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電気設備業界の登竜門「電気主任技術者」ってどんな資格!?

2020.5.8

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONE GIRLSのとまこです!

工場やビルなどには施設を維持するために必ず電気設備が備わっています。当然、私たちの家庭にもさまざまな電気設備がありそのおかげで生活が維持できている部分もあります。万が一、電気の利用が出来なくなってしまうと生活に大きな支障をきたしてしまい、それが工場やビルなどで電気設備に何らかの故障が生じると事業自体が稼働できなくなる恐れもあります。

そのようなリスクを未然に回避するために必要となる縁の下の力持ち的な存在が電気主任技術者なのです。

今回は、国家資格でもある電気主任技術者について詳しくご紹介します!

電気主任技術者とは?

電気主任技術者とは発電所や変電所、需要家の受変電設備の維持管理や運用を行える国家資格です。電気設備を持つ事業主は、事業用電気工作物(電気設備)の保安のために電気主任技術者の資格を持つ者を監督者として選任しなければなりません。

電気主任技術者の仕事

電気主任技術者の仕事は電気工作物の保安監督です。電気工作物とは電気を供給することや供給を受けることにおいて必要な設備のことを指します。工場やビル、発電所、変電所などにある電気使用設備はすべて電気工作物にあたります。それら電気工作物に付随する電気設備の点検や監理、工事の監督などを行います。

電気主任技術者の3つの資格

電気主任技術者の資格は取り扱う事業用電気工作物の電圧によって第一種第二種第三種3つの区分に分かれています。

それぞれの種類について詳しく見ていきましょう!

第一種

第一種電気主任技術者は電気主任技術者資格の最上位資格です。管理できる電圧の規制はなく、すべての事業用電気工作物の保安監督が可能です。

第二種

第三種電気主任技術者の上位資格のひとつです。電圧17万ボルト未満の事業用電気工作物の保安監督が出来ます。範囲には限度がありますが17万ボルトという制限は比較的高いため多くの事業用電気工作物を取り扱うことができます。

第三種

第三種電気主任技術者は電気主任技術者資格の中でもっとも下位に位置する区分です。電圧5万ボルト未満の事業用電気工作物の保安監督が出来ます。第一種、第二種に比べてその範囲は限定されることから作業を行える現場も限定されていますが、国内に設けられている大多数の受変電設備が管理できるため需要が多く大変人気が高いです。

 

電気主任技術者になるには?

電気主任技術者になるには一般財団法人電気技術者試験センターが実施している電気主任技術者試験に合格しなければいけません。

電気主任技術者になるための受験資格や試験内容については下記の通りです!

電気主任技術者の受験資格

電気主任技術者に受験資格はありません。学歴・年齢・性別・国籍などの制限はなく、実務経験も必要ないため誰もが受験できる国家資格となります。

電気主任技術者の試験内容

試験は理論電力機械法規の筆記試験で、科目合格制が採用されており3年間で4つの試験に合格する必要があります。第一種・第二種電気主任技術者はマークシート方式の一次試験と記述方式の二次試験があります。第三種電気技術者はマークシート方式の一次試験のみです。

第一種・第二種の一次試験、第三種(一次のみ)の試験内容

理論 電気理論・電子理論・電気計測・電子計測
電力 発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路の設計・運用・電気材料
機械 電気機器・パワーエレクトロニクス・電動機応用・照明・電熱・電気化学・電気加工・自動制御・メカトロニクス並びに電力システムに関する情報伝送及び処理
法規 電気法規(保安に関するものに限る)及び電気施設管理

第一種・第二種の二次試験

電力・管理 発電所及び変電所の設計及び運転、送電線路及び配電線路の設計・運用・電気施設管理
機械・制御 電気機器・パワーエレクトロニクス・自動制御及びメカトロニクス

電気主任技術者認定制度

電気主任技術者の免状を取得するためには学科試験による方法の他に、経済産業省の認定を受けるという方法があります。電気に関する大学などで単位を取得し、所定の期間、電気設備の維持管理や運用、工事に従事すれば試験が免除され認定手続きを行うことで試験を受けずに電気主任技術者免状を取得できる制度です。

第三種電気主任技術者免状

第三種電気主任技術者免状を認定取得するためには、大学や高等専門学校など所定の教育施設において電気工学に関する学科を卒業し、電圧500V以上の電気工作物の工事・維持・運用を所定の年数以上行っていること。

第二種電気主任技術者免状

第二種電気主任技術者免状を認定取得するためには、大学や高等専門学校など所定の教育施設において電気工学に関する学科を卒業し、電圧10,000V以上の電気工作物の工事・維持・運用を所定の年数以上行っていること。

第一種電気主任技術者免状

第一種電気主任技術者免状を認定取得するためには、大学や高等専門学校など所定の教育施設において電気工学に関する学科を卒業し、電圧50,000V以上の電気工作物の工事・維持・運用を所定の年数以上行っていること。

 

難易度と合格率

第三種電気主任技術者試験の難易度は工業高校の電気科卒業程度の内容とされています。高校程度といっても試験難易度は高く合格率は例年7%前後です。

第一種と第二種に関しては例年およそ2~5%と国家資格としての難易度は難関の部類に入ります。第三種から挑戦して実務経験を積みながら挑戦するのも方法のひとつです。

下位資格から順に取得する必要はなく、難易度は極めて高いですが最初から第一種の取得を目指すことも可能です。

 

電気主任技術者と電気工事士の違い

電気主任技術者電気工事士は同じようなものと思われがちですが、その仕事内容は全く異なります。

電気主任技術者の仕事は電気設備の点検や修理、電気工事の監督です。ここで気を付けなければならないのが、電気工事士との大きな違いは電気主任技術者は工事を行うことはできないという点です。例え点検中に異常を発見したとしても電気主任技術者の資格を保有しているだけでは修理はできません。電気工事士とはこのような状況で電気設備の工事を行える資格保有者のことであり、多くの現場で電気主任技術者と一緒に作業を行います。

電気主任技術者は設備管理や点検作業などが主な業務になり、電気工事士は配線や機器設置、修理などの電気工事が主な業務になります。

 

まとめ

今回は電気主任技術者についてお話ししてきました。電気主任技術者は電気設備の保安業務に従事するために必要な資格です。今後も電気設備を備えた事業所は減ることはなくむしろ増えていくことを考えると需要はさらに増えることは明らかです。

そんな電気主任技術者になるには難関といわれる国家資格に合格しなければなりませんが、電気主任技術者の資格、特に筆記試験は3年間で4つの試験に合格すればいいのでスキマ時間を活かしてコツコツ勉強することが合格への早道となるでしょう。

電気主任技術者の資格に興味を持たれた方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?

本日はここまで!以上、とまこでした!

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