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古い建築にある「文化財」の違いとは?

2019.4.30

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEモデルのあすかです。

以前にレトロ建築を巡っていたとき、入り口付近に重要文化財登録有形文化財の表記がありました。このようなプレートです。

レトロ建築の中にも文化財に指定されているものはたくさんありましたが、文化財についてあまり詳しくは知らなかったので今回は調べてみました。種類がたくさんあることはもちろん、細かなことが分かったのでご紹介します!

文化財って?

文化財とは、そもそもどういったもののことを指すのでしょうか?

まず文化財と呼ばれるものは建造物や美術品、伝統芸能など目に見えるものから形の無いものまで多岐に渡ります。歴史的価値のあるものを文化財に登録し、保護するために文化財保護法が制定されました。

多義に渡る文化財ですが、日本では文化財保護法によって次のように分類されます。

有形文化財 建造物、美術工芸品(絵画、工芸品、古文書、歴史資料など)
無形文化財 演劇、音楽、工芸技術など
民俗文化財 風俗慣習、民俗芸能、若しくはそれらに用いられる衣服、器具など
記念物 遺跡、名勝地、天然記念物(動物、植物、地質鉱物)
文化的景観 人々の生活や自然が関係しあって形成された景観地
伝統的建造物群 宿場町、城下町、港町等の歴史的な集落・町並み
埋蔵文化財 土地に埋蔵された状態で発見される文化財
選定保存技術 文化財の保存に必要な伝統的な技術または技能

埋蔵文化財選定保存技術は、文化財には該当しませんが文化財保護法による保護の対象となっているものです。

 

重要文化財とは?

では、重要文化財とはどれに当てはまるのでしょうか?

文化財保護法では「文化財」を「有形文化財」「無形文化財」「民俗文化財」「記念物(史跡、名勝、天然記念物)」「文化的景観」「伝統的建造物群」の6つのカテゴリーに分類している(同法第2条第1項)が、このうちの「有形文化財」に該当するもので、国(文部科学大臣)によって指定されたものを「重要文化財」と呼称している(同法第27条第1項)。
(引用:wikipedia)

有形文化財の中でも重要なものが「重要文化財」に分類されます。そしてその中でも特に価値のあるもの「国宝」と分類されるようになります。

私がご紹介したレトロ建築の中では大阪市中央公会堂大阪府立中之島図書館の本館左右の両翼重要文化財として指定されていました。

 

登録有形文化財とは?

では、他のレトロ建築が登録されていた登録有形文化財とはどのようなものでしょうか。

第二次大戦以降、急激な都市化が進み、建築史的・文化的意義や価値を十分認識されないまま取り壊される建造物が相次いだそうです。その反省から文化財に指定されるものが急激に増えたものの、国レベルで重要なものを厳選する重要文化財指定制度のみでは不十分だということが議論されました。

そこでより緩やかな規制のもと、国宝や重要文化財などの国や自治体が「指定」する文化財保護の制度とは別に、所有者が自ら申請することで「登録」される有形の文化財といった文化財登録制度が創設されました。

こうして重要文化財指定制度を補うものとして創設されたのが、登録有形文化財です。東京タワー大阪城天守閣なども登録されています。現在10000件以上が登録されていますが、重要文化財に指定されることにより抹消されることなどもあります。

私が前回までにご紹介したレトロ建築だと、大阪倶楽部旧小西家住宅青山ビル伏見ビル新井ビルがこれに当たります。

 

最後に

今回は歴史ある建築物が登録されている文化財の種類の違いについて調べてみましたがいかがでしたか?

指定や登録など区別が分からなかったので次からあのプレートを見たらこれでもう分かります。価値のある建造物がしっかりと保護されて次の世代まで残っていってほしいです。

個人的にすごく魅力を感じるレトロ建築。大阪にも沢山ありますが、京都や神戸にでも足を伸ばして見つけたらご紹介していきますね!

以上、あすかでした!

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