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幅広く活躍!CAD利用技術者の資格~2次元CAD利用技術者試験コース~

2020.1.10

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEインタビュアーのとまこです!

みなさんは「CAD利用技術者」という資格を聞いたことはありますか?CAD利用技術者とはCADを勉強する人や、設計・製図業務に携わりCADシステムを利用する方のことを言います。CADシステムは建築関係だけではなく、最近ではアパレル業界でも導入する企業が増えてきています!

今回はさまざまな業界で活躍する「CAD利用技術者」の資格についてご紹介します!

CADシステムとは?

CADとはComputer Aided Designの略で、日本語ではコンピュータ設計支援と訳されています。私たちの身の回りにある製品はすべて図面を基に作られており、CADはその図面の設計と作図をするのに欠かせないツールです。

大手航空機メーカーであるロッキード社が、1960年代に飛行機を設計するために「CADAM」という2次元CADを開発しました。その後CADシステムが一般に普及し、自動車などの製造にも用いられるようになったといわれています。

CADには次のような3つの特徴があります。

製図が簡単にできる

CADでは、線分(LINE)というコマンドの種類印刷の設定方法さえ覚えれば簡単に同じ太さの線を描くことができます。手書きで製図を作成する際には必要だった線の太さを一定に保つ難しい技術がなくても図形を描くことができます。

修正がしやすい

手書きで図面を描く際は線分を1本を消すときも「誤ってほかの線を消してしまわないか」「紙を傷めないか」などの配慮が必要でしたが、CADではボタン1つで線分や文字を簡単に削除できるため修正がしやすくなりました。

図面の管理が楽になった

CADで描かれた図面は、web上でデータを共有したり図面をデータとして保存ができます。

失敗が減ることによって紙の無駄もなくなり、データもバックアップや管理がしやすくなってとても便利になったんですね!

 

CADの種類

2次元CAD

2次元CADは、平面図立面図などの図面を線分や円弧を用いて描くCADです。3次元CADがスタンダードになりつつありますが供覧性の高い紙の図面に対するニーズは強く、2次元CADの活躍の場がなくなることはないでしょう。

3次元CAD

3次元CADは家やビルのような立体形状を直方体や球を用いて表現するCADです。立体的に確認できるためデザインの仕上がりがイメージしやすく、3次元CADを用いて立体のイメージから2次元の図面を自動で計算して出力できます。

専用CADと汎用CAD

専用CADとは、建築・土木・配管など特定の分野の製図や設計を効率的に行えるように作られたCADです。建築では窓や階段の入力が容易だったり、土木では土量集計の機能が備え付けられていたりと、その分野ごとに高い機能と操作性を発揮します。
一方で汎用CADとは、CADが用いられるどの分野でも通用する機能を備えたCADです。

一般的には以下のCADソフトが人気です。

  • Jw-cad(ジェイダブリューキャド)
  • AutoCAD(オートキャド)
  • VectorWorks(ベクターワークス)
  • REVIT(レビット)
  • Inventor(インベンター)
  • CATIA(キャティア)
  • SOLIDWORKS(ソリッドワークス)

CATIA(キャティア)は自動車や輸送機械業の大手企業に使用されており、最上位ソフトとして知られライセンス料は高額になっています。

CAD利用技術者の取得方法

「CAD利用技術者試験」とは、一般社団法人コンピュータソフトウェア協会が主催する資格試験です。 試験ではCADシステムに関連する知識の理解や 建築図面、機械図面を問わずさまざまな図面の作図およびトレース技術が求められ、 それ以外にもパソコンに関する知識やソフトウェアとそれに関する業務知識についても出題されます。

CADの資格試験に「建築CAD検定試験」があるので間違えのないよう気を付けてください。

いずれの検定試験も、CADの操作を一通り覚えたばかりの方や既にCADを使用している実務経験者の方にとってもスキルチェックになる民間資格です。

2次元CAD利用技術者試験コース

2次元CAD利用技術者試験基礎

2次元CAD利用技術者試験基礎は、これからCADを本格的に学ぶことを目的とした3ヵ月程度の就学者を想定して行われています。

試験範囲は以下の通りです。

CADシステムの基礎知識と利用 CADシステムの概要・基本概念、CADシステムの基本機能など
CADを動作させるコンピュータシステム 製図一般、製図の原理と表現方法、製図における図形の表現方法
ネットワークの基礎知識 通信ネットワーク、LAN、インターネットなど
情報セキュリティと知的財産
製図の基礎
図形の基礎 三角形、四角形と多角形、円、立体図形など

 

出題数はコンピュータ分野が20問、CAD分野が30問の合計50問です。試験時間は50分で多肢選択方式、正誤方式で行われます。受験料は4000円(税抜)です。

 

2次元CAD利用技術者試験2級

2次元CAD利用技術者試験2級は、CADシステムを利用するすべての企業において製図業務や営業・販売業務に従事し、半年以上の就学・就業経験を有する者を想定して行われています。

試験範囲は以下の通りです。

CADシステム分野 CADシステムの概要と機能、CADシステムの基本機能、CADの作図データ、CADシステムとハードウェア、CADシステムとソフトウェア、ネットワークの知識、情報セキュリティと知的財産、CADシステムの運用・管理と課題、3次元CADの基礎知識
製図分野 製図一般、製図の原理と表現方法、製図における図形の表現方法

 

試験時間は60分CBTシステムによる多肢選択方式(60問)で行われます。受験料は5500円(税抜)です。

 

2次元CAD利用技術者試験1級(機械)

2次元CAD利用技術者試験1級(機械)は、機械系のCADシステムを利用して主に設計・製図業務に従事し、1年以上の就学・就業経験を有する者を想定して行われています。

試験範囲は以下の通りです。

【実技試験】

機構部品の作図 リンク機構、カム機構
投影図からの作図 第三角法
適切な数値(カタログ、要目表など)からの作図 機械要素部品

 

【筆記試験】

機械製図の知識 機械製図の基本、材料、公差とはめあい、幾何公差、表面性状、加工方法、機械要素

 

試験時間は80分CADシステムを使用した実技問題(解答データを保存したフラッシュメモリを提出)と機械分野の専門知識を問う筆記問題で行われます。受験料は15000円(税抜)です。

 

2次元CAD利用技術者試験1級(建築)

2次元CAD利用技術者試験1級(建築)は、建築系のCADシステムを利用して主に設計・製図業務に従事し、1年以上の就学・就業経験を有する者を想定して行われています。

試験範囲は以下の通りです。

【実技試験】

RC造 平面図、断面図、立面図、矩計図、部分図、展開図
木造 平面図、断面図、立面図、部分図、展開図

 

【筆記試験】

建築製図の基礎知識 建築業務の基本知識、建築製図、建築の主な構造、建築の主な材料と部材、モデュール、建築業務と建築図面の役割
建築生産の電子情報 建築CALS/EC、建築生産業務の電子情報化、建築CAD図面作成要領、コンピュータによるシミュレーション

 

試験時間は80分CADシステムを使用した実技問題(解答データを保存したフラッシュメモリを提出)と機械分野の専門知識を問う筆記問題で行われます。受験料は15000円(税抜)です。

 

2次元CAD利用技術者試験1級(トレース)

2次元CAD利用技術者試験1級(トレース)は、汎用系のCADシステムを利用して主に2次元図面のトレース業務に従事し、半年以上の就学・就業経験を有する者を想定して行われています。

試験範囲は以下の通りです。

【実技試験】

編集・レイヤ設定能力 図形の編集、コマンド機能、レイヤ設定
トレース能力 図面のトレース
投影能力 投影関係と形状理解

 

【筆記試験】

製図の知識 図面の名称、線の種類と用途、寸法補助記号、図記号(建築、機械、土木、電気)

 

試験時間は80分CADシステムを使用した実技問題(解答データを保存したフラッシュメモリを提出)と機械分野の専門知識を問う筆記問題で行われます。受験料は15000円(税抜)です。

出典:ACSP 一般社団法人コンピュータ教育振興協会

 

まとめ

CAD利用技術者の資格は自身のスキルに合わせてステップアップしていけるようになっているので、目標を明確にすることができます。さまざまな分野で使用することができるので、これから在宅でCADの仕事ができるようになれば家庭と仕事を両立したい女性も活躍できるかもしれません!

次回は3次元(3D)CAD利用技術者試験コースについてご紹介します!

以上、とまこでした。次回もお楽しみに!

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