足場の現場に突撃!?足場の上で行われている作業とは
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こんにちは!POPCONEモデルのあすかです。
街中でもたまに見かけることのある、マンションや建物を囲うように建てられている足場。今回は足場が組まれている現場を実際に見てきました!
足場は少し不安定で怖かったです……。そんな足場の上では、実際にどのような作業が行われているのでしょうか?

今回は足場の上でどのようなお仕事が行われているか紹介していきます!
目次
足場工事とは
足場
足場とは、手が届かないような建物の高い部分の工事を行う時に組まれます。足場工事にはさまざま種類があり、工事内容によってその足場の組み方が変わってきます。また足場は作業の効率化をはかるだけではなく作業員の安全性を高めるものでもあり、高所での作業では足場を組むことがほぼ必須だと言われています。
足場の種類
足場にはさまざまな種類があります。
- くさび式
- 枠組み
- 吊り足
- 先行
- 単管
- 移動式
また足場を救急隊のようにロープを使って作業をする無足場工事という工法もあります。無足場工事を用いることによって費用を抑ることができるのが特徴です。

足場だけでもこんなにもたくさんの種類があるんですね!では次にひとつひとつの足場の工法をみていきましょう!
枠組み
もっとも一般的な工法で、本足場や棚足場として使用されます。組み立て時や解体時にあまり手間がかからず、軽くて強度が高いので非常に安全性に優れています。
くさび式
凹凸が付いたくさびをハンマーで打ち込み、部材同士を接続して組み立てる足場です。一定間隔で支柱となる鋼管を配置し、水平材、斜材などを固定していきます。設置や解体がかんたんで耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れた足場で、低層から中層の建物の工事で使用します。
吊り足
通常の足場は下から組み上げる工法ですが、吊り足場は上部から吊り下げる工法です。吊り材によって作業床を支えます。通常の足場以上に設置作業をきっちりと行わなければ危険をともなうため、足場の組立等作業主任者を置く必要があります。
先行
手すり先行工法によって設置する足場です。足場の組立・解体に先行して手すりを設置する工法で、常に手すりがある状態で作業を行うため安全性をより高めることが可能です。足場の全層に二段手すりと幅木を設置すれば足場使用者の落下を防ぐことができ、足場使用者は安心して工事を行うことができます。
単管
鉄パイプで組み立てられており、本足場や棚足場、一側足場として幅広い現場で使われています。鋼管にクランプと呼ばれる金具を噛み合わせ、ボルトで固定することで接続して組み立てます。組み立てと解体にやや手間がかかりますが、幅や布の高さが自由に調整できるので、幅が狭いビルの間など、狭小地の工事で用いられます。
移動式
下部にキャスターが付いた足場で、人の手で移動させることができる足場です。枠組み状の構造の中に、作業床や手すりなどの防護設備、脚輪、昇り降りのためのはしごなどが組み込まれています。人の手で高さを変えることができ、天井や壁などの仕上げに利用されることが多い足場です。

足場によってメリットが違うため、現場によって使い分けれられているようですね!これからも新しい建物が建てられることによって、新しい足場の工法もできてくるかもしれませんね!
足場工事の相場
足場工事の相場として1平方メートル当たり700円~1000円になります。実はマンションの大規模修繕工事の費用における10%~20%の費用は足場工事という事になります。ですので、仮に3000万円の大規模修繕工事があった場合、おおよそ300万円~600万円の費用は足場の工事になります。
足場を必要とする工事とは?
足場の必要性
足場を組む理由は大きく3つあります。
- 工事の安全性を高める
- 作業の効率化をはかる
- 近隣への配慮
足場を組むことで作業員のスタッフの安全を確保することができ、外壁などの工事や塗装など効率よく作業をすることができます。また足場を組んだ箇所に飛散防止ネットを設置することができるため、近隣の方に塗料などの飛散を防ぐことができます。

作業員も高いところに慣れているかもしれませんが、安全性が高い方が作業に集中できますよね。足場は工事の中でもたくさんの役割があるんですね
外壁塗装
マンションの大規模修繕工事で外壁に塗装をする際などに使われます。外壁塗装工事は建物を守るために重要な工事です。足場を組まなければ、塗装を建物全体に塗ることができず建物を雨風などの外的環境から守ることができません。塗装を外壁全体に塗るために、足場工事が必須になる現場がほとんどです。
防水工事
防水工事は塗装と同様に、マンションやビルなどの大規模修繕工事時などに行う工事です。建物の屋上や、建材と建材の間に防水効果をもたせるシーリング工事などを行うために足場が組まれます。建物に防水をすることで、建物の建材にとって天敵である雨水から守る効果があります。足場を組むことで建物のすみずみまで防水工事をおこなうことができるです。
まとめ

ここまでお話しました足場のことについてまとめました!
- 足場にはさまざまな種類がある
- 足場は作業の効率化だけでなく、作業員の安全性も高める
- 足場工事の相場は1平方メートルあたり約700円〜1000円
- 塗装工事や防水工事などで用いられる
- 足場は建物のすみずみまで工事をするために必須の工法
今回足場が組まれているところに現場に実際に入らせてもらいました。しっかり足場は組まれておりましたが、私はとても怖かったです……思った以上に足場の幅が狭まく、思った以上に高さにとても驚きました。このような現場でいつも働かれている職人さんたちを改めて尊敬しました!
以上、あすかでした。次回もお楽しみに!