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現代に蘇る「囲炉裏」のある暮らし!

2020.4.30

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONE GIRLSのなっちです!

囲炉裏は昔から日本の民家では暖房灯り調理を兼ね備えた象徴的存在でした。住宅の近代化とともに姿を消しつつあった囲炉裏ですが、最近ではその風情に惹かれて新築やリフォームを機に取り入れたいという人が増えてきています。

今回はそんな囲炉裏について、メリットデメリット現代住宅に取り入れる方法などご紹介していきます!

囲炉裏とは?

囲炉裏とは伝統的な日本家屋などで、室内の床面を四角く切って設けられた炉のことを言います。正方形あるいは長方形に床面を掘り下げ、灰を入れた中で炭や薪を燃やして使用します。暖炉炊事が主な目的ですが、家族が集まりコミュニケーションの場所として古くから機能していました。

また、薪を燃やして発生する煙に含まれるタールが室内の梁や茅葺屋根、藁屋根の建材に付着することで防虫性防水性を高めるといわれています。

囲炉裏のある家のメリット

メリットには以下のようなものがあります!

  • 暖房
  • 調理
  • 照明
  • 乾燥(衣服など)
  • 火種
  • コミュニケーションの場

囲炉裏は暖房機能を持つと同時に調理照明家の耐久性を向上させるという仕事も担っていました。囲炉裏の周りに串刺しにした魚を置いて焼き魚にしたり、天井から吊るした棒の先に鍋を引っ掛ければお湯を沸かしたり、鍋料理も可能です。また電気のない当時、火は貴重な灯りでした。

そして意外なのは家の耐久性の向上という役割です。木造の家が主流だった日本では囲炉裏から出る暖かい空気が木材中の含水率を下げ、腐食しづらい家にもなりました。

防虫効果も期待されていたそうです。

囲炉裏のある家のデメリット

デメリットには以下のようなものがあります!

  • 家の構造に囲炉裏が合わないことが多い
  • 一酸化炭素中毒になる恐れがある
  • 炭の調達が必要
  • 煙が部屋に充満し、すすが出やすい
  • 部屋全体を暖めにくい

燃料の違い

囲炉裏の燃料には木炭の2種類があります。

火の揺らぎが楽しめる薪は安価なので生活のために使う家族用の囲炉裏に使用されていました。現代の住宅に設置する場合はヤニやすすが室内についてしまいますので囲炉裏の真上に排気ダクトを設けるか、すすがついてもよい囲炉裏部屋を別途つくるのも一案です。木炭は高価なものだったため主に客人用に使われていたそうです。

また、木炭は煙が出ないので匂いを衣服に付けないという意味でも客人用に向いていたのでしょう。現在は薪よりも木炭のほうが主流になっています。木炭は薪よりも火持ちがよく少量でも火力を保てるので小さな炉でも使うことができます。木炭を燃料とする囲炉裏では鉄瓶や茶釜でお湯を沸かすといった茶の湯のような使い方が定番です。

こうした利用の場合は囲炉裏のために排気ダクトなどの換気設備を設置する必要はありません。しかし、ときどき窓を開けて換気する必要はあります!

囲炉裏の楽しみ方と注意点

囲炉裏の炭火でいろいろな食材を焼いてみたいと思われる方もいるかもしれません。焼く物によりますが炭火に脂がかかるとかなりがでます。適した道具を揃え炭から距離を置いたところで串焼き料理にするなど炭に食材の脂がかからないように工夫すると窓を開けたり換気扇だけで煙対策ができます。スルメやお餅、野菜など脂分の落ちない食材を網に乗せて焼く場合も窓を開けるだけで換気設備は不要です。

 

気密性のある現代住宅では注意が必要

気密性・断熱性を求める現代の住宅において囲炉裏を設置するには注意すべき点があります!

注意する点としては排煙・換気対策です。何かを燃やすということは酸素が必要であり一酸化炭素中毒に留意しなければなりません。囲炉裏は薪ストーブのように煙突が無い分、燃焼に伴う一酸化炭素は家の中に充満してしまいます。古来の日本家屋では隙間風も珍しいことではありませんでしたが、現代の高気密住宅では換気の工夫をしなければなりません。

また、家の中で火を使うわけですから煙の対策も必要ですし、すすも出やすいです。排煙のために安易に窓を開けて風を家の中に入れてしまうと灰が家の中に飛び散ってしまう恐れもあるので排煙・換気のための換気設備は通常より少し気を使う必要があります。

その点さえ注意できれば囲炉裏は非常に機能的で風情ある家の大切なワンポイントとなってくれのではないでしょうか!

 

現代住宅にも合う囲炉裏のさまざまなスタイル

現在ではライフスタイルや好み、目的に合うさまざまなタイプの囲炉裏があります。和風建築に合う一般的な床に埋め込むタイプの囲炉裏も框やフタなど内装に合わせた材料を使用したり塗装することで現代住宅にも合います。他にも掘りごたつタイプの囲炉裏や囲炉裏框の周囲に木の板を張って囲炉裏の座をつくるタイプのもの、珍しいものでは足先から暖まることができる腰掛けタイプの囲炉裏があります。

 

まとめ

住宅の近代化や電気・ガスが普及したことでほとんど見かけなくなった囲炉裏ですが、近年ではその風情に惹かれて住宅に取り入れたいという人や飲食業界でも需要が高まってきています。遠赤外線効果で食材が美味しくなったり、寒い冬はみんなで火を囲んで談笑したり、電気を使わない自然な暖かさを求めるスローライフ志向の方には囲炉裏は憧れの的となっています。

時代の流れと共に生活スタイルは変わっていき新しいものが生まれるのは当然のことですが、調理や暖房、団らんの場として古くから日本の暮らしの中心にあった囲炉裏のような素晴らしい日本の文化は今後も大切にしていきたいですよね!

本日はここまで!以上、なっちでした!

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