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青色申告と白色申告の違いって?控除内容や手続きの違いをご紹介【確定申告】

2018.11.30

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEとまこです。

今年もあと1ヶ月ほどとなりました。一人親方さんや建設業者さんはもちろん、個人で事業を行っている方は『確定申告の時期が来たな』と思い始めているのではないでしょうか?そんな確定申告ですが、実は申告書の種類によって受けられるメリットなどが違ってきます。

本日はそんな確定申告について、申告書の種類メリット・デメリットなどを調べてみました。

確定申告とは

確定申告と聞けば、なんだかややこしいというイメージを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも実際に確定申告とはどういった内容なのかと聞かれると、説明するのはなかなか難しいですよね。

確定申告とは、簡単にいうと年間の収入や経費などを集計して所得税を計算した確定申告書を税務署に提出することをいいます。なので、個人で事業を行なっている方においては毎年3月15日までに必ず確定申告をしなければなりません。

1年間の所得が一定額に達しなかったなど一部の例外はありますが、それ以外の事業者にとって確定申告は義務です。確定申告は収入と必要経費、その他各種控除を加えた上で最終的な事業所得と課税範囲を確定するためのものです。

つまりこの申告を基準に国に納める税金が確定・発生することになるので、確定申告は国民の義務となっています。確定申告は期限内に必ず行うようにしましょう。

確定申告には「青色申告」と「白色申告」の2種類があることをご存知でしょうか。実はこの2種類の違いを知っているかによって納税金額が大きく変わる可能性もあります!ここからはこの2種類の違いについてご紹介します。

 

青色申告について

青色申告とは?

青色申告とは、不動産所得・事業所得・山林所得を有する事業者が毎日の取引を帳簿へ記録し、その結果を確定申告書に記載して申告する制度のことです。

一般的に複式簿記(1つの取引でお金の入出金と、その原因の2つを記録するもの)により帳簿を記録するため、その分手間がかかってしまいます。しかし、代わりに事業の儲けから最大65万円を無条件で差し引けるなど、税金が安くなる制度が用意されています。

なお、事前に税務署へ申請書を提出し承認を受ける必要があります。

白色申告に比較して節税効果の高い申告制度です!

青色申告のメリットは控除が多いこと

メリット1:65万円の特別控除、10万円控除

青色申告の大きなメリットとして、最大65万円の特別控除が受けられることが挙げられます。これは、青色申告を選んだだけで10万円、青色申告を選んで貸借対照表を作成すれば65万円を無条件に利益からマイナスできるということで、最大のメリットとも言えます。

メリット2:赤字を年間繰り越すことが可能

次に大きなメリットは、今年の赤字を来年以降に繰り越せることでしょう。1年ごとに税金を計算すると、多額の利益が出た年と赤字の年が交互であった場合、利益の出た年に多くの税金を支払うことになります。

青色申告で3年間赤字を繰り越せると、1年目に100万円の赤字、2年目に100万円の赤字、3年目に200万円の黒字の場合、3年目の事業所得ゼロとすることができるのです。

メリット3:家族への給与を全額必要経費にできる

青色申告では生計が同じ家族にも給料を払えます。例えば青色申告の場合、生計が同じ家族に労働の対価として払ったお金(給料)を経費にすることができるのです。

白色申告では、収入から専従者給与として差し引けるのは配偶者86万円、その他の親族は50万円と定額です。これに対して、青色申告では妥当性のある金額であれば上限設定は設けられていません。

ただし無条件ではありませんので、青色申告の控除を受ける場合にはその年の3月15日までに税務署へ「青色事業専従者給与に関する届出書」の提出が必要なので注意が必要です。

メリット4:自宅をオフィスにすると、家賃や電気代の一部も経費に

自宅をオフィスにした場合、家賃や電気代、水道代といった光熱費の扱いは、青色申告と白色申告で違ってきます。白色申告の場合は、家の中で使用する物の主な部分が業務への使用でなければ経費として認められないのに対して、青色申告では業務に必要なことが明らかであれば認められます。

青色申告は手続きが複雑

青色申告で65万円の特別控除を受けるためには、複式簿記で帳簿をつける必要があります。青色申告を選択した方は帳簿をつけたり、領収書などの証拠書類をきちんと保管しなければなりません。

さらに複式簿記の記載だけで無く、貸借対照表を申告書に添付するなどの条件を満たさなければならないなど、やや面倒なことがあります。

今は会計ソフトに取引記録をつけていくだけで、そういった細かい数字は自動で生成されるなどもできるようになっています。自分に合うものを探して使うのもいいでしょう。

 

白色申告について

白色申告とは?

白色申告とは、青色申告の申請書を提出していない事業者が行う確定申告制度です。青色申告よりも比較的簡単なものになります。

2014年(平成26年)分からは、すべての白色申告者に帳簿への記帳帳簿等の保存(期間5~7年)が義務づけられたため、帳簿の作成だけならば青色申告とそれほど手間は変わりません。

白色申告のメリットは手続きが簡単なこと

メリット1:事前申請の必要が無く、手続きがシンプル

青色申告するには、定められた期限内に税務署へ申請書を提出しておく必要がありますが、白色申告は事前申請をする必要がありません。何も申請をしなければ、自動的に白色申告の扱いになります。

メリット2:複式簿記をつけなくて良い

現在では白色申告にも帳簿づけの義務がありますが、青色申告ほど厳格な帳簿づけをする必要がありません。シンプルで簡単な点が白色申告の最大のメリットだといえます。

白色申告では控除を受けられない

白色申告では、特別控除を受けることができないことが大きなデメリットです。青色申告には10万円と65万円の控除がありますが、白色申告には特典となる税額の控除がありません。

また、白色申告では青色申告のように、赤字を3年間繰越すことはできません。赤字の年度が続いて黒字に転換できたときや、赤字と黒字を繰り返しているときなどには、青色申告よりも税負担が重くなってしまうので要注意。

 

まとめ

上記の通り、個人で開業する際に青色申告を選択することで、白色申告に比べて数万円~数十万円の節税効果が期待されます。提出が必要な書類の数や提出期限の面で負担は増えますが、控除が受けられるメリットは大きいので、まだ白色の方は一度検討してみるのも良いと思います。

しかしながら、全ての人が青色申告の方がいいという訳でもありません。月に1回か週に1回程度しか経費支払や売上がない場合や、売上金額がそれほど大きい額ではないのなら、白色申告の方がよいこともあります。

また、育児や介護で忙しい方などは帳簿づけが精神的に負担になることも考えられますので、控除と手間のバランスは自分のワークスタイルを見て考えてみてください。

自分はどちらを選択するのか?をしっかり考えて申請を行うようにしましょう。

次は実際に確定申告の方法についてご説明したいと思います!

 

では、本日はここまで。とまこでした。

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