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人生100年時代!超高齢化社会に備える福祉住環境コーディネーターの資格とは?

2019.8.10

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEインタビュアーのなっちです!

今の日本は平均寿命が世界ランキング1位ですが、それと同時に高齢者人口も世界ランキング1位で4人に1人が65歳という高齢化社会に突入しています。

これからの時代にあわせ高齢者や障害を持っている方が住みやすい家もどんどん普及しています。

福祉とは幸せや豊かさを意味します。高齢化社会に合わせてどんどん福祉環境は以前に増してよく考えられています。そんな福祉の環境が整った住まい、福祉住環境を造るコーディネーターについて詳しく見てみましょう!

日本の高齢化社会の現状

日本人の平均寿命と健康寿命

はじめに日本人の平均寿命女性が約87歳、男性が約81歳で、いずれも過去最高を更新しています。一方で健康寿命も男女ともに年々延びてます。

平均寿命と健康寿命の差は介護などが必要となる期間となるので、この差を縮めることが社会保障費の抑制につながります。2004年の平均寿命と健康寿命の差は男性8.84年、女性12.35年。2001年と比べると男性0.18年、女性0.05年改善しています。

先進諸国の高齢化率を比較してみても、日本は1980年代までは下位、90年代にはほぼ中位でしたが、2005年には最も高い水準となりました。

高齢化とともに進む「老老介護」と「認認介護」

老老介護とは65歳以上の高齢者を同じく65歳以上の高齢者が介護している状態のことで、認認介護とは老老介護の中でも、認知症の要介護者を認知症の介護者が介護していることを認認介護といい、事故が起きやすい危険な介護状況の一つです。

先ほどお伝えしたとおり日本は世界トップクラスの長寿を誇っていますが今後は75歳超の高齢者が急増化し介護が本格化します。親の介護が始まったときには50代だった子供が介護を続けていくうちに60歳を超え、老老介護に突入するという状況が起こります。施設を利用するための準備をしても介護者に比較的体力がある年齢の場合は入所の順番待ちをすることになり、待っている間に老老介護に突入するケースもあります。

老老介護の原因は以下の通りです。

核家族化

親と別居する子供世帯の家庭が増えたことにより核家族化が進みました。子供世帯が遠方に住んでいる場合、子供に助けを求められず高齢夫婦間での老老介護を余儀なくされ子供の世話になるのを「情けない」と考え、配偶者に介護されることを選ぶ人もいます。

第三者を頼ることへの抵抗感

現在老老介護を行っている世代は忍耐が求められた戦争を経験しているため他人に助けを求めることに負い目を感じる傾向があります。「自分一人でなんとか頑張らなくては」と思ってしまうばかりに、他人を頼ることができません。

また他人を家に入れることへの警戒心から、第三者のサポートを受け入れない場合もあります。介護は入浴や排せつなどデリケートな領域もケアするので、第三者に任せることに抵抗を感じます。

金銭的な理由

「金銭的な余裕がない」「生活保護を受給している」などのケースも、老老介護に陥りやすくなります。要介護者を施設に入れるお金がなければ、年金を受給しながら介護生活をおくるしかありません。自宅介護も設備を揃えるために費用がかかるので訪問型の介護サービスを利用するにもお金が必要です。

金銭的な理由からプロの助けを借りたくてもできない人は多く見られます。

健康年齢が改善したと言っても寝たきりや何らかの身体的な悩みを抱えて老後10数年を過ごすというのはとても大変なことですね。快適に暮らすためにお家の環境を整えることはとても大切なことです

 

福祉住環境コーディネーターについて

福祉住環境コーディネーターとは?

福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者ができるだけ自立しいきいきと生活できる住環境を提案するアドバイザーです。医療・福祉・建築について体系的に幅広い知識を身に付け、各種の専門家と連携をとりながら住居者に適切な住宅改修プランを提示します。

高齢者や障がい者などが住みよい家には、生活する上でストレスとなる支障を取り除くことが大切です。たとえばバリアフリーにして部屋と部屋や部屋と廊下の間に段差がない設備を作ることや、寝室の横にトイレをつくる、お風呂やトイレ階段に手すりをつけることなどがあげられます。

年のとり方が人それぞれであるように、必要とされるニーズも千差万別です。医療・福祉・建築について総合的な知識を身に付けている福祉住環境コーディネーターへの社会的ニーズは確実に高まっています。

高齢者にとっての不自由な場面と場所

65歳以上の方が生活する上で、不便に思いやすいのが以下のようなことです。

今まで当たり前にできていたことが、年をとると大変になっていくんですね。こういった環境の改善を考える福祉住環境コーディネーターは人助けをする資格と言えるでしょう!

 

福祉住環境コーディネーターの資格の取得方法

資格の内容

福祉住環境コーディネーターには1級、2級、3級とあります。

3級はこの試験の入門的な部類に入り、2級はそれなりに福祉や住環境の知識を実務として活かす為の幅広い知識が求められます。1級は福祉環境を考慮したプランニング提案を求められます。

合格率が急激に下がる理由は、2級・3級がテキストをきちんと理解している事を求められるのに対して、1級はそれが当たり前として応用力を求める様な問題構成になっているからです。

福祉住環境コーディネーター3級

3級の合格率は約50%で、試験勉強をきちんとしていれば独学で資格を取得できます。

出題内容は主に高齢者の自立やバリアフリー、住環境の整備の基本について出され初めて受ける方でも学びやすい試験内容になっています。

福祉住環境コーディネーター2級

2級の合格率は約40%で、ここまでは独学で取得できるといえます。

疾患別にみた福祉住環境整備や相談業務の進め方など、より専門的な内容にステップアップします。

福祉住環境コーディネーター2級を取得すると、介護保険を利用した住宅改修を行った際の必要書類である「住宅改修が必要な理由書」を作成することができます。しかし、福祉住環境コーディネーターの資格は、設立されてからまだ日の浅い、比較的新しい資格です。

福祉住環境コーディネーター1級

大規模福祉施設の企画、設計や都市整備を行うような問題が出題されるため合格率は約6%までぐっと下がります。

この資格は元々、ホームヘルパーや介護福祉士などの方が多く受けられている資格でしたが、高齢化社会で高齢者に対しての空間デザインが多くなってきた昨今は、インテリア・建築からの受験者も多くなっています。将来的に福祉施設のデザインなどを職業に考えている方には、有利に働く資格だと考えられています。

試験の詳細

福祉住環境コーディネーターの試験についての詳細は下記の通りです。

受験資格 3級:誰でも可
2級:誰でも可
1級:2級合格者のみ
出題形式 3級:マークシート形式
2級:マークシート形式
1級:マークシート形式、記述式
試験時間 2時間
合格ライン 100点中70点

1級は年に一回、2.3級は年に二回試験があります。申込期間中に忘れず申し込むようにしましょう。

 

まとめ

福祉住環境コーディネーターは利用者の生活の悩みを聞くことはもちろん、ケアマネジャーや作業療法士、建築士などの専門職とも連携をはかるため幅広い知識とスムーズに連携するためのコミュニケーション力が必要となります。多くの職種が関わって住宅改修を行うため、その調整役として重要な役割を担っています。

利用者だけの目線にとらわれず福祉住環境コーディネーター自身も専門職として全体を見渡し、何が必要なのか考える広い視野が必要な仕事といえるでしょう。現状では「福祉住環境コーディネーター」という肩書きで独立して仕事をするというより、介護業界、建築業界にいる人が資格を活かしてより質の高い業務を提供するという働き方がメジャーになります。

この資格単体ではアドバイスを行うことはできても適宜介入や専門対応ができないため、現状勤めている職種でのスキルアップのために取得する、という方が多いようです。

あまりなじみのない新しい資格ですが、福祉関係のお仕事からも建築関係のお仕事からも必要とされるこれからの日本には欠かせない資格になりそうですね!

以上なっちでした!次回もお楽しみに!

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