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マンションで義務化されている定期点検。「法定点検」と「任意点検」の違いとは?

2020.8.29

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONE GIRLSのなっちです!

マンションの建物・設備の点検は居住者の安全と快適な暮らしを守るために欠かせないものです。各種点検には「自主的に行うもの」と「法律で義務づけられているもの」があり、「任意点検」「法定点検」と言います。特に法定点検は、マンションの住人の生命を守る大切な役割があります。それぞれどのような点検内容になるのでしょうか?

今回は「任意点検」「法定点検」についてそれぞれご紹介します!

マンション点検とは?

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事故が起こらないように、そして毎日の生活に支障が出ないようにマンションでは日頃から設備や水質の点検作業をおこなう必要があります。特に、法律で義務付けられた「法定点検」は、建物や設備の故障や事故を防ぎ安全性を確保するために必ず実施しなければなりません。こうした点検は専門的な作業が必要となるため、通常はマンション管理会社や専門業者がおこないます。

法定点検と任意点検の内容は具体的にどのような違いがあるのでしょうか?

 

法定点検

法定点検とは「消防法」「建築基準法」などの法律によって定期的な検査と報告が義務付けられています。これらの検査報告には一定の資格が求められることが多いため、実際の点検作業は管理会社の下請けの専門業者が行なうのが一般的です。

ここからは法定点検の主な点検内容をご紹介します!

主な点検内容

法定点検の主なものを下記にまとめました。

 名称 周期 関連する法律
特殊建築物定期調査  3年に1回  建築基準法
建築設備定期検査  1年に1回  建築基準法
昇降機(エレベーター)
定期検査
 1年に1回  建築基準法
消防用設備点検 機器点検:6 ヶ月に1回
総合点検:1年に1回
 消防法
簡易専用水道管理状況検査  1年以内ごとに1回 水道法
専用水道定期水質検査  残留塩素検査:毎日
水質検査:1月に1回
受水槽清掃:1年1回
水道法
自家用電気工作物定期点検 月次点検:1月に1回
年次点検:1年に1回
 電気事業法

法律で定められている点検だけでもこんなにあるんですね!

特殊建築物定期調査

マンションの敷地に地盤沈下排水不良などがないか、基礎や外壁など建物の構造強度に問題はないかなどを調査します。

建築設備定期検査

換気設備・排煙設備・非常用照明装置といった設備について検査します。

地域によっては給排水設備が検査対象になることもあります。

エレベーター(昇降機)定期検査

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エレベーターの機能全般を点検します。マンション内にエスカレーターがある場合は、エスカレーターも法定点検の対象となります。

消防用設備点検

消火器や消火栓・火災報知機・ガス漏れ警報器・避難器具・避難通路などの設備を点検します。消防用設備の配置や状態を外観や簡単な操作から行う機能点検や、消防用設備を動作させたり使用したりして総合点検を行う総合点検があります。

外観のチェックなど簡単な点検は6ヶ月に1回、総合的な点検は1年に1回以上と言われています!

簡易専用水道管理状況検査

受水槽の有効容量の合計が10立方メートルを超える場合には水質検査受水槽の清掃が必要となります。

専用水道定期水質検査

「受水槽が100立方メートル以上」「1日の最大給水量が20立方メートル以上で居住人口が101人以上」「口径25ミリメートル以上の導管の全長が1,500メートルを超える」のいずれかに該当する場合には、受水専用水道の水質や残留塩素の検査を毎日、水質検査を月に1回以上、受水槽の清掃を年1回以上する必要があります。

検査が必要な条件が定められているのですね!

自家用電気工作物定期点検

電気設備は電力会社の責任で維持管理を行うのが原則ですが、屋外型の高圧受電設備が設置されているマンションだけは別となっています。

管理組合の責任で点検を行うことが電気事業法で定められています。

 

任意点検

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先ほどご紹介したように、マンションの点検には法律で定めれた法定点検のほかに法律では義務付けられていないですが管理組合が自主的におこなう任意点検があります。

主な点検内容

任意点検の主な内容を下記にまとめました!

  • 機械式駐車場点検
  • 自動ドア点検
  • 宅配ボックス点検
  • 管理員による目視点検

「点検されていると安心!」といった内容の点検ですね。

 

入居者が受けておくべき室内点検

マンションでは、設備の維持管理の目的から先ほどご紹介したように法律の規定やマンションの修繕計画などに基づいて定期的な点検作業が実施されます。 そのほかに、専門業者が直接室内にて入って行う「室内点検」があります。

ここからは室内点検の主な内容をご紹介します!

消防設備点検

マンションに入居してもっとも頻繁に受ける室内点検は、「消防設備点検」です。マンションのような共同住宅は床や壁で区切られているとはいえ、一度火災が発生すると最低でも上下階や隣室に火の手や煙が廻って大きな被害が発生する可能性があります。

炎が発生する前に、熱や煙を検知すると非常ベルで火災発生を全館に知らせる必要があります。そのほかにも消火ポンプや、各階に一定の間隔で備えられている消火器も古くていざと言うときに使えないとなっては困りますし、火災現場から安全な場所へ避難するための「避難ハシゴ」も同様で、緊急時にしか使わないものであるからこそ、定期的に動作チェックして正しく作動するかどうかを点検することが重要です。

大切な点検ですので、きちんと受けるようにしましょう!

雑排水管清掃

マンションの排水管は、各部屋のキッチン・浴室・洗面所・洗濯機置場などの水回り設備と接続した配管が壁の奥や床下を通って伸びていて、最終的にはマンションの共用排水管に繋がって下水道や浄化槽へ流れて排水されます。定期的に排水管内に付着した汚れを除去しておかないと、排水不良詰まりの原因になります。このような不具合を防止する目的で、マンションでは定期的に「雑排水管清掃」を実施する場合が多いです。

管理組合の費用負担で排水管をきれいにしてくれるので、点検を受けないともったいないですね!

 

まとめ

マンションの住民の多くは、こうした点検の必要性は理解していても実際の作業を目にすることも少ないため、あまり関心を持たない方が多いのではないでしょうか。マンションの点検は専門的な知識が必要になるので、どうしても管理会社や専門業者任せになりがちです。

しかし、点検を請け負った「管理会社」や「専門業者」の中には、点検を怠ったり報告書の作成がおこなわれないケースもあります。自分が住んでいるマンションが安心な住居かどうか把握しておくことも大切ですね。

安心して過ごせるようにきちんとした知識を持っておくようにしましょう!

以上、なっちでした!次回もお楽しみに!

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