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世界中を繋ぐ深海8000mの最先端ネットワーク!海底ケーブルの世界!

2019.12.19

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEのまあこです!

今や私たちの生活に欠かせない存在となっているインターネット。いつでもどこにいてもすぐに情報を得られる便利なツールです。海外で起きたニュースやスポーツなどの生放送が見られたり、外国に電話したりメールのやりとりだってできます。でも、海を越え遠く離れた外国とどうやって繋がっているんでしょうか?実は、その答えは「海底」にあったんです!

世界中の海底にはりめぐらされた最先端ネットワークについてご紹介します!

海底ケーブルとは?

国際間の通信と言えば、衛星を使った通信を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?しかし、2015年の時点では国際通信のほぼ99%を海底ケーブルが担っているんです。海底ケーブルはその名の通り世界中の海底にはりめぐらされたケーブルで、海の向こうの国々と日々膨大な量の情報をやりとりすることができます。

衛星通信と何が違うの?

通信衛星は、通信を目的に打ち上げられた人工衛星です。私たちが日頃からよく目にする外国からのテレビ中継は通信衛星を使った衛星中継だと思っている人がほとんどだと思います。

たしかに少し前までは衛星中継がほとんどでしたが、光ファイバが使われるようになってからは海外との通信のほとんどは海底ケーブルでやりとりされるようになりました。衛星に比べて伝搬時間が短く大容量の信号を扱うことができ地上のトランスポンダ(無線中継機)の置き換えで伝送容量を変更できるという拡張性の高さから海底ケーブルへの移行が進んだと言われています。

また、海底ケーブルと通信衛星はそれぞれに特長が異なるため、補完的に利用されています。

衛星通信より、だんぜん速い

海底ケーブルの場合、日本とアメリカの距離はおよそ9000kmですが、通信衛星は地上から3万6000kmの上空にあり2つの場所を結ぶ距離は7万2000kmになります。2つの場所を結ぶ距離は海底ケーブルのほうがずっと短く、雨や風の影響を受けにくいので衛星中継よりも情報を速く送ることが出来ます。

通信速度の他にもうひとつ海底ケーブルのすごい点があります。それはやりとりできる情報量です!最新の海底ケーブルでは、1秒間でDVD2100枚分以上の情報を送ることができ、これは通信衛星の1000倍以上だそうです!

どうやって海底に敷設するの?

海の底は陸と同じで、山や谷があり平らではありません。まずは海底の様子を細かく調査して、どういう道筋でケーブルを敷くか地図を作るところから始めます。敷設するルートを決めたら必要なケーブルの長さやスケジュールを割り出していきます。

海底ケーブルを敷くときは、ケーブルを敷設船に乗せ約7ノット(時速13km程度)で船を進めながら海底に沈めていきますが、このときケーブルを海中でたるませておくと自重で切れる可能性があるため、ケーブルは海底面にきっちり沿わせるように敷きます。これは日本海溝のように深さが数千mもあるところでも同じです。海底に沈めたら約1500mの深さまでは無人の埋設ロボットで地中1m程度までケーブルを埋め込んで固定します。

地震や津波の観測にも役立っている

意外と知られていないのが、海底ケーブルは通信以外に地震や津波の観測にも使われています。地震や津波を観測できる機械を海底の地震の巣窟の上に置き、その場所の近くで地震がおきるとその揺れを感知し観測データが陸地に届けられます。データは光の速さで送られ、地震の揺れや津波より先に届けることができるため事前に警報を出すことが出来ます。

 

海底ケーブルの意外な敵はサメだった

過酷な環境にある海底ケーブルですが、陸地では建設作業員がブルドーザーなどでケーブルを切断してしまう事故が起きています。海中でも最深部ではおよそ1トン近い水圧がケーブルにかかったり、浅いところでは船のいかりや網に引っかかったり、サメに噛みつかれたりと海底ケーブルを取り巻く環境は非常に厳しいものです。中でも大西洋に敷いているケーブルは1年に50回もサメにかじられ、その度に修理をすることになったそうです。

ケーブルが放つ磁力がサメを招き寄せて魚と錯覚させたのではないかと推察されていますが、はっきりしたことはわかっていません。

現在はサメ対策として、サメの歯にも耐える保護材でケーブルを覆っているそうです!

 

世界最初の海底ケーブル

世界最初の海底ケーブルは、1851年にイギリスとフランスを繋ぐ英仏海峡に敷設されました。この当時の海底ケーブルは通信ではなくモールス信号などの電信用でしたが、初めて海を越えての通信が可能となった画期的なことでした。この成功によって海底ケーブルはブームとなり、英国からアイルランド、ベルギー、オランダへのルート、そして地中海、黒海など1855年の時点で25本の海底ケーブルが敷かれました。

1858年に大西洋横断電信ケーブルが通った際、英ヴィクトリア女王から米ブキャナン大統領に送られた祝電はたった98ワードでしたが、送るのに16時間以上もかかったそうです!

 

まとめ

海底ケーブルの敷設が始まってからおよそ170年、今では世界中があたりまえのように繋がれる時代になりました。最初のケーブルはモールス信号などの電信用に使われる程度でしたが、やがて電話にも使われるようになり、光ファイバの誕生で伝搬速度が向上し大容量のデータを扱えるようになりました。海外旅行や語学留学、企業の海外進出など昨今は海外とのやり取りが頻繁に行われています。

そして、海底ケーブルによって世界は海の底でどんどん結びついていっています。そんな私たちの生活を支える海底ケーブルの役目はこれからの社会でますます重要になってくるでしょう。

本日はここまで!以上、まあこでした!

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