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ビル管理のスペシャリスト!建築物環境衛生管理技術者(ビル管理技術者)とは?

2019.8.8

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEのあやです!

皆さまは建築物環境衛生管理技術者を知っていますでしょうか?あまり聞きなれない名前かもしれませんが、実は多くのビルで選任が必要な国家資格で、毎年受験者も増えてきている人気の資格なんです。では一体どのような資格なのでしょうか?

今回は建築物環境衛生管理技術者についてご紹介していきます。

建築物環境衛生管理技術者の仕事

建築物環境衛生管理技術者とは?

建築物環境衛生管理技術者と言う名前を聞くことは少ないかもしれませんが、ビル管理技術者ビル管なら聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

建築物環境衛生管理技術者とは建築物の衛生管理を維持し、利用者が使いやすいようにビルを管理するための業務を行ったり管理したりする国家資格です。また床面積が3,000㎡以上(学校は8,000㎡以上)の特定建築物には建築物環境衛生管理技術者の選任が義務付けられています。

ショッピングモールオフィスビルなどの建築物には必ず選任しなければならないので需要の高い資格ですね!

建築物環境衛生管理技術者の仕事内容は?

建築物環境衛生管理技術者の業務内容は下記の通りです

  • 日々の清掃
  • 害虫(害獣)駆除
  • 水質の検査
  • 空調の検査
  • 電気設備や消防設備の定期点検
  • 衛生設備の定期点検と清掃
  • 建物内のテナントとの打ち合わせや交渉
  • クレーム処理
  • 周辺自治体等への働きかけ

建築物環境衛生管理技術者の主な仕事内容は、専任する大規模な建築物のビルメンテナンスの統括です。

複数のテナントが入居している大規模なビルでは各自で借りている場所の掃除や衛生管理を行うこともありますが、ビル全体の空調設備や給水設備の管理は建築物環境衛生管理技術者が監督して行います。不特定多数の人が利用する施設で利用する人々の安全を守り、利用者が衛生的に気持ちよくビルが使えるようにするのが建築物環境衛生管理技術者の仕事です。

と言っても、これらの業務を全てひとりで行えるわけではありません。建築物環境衛生管理技術者はこれらの必要な時期を見極め、下請け業者を手配し、保守点検や作業を依頼し監督します。

建築物環境衛生管理技術者が行う仕事は、ビルメンテナンスのスペシャリストと言える仕事ですね!

コミュニケーション能力も必須

建築物環境衛生管理技術者はときにビルに出入りする整備や清掃の会社と契約や交渉を行う必要があります。また、公官署(警察署など)への対応やビルの設備に関するクレーム処理が必要になることもあります。

ビルを安全に衛生的に管理していくために、占有者(ビルを貸しているテナントなど)に意見したり、オーナーに占有者の退去を申告することもあります。さらに、ビルの設備が老朽化して修理やリフォームが必要な場合は、オーナーに意見することもできます。

このように、仕事の中でコミュニケーション能力が必要になる場面がたくさんあります。

 

建築物環境衛生管理技術者の資格試験について

建築物環境衛生管理技術者の資格を取得するためには、2種類の方法があります。

  • 年に一度の国家試験に合格する
  • 認定講習会を規定の時間数受講し修了する

厚生労働省が指定し実施機関が行う講習会に参加する方法は、受講資格が非常に厳しく設定されているうえに受講時間が合計101時間と仕事をしながら参加するには難しくなっています。

そのため建築物環境衛生管理技術者の資格を取得されるほとんどの方は年に一度の国家試験を受ける方法を利用しています。

建築物環境衛生管理技術者の受験資格について

建築物環境衛生管理技術者の資格は厚生労働省所管の国家資格です。すべての人が受けられる試験ではなく、受験するためには受験資格を満たしている必要があります。

建築物環境衛生管理技術者を受験するためには、下記の条件を満たしている必要があります。

以下の業務に携わった実務経験

  • 空気調和設備管理※1
  • 給水、給湯設備管理(貯水槽の維持管理を含む)※1
  • 排水設備管理(浄化槽の維持管理を含む)※1
  • ボイラ設備管理※1
  • 電気設備管理(変電、配電等のみの業務を除く)※1
  • 清掃及び廃棄物処理
  • ねずみ、昆虫等の防除

※1建築物環境衛生管理技術者における「設備管理」とは、設備についての運転、保守、環境測定及び評価等を行う業務をいい修理専業、アフターサービスとしての巡回サービス等は該当しません。

以下の使用用途で供される建築物に関わった業務経験

  • 興行場(映画館、劇場等)
  • 百貨店
  • 集会場(公民館、結婚式場、市民ホール等)
  • 図書館
  • 博物館
  • 美術館
  • 遊技場(ボーリング場等)
  • 店舗、事務所
  • 学校(研修所を含む)
  • 旅館、ホテル
  • その他上記までの用途に類似したもの(共同住宅、保養所、寄宿舎、保育所、老人ホーム、病院等)

上記に関する2年以上の実務経験

建築物環境衛生管理技術者は、上記1~3を全て満たすことで受験資格が得られます。欠けている項目がある場合は全てを満たすまでは受験ができませんので注意しましょう。

また、建築物環境衛生管理技術者の試験を受験するために必要な実務経験は職務を行った建築物の使用用途が厳密に定められています。

建築物環境衛生管理技術者の難易度と合格率

建築物環境衛生管理技術者は、一定の広さを持つビルを総合管理できる国家資格です。合格率はここ10年ほどは20%前後を推移しています。つまり、4人にひとりしか合格できていません

しかし、国家資格の情報サイトを見ると難易度は「普通」で難関資格ではないのです

ではなぜ、建築物環境衛生管理技術者の合格率は低いのでしょうか?その理由の一例として以下の点があげられます。

出題範囲が広い

建築物環境衛生管理技術者は、特定の用途に使用する施設の空調、水質、衛生管理などをすべて監督することができます。

しかし、これらを本人が直接すべて整備点検をするわけではありません。ただし専門業者を依頼したり結果を確認したりするためには知識が必要になります。建築物環境衛生管理技術者の受験資格には実務経験が必要ですが、清掃や電気設備の管理など業務の一部しか行ったことがないという方がほとんどなので、実務経験のない分野から出題されると正解率が下がってしまいます。

また、問題数が合計180問と非常に多いこと、きわめて広範囲の知識と技能が求められるところが試験の特徴です。

科目ごとの合格がない

建築物環境衛生管理技術者の試験は7科目の筆記試験です。合格基準は7科目の合計で65%以上の正解率で、かつ各科目で40%以上の正解率で合格となります。

科目別の合格制度はないため、一科目でも40点未満となれば不合格となります。そのため、すべての科目をまんべんなく覚える必要があります

建築物環境衛生管理技術者の勉強方法は?

建築物環境衛生管理技術者の試験科目は下記の通りです。

  • 建築物衛生行政概論
  • 建築物の構造概論
  • 建築物の環境衛生
  • 空気環境の調整
  • 給水及び排水の管理
  • 清掃
  • ねずみ、昆虫等の防除

これらの内容を一度にたくさん覚えるのは大変です。暗記は毎日くりかえして覚えることが大切ですので、毎日短時間でいいので勉強する習慣をつけましょう。

また、過去問題集を活用し過去問を繰り返し解くことも有効な学習方法です。

事前に計画を立て、毎日少しづつ確実に覚えていきましょう!

 

建築物環境衛生管理技術者の将来性

建築物環境衛生管理技術者資格は、ビル管理業やビルメンテナンス業および特定建築物を所有する企業から注目されている社会的ニーズの高い資格です。物件ごとに選任が必要なため、人材は慢性的に不足しているとも言われています。また、資格取得時には高いランクの報奨金が支給されることが多く、昇格のための必須資格として設定しているところも少なくありません。

さらに大手企業により駅周辺の再開発に伴う超高層ビルの建設も進んでいます。大きなビルが存在している限り建築物環境衛生管理技術者は必要な人材となりますので、不景気であっても仕事がなくなることは少ないでしょう。

いつ不景気になるかわからない現代においては取得する価値が高く、この資格保有者の将来性は高いと見込めます。

 

まとめ

今回は、建築物環境衛生管理技術者についてお伝えしました。

ビル管理技術者」の通称で知られる建築物環境衛生管理技術者。人の集まる建物の環境衛生の維持管理に関する管理や監督を行う国家資格で、業務内容は非常に多岐にわたり難易度の高い仕事ですが、とてもニーズの高い資格です。

長年ビル管理の仕事に就いてきた方、受験資格条件をクリアした方はぜひ資格取得にチャレンジしてみて下さい!

本日はここまで。以上、あやでした。

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