります。二級建築士または建築設備士として4年以上の実務経験を積んだ人か、もしくは建築に関する履修科目を修めており、かつ実務経験を積んでいる人でないと資格を受けることはできません。

二級建築士は高さの制限から家屋など小規模な建物しか設計ができませんが、一級建築士になると体育館や病院、百貨店やドームなどの大規模な建物など、設計できる建造物の幅が広がります

 

二級建築士と一級建築士、どちらを目指したらよい?

二級建築士と一級建築士、違いはわかったけれど一体どちらの資格を取得すればいいかわからないと悩んだ時、まずはご自身が将来行いたい仕事のイメージを持ってください。仕事内容だけでなく、自分の求める働き方までイメージできると、どちらの資格があればその仕事ができるのかが見えてくるはずです。

それぞれにはどんな仕事が向いているのか、実際に見ていきましょう!

二級建築士を目指す人は

二級建築士は戸建て住宅の設計ができる資格です。そのため住宅専門に設計される人の中には、一級建築士を取得せず二級建築士のみという方もいますので、将来、住宅専門で設計したいのなら二級建築士の資格で十分に活躍することが可能でしょう。また住宅設計は、お客さんひとりひとりと密に接します。大規模な建築物の設計ではお客様が不特定多数のため、個人の利用者をイメージしながら設計するわけにはいきません。

将来、お客さんの顔を思い浮かべ設計をしたい、細かい部分まで密に接していきたいという方は二級建築士に向いています

一級建築士を目指す人は

一級建築士に大規模な設計、国家的プロジェクト、国際的な建築家になりたいという方が目指すと良い資格です。例えば、有名建築家の安藤忠雄氏のように、最終的に海外を飛び回りながら仕事をしたい、と考えるなら一級建築士の取得は必要不可欠です。

また、建築の一般企業は、住宅よりも商業施設や公共施設の設計を行っています。これらは一級建築士でないと設計ができません。

今はこだわりがないけれど、将来的に住宅の設計から大規模な建築物に関わりたいとなった場合でも一級建築士の資格があれば行えるので、取得ができるのであれば取っておくことに越したことはないでしょう

 

まとめ

建築士は難関の国家資格です。特に一級建築士は、実務経験が必要のため社会人になってからの勉強が必要不可欠です。しかし、一度資格を取得すれば建築物の設計というモノづくりのチャンスと大きなやりがいが待っています。

建築物は他の物と違って、一度建てると長い間その場所に残り、人々の思い出の一部分になっていきます。自分が設計した建築物が環境、空間、思い出を創る。こんな壮大な物づくりに携われる仕事はとてもやりがいに感じるでしょう。

建築士のお仕事に興味があり、資格取得を検討されているかたはぜひチャレンジしてみてください

POPCONEでは引き続き資格情報や企業インタビューなど建築にまつわる情報を届けて参ります。チェックしてくださいね!

以上、とまこでした。

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