produced by ACE

インテリアを設計するために特化した国家資格、インテリア設計士

2019.10.4

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEのなっちです!

皆さんはインテリア設計士という職業をご存じでしょうか?インテリア設計と聞くと家具の設計をイメージするかもしれませんが、実は家具だけを扱うわけではありません。

今回はそんなインテリア設計士という職業の魅力や仕事内容資格取得方法についてご紹介します!

インテリア設計士の仕事

インテリア設計士とは?

インテリア設計士には、配置する家具や照明器具やカーテンといった小物の他に、建物の設備や下地などの設計に関することを扱えるという特徴があります。

建物の躯体などのハードな部分をスケルトンと呼ぶのに対し、残りの設備や下地仕上げ、造作物、家具などインフィルと呼びます。インテリア設計士はこのインフィルに関わる幅広い仕事を行うことのできる国家資格です。

インテリアコーディネーターやインテリアプランナーとの違い

インテリアコーディネーターは、空間に対して適切な家具やカーテン、照明などを組み合わせて調和するよう「選ぶ」ことが主な仕事です。設計やデザインはせず既製のものを使用したり、求めるものを設計士やデザイナーに依頼したりすることもあります。また、コーディネーターはインテリア商品の販売や流通を促すコンサルティングを重視していることもあるため、ビジネスの側面が強いともいえるでしょう。

一方、インテリア設計士企画やデザイン・設計などデザインに関する面での仕事がメインで、流通の前段階まで関わります。コーディネーターと最も大きく異なる点は製図を担当できることで、コーディネーターと比較するとより建築的な作業が多いといえます。また、インテリアプランナー企画から設計、現場の監督管理まで一貫して携わる職業です。

自分が設計したものが実際に形になり、多くの利用者が快適に空間を利用できるまでの過程を実感できることは、インテリア設計士が持つ魅力のひとつですね!

インテリア設計士の仕事

インテリアと一口に言っても家具ひとつだけのことではなく、室内空間全体を指してインテリアとして扱う傾向があります。そのことからインテリア設計士は家具を含め室内全体の設計を行います

また、設計だけでなく企画やデザイン施工に関する幅広い知識と技術も求められます。仕事の範囲は新築からリノベーション、また場所も住宅に限らず商業施設公共交通機関など多岐に渡ります。

 

インテリア設計士になるには?

インテリア設計士の資格には2級1級があり、インテリアの設計に関わる高度な知識と技術が求められる資格になります。インテリア設計士の各級を受験するためには、下記の条件を満たしている必要があります。

2級インテリア設計士

  • この種の大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専門・各種学校、専門教育を卒業または終了した者、および在学中の者
  • 一級建築士(※1※2)、二級建築士(※1)、木造建築士(※1)、インテリアプランナー(※1※2)、インテリアコーディネーター(※2)、商業施設士(※1)の資格がある者
  • 上記に該当しない者で、試験が行われる年の4月1日現在20歳に達している者
  • 2級インテリア設計士資格検定試験お実技または学科試験に、過去3年以内に合格している者(不合格科目のみ受験)

1級インテリア設計士

  • この種の大学を卒業後、1年以上の実務経験がある者
  • この種の短期大学、高等専門学校を卒業後、2年以上の実務経験がある者
  • 高等学校を卒業し、2年以上の専門教育を終了後、2年以上の実務経験がある者
  • この種の高等学校を卒業後、3年以上の実務経験がある者
  • 2級インテリア設計士資格取得後、2年以上の実務経験がある者
  • 一級建築士(※1)、二級建築士、木造建築士、あるいはインテリアプランナー(※2)の資格がある者
  • インテリアコーディネーターの資格取得後、1年以上の実務経験がある者
  • 上記に該当しない者で、5年以上の実務経験があり、これらと同等の資格があると認められる者
  • 1級インテリア設計士資格検定試験の実技または学科試験に、過去3年以内に合格している者(不合格科目のみ受験)

補足

  • この種とは、インテリア、建築、住居学、生活学科、住環境ならびにそれらに準ずる教育課程をいう。また、専門教育とは、学校の形式にとらわれない専門教育全般をいう。
  • 実務の内容は、インテリア設計・デザインあるいはそれに準ずる業務をいう。
  • (※1)は実技試験を、(※2)は学科試験の免除を受けることができる。免除を受ける場合は、申請時にその旨申し出、証明書(証書のコピー可)を添付すること。ただし、受験科目免除による検定料は免除なしと同額。

インテリア設計士の資格は、インテリア系の資格の中でも設計をしたい人にとって最も手軽に取得できる資格です!

 

インテリア設計士試験内容

試験は、実技試験学科試験の2科目で構成され、科目別の合格制度になっており、インテリアデザインから計画、材料、設計、製図、施工、関連法規まで試験問題は広範囲に及びます。

2級インテリア設計士

学科試験

試験科目 範囲
デザイン論 インテリア関連情報、インテリア用語
デザイン史 西洋のインテリアと家具、近代のデザイン運動、日本の住宅とインテリア
デザイン基礎 形と空間構成、色と光、表現技法
インテリア計画 室内平面計画、家具計画、人間工学、性能計画、安全計画
室内環境 採光と照明、音、熱と空気
インテリア材料 木材、木質材料、石、レンガ、タイル、ガラス、金属、プラスチック、自然素材、塗料、接着剤
構造:建築 木構造、鉄骨、RC、2×4
構造:インテリア 床・壁・天井の構造、建具、和室(床の間・押入れ)
構造:家具・造作 椅子、テーブル、デスク、ベッド、収納家具、ビルトイン家具
生産 木工技術、加工技術、塗装技術
装備・装飾 ウインドウトリートメント、カーペット、壁クロス、照明器具、建築化照明、インテリアアクセサリー
設備 電気設備、空調設備、換気設備、冷暖房設備、給排水・衛生設備(厨房、浴室、洗面、便所)
インテリア・建築関連法規・法令 建築基準法、消防法、インテリア関連法規、製品安全、品質表示マーク

実技試験

試験科目 範囲
企画・計画 生活住空間デザインの計画案、コンセプト、仕様書の作成
設計・製図 室内設計図(平面図・天井伏図・パースグリッドによる透視図・造り付け家具の断面図・椅子のスケッチなど)

1級インテリア設計士

学科試験

試験科目 範囲
インテリア全般 インテリアデザイン、環境デザイン、それらの関連時事問題、インテリア史、技術関係等、インテリア全般からの課題に対する800~1000字の論文

実技試験

試験科目 範囲
企画・計画 生活住空間としての企画計画・コンセプト・仕様書の作成
設計・製図 室内設計図(平面図・展開図・天井伏図・透視図・詳細図)

受験資格を持つ大学の建築学科生や専門学校生、または実務経験のある経験者が受験するため、合格率は比較的高めになっています!

 

インテリア設計士の現状と将来性

インテリア製品を企画・デザイン・設計する上での、素材に関する知識人間工学の知識製図パース(透視図)を仕上げる技術もインテリア設計士に求められています。また、近年の高齢化社会に伴う住宅やオフィスのバリアフリー化などのリフォーム需要が拡大していることもインテリア設計士の需要として追い風になっています。

そしてこの資格の何より有利な点は、活躍できる職域がとても広いことです。住生活の関連するさまざまな業界や企業がインテリア設計士を必要としています。また、住宅以外にも学校オフィス店舗病院など活躍の場は多彩と言えるでしょう。

 

まとめ

インテリア設計士は幅広い年齢層の男女が目指せる、インテリア関係で幅広く活躍できる資格です。特にインテリア系の資格の中でも、設計をしたい人にとってはおすすめの資格です。

また、他のインテリア関係の資格に比べて取得しやすい資格でもあります。仕事をするために何か資格的な肩書きが欲しいいずれ建築士の資格を取るためのステップを踏みたいという人にもおすすめです。

本日はここまで!以上、なっちでした!

この記事に出てきた人

オススメ記事

お得なのはどれ?寒冷地の暖房設備を比較してみた

複層ガラスで「冬暖かく、夏涼しい」断熱効果アップで快適な室内環境作り

Wi-Fiは必要不可欠?家のセキュリティと見守る暮らし

1400年の歴史を刻んできた、日本の伝統的屋根材「瓦」について

運営会社 / 関連事業