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目では見えない部分を診断する「赤外線建物診断技能士」について解説!

2020.6.27

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONE GIRLSのまいです!

皆さんは住宅トラブルの相談で一番件数の多いのが雨漏りだと知ってましたか?雨や風、ほこりや化学物質などの影響により建物の外壁は年々劣化していきます。また、これらの劣化は人の目では確認が難しい建物内側でも起こっています。

そのような内部の劣化を調べるのに活躍するのが赤外線サーモグラフィー検査です。そして、その検査を行う専門家を赤外線建物診断技能士と言います。

今回は建物を壊すことなく詳細な結果を導き出すことができる非破壊検査の専門家、赤外線建物診断技能士についてご紹介します!

赤外線建物診断技能士とは?

赤外線建物診断技能士とは、建物の外壁の浮き剥離雨漏りにおける外壁・内壁の雨水の滞留状況赤外線サーモグラフィーにより診断し、その後の改修箇所や改修方法などの適切なアドバイス・示唆する能力を有した専門家です。

太陽光発電装置など自然エネルギー代替の増加や、平成20年4月の国土交通省による特殊建築物の定期報告制度の見直しなどにより、建築物の赤外線診断の必要性が高まりました。それにともなって赤外線診断技術取得者の需要が高まっているため、適切な赤外線診断技術を要する人材の育成が進められています。

赤外線建物診断とは?

私たちと同様に建物にも定期的な健康診断は必要です。始めは小さな不具合でも時間の経過と共に症状は悪化し、やがて他の建築部位や設備機器に悪影響を及ぼします。赤外線建物診断では赤外線サーモグラフィーカメラにより建物の表面温度の分布を捉え、その温度差により「雨漏り・水漏れ」「外壁の浮き・剥離」「断熱欠損状況」「気密性状況」などの建物診断を行います。

赤外線建物診断のメリット

  • 外壁などの測定対象物面の温度分布を測定し、画像として見える化する。
  • 非接触で測定できるので外壁などの測定対象物から離れた場所から診断できる。
  • 離れた場所から測定できるので測定対象物を広範囲で診断できる。
  • 従来の打診診断と比較し足場などを必要としない。
  • 少人数で短時間で測定ができ効率が良い。
  • これまで壁を壊さなければわからなかったことが画像で判断できるため余計な費用負担を掛けない。

赤外線建物診断のデメリット

  • 季節・天候・時刻・気温・壁面の方向・カメラ位置などの影響を受ける。
  • 雨・強風時の測定は不可能。
  • 壁面と赤外線装置の間に障害物があると測定できない。
  • 診断対象面を診断撮影するには撮影角度45°以下(30°がベスト)を確保出来る撮影ポイントが必要。

 

赤外線建物診断技能士になるには?

赤外線建物診断技能士については下記の通りです!

赤外線建物診断技能士試験の受験資格と試験内容

受験資格

受験するにあたっての制限はありません。どなたでも受験できます。

試験内容

赤外線建物診断技能士の試験は筆記試験(主に選択式、一部記述式があります)で問題数30問です。筆記試験科目は以下の通りです。

  • 日本における建築物と建物診断
  • 赤外線診断調査の歴史と現状、応用例
  • 建築の基礎知識
  • 赤外線カメラを使用した赤外線診断手法
  • 赤外線カメラを使用した赤外線診断実務
  • 建築基準法改正に伴う特殊構築物定期報告の変更と注意点
  • 長期修繕計画について
  • 赤外線診断の進め方と注意点

赤外線建物診断技能士試験の勉強法と合格率

赤外線建物診断技能士の資格は難易度の高い資格ではありませんが、試験に対応したテキストを市販で購入することができないため独学での勉強は苦戦すると思います。一般社団法人街と暮らし環境再生機構が「赤外線建物診断技能研修」を実施しているので受講することをおすすめします。受講することが資格取得の一番の近道になります。

合格率は研修受講者で90%程度です!

 

赤外線建物診断技能士の資格を活かせる仕事

赤外線建物診断技能士の資格を取得していると建設会社不動産管理会社リフォーム会社住宅検査会社損害保険会社などに就職する際に有利です。建設会社やリフォーム会社であれば営業や設計・工務を担当する際にこの資格が活かされ、不動産会社であれば営業やコンサル業務で活かすことができたり、住宅検査会社や損害保険会社であれば営業や実務で活かすことができます。

また、太陽光発電の設置や自然エネルギーの代替が増加し、加えて平成20年には国土交通省によって特殊建築物の定期報告制度における外壁診断などの見直しがあったため、赤外線サーモグラフィーを用いた非破壊検査のできる赤外線建物診断技能士の需要は高まっています。

 

まとめ

今回は赤外線建物診断技能士についてご紹介してきました。赤外線建物診断技能士とは、赤外線サーモグラフィーを用いて建物を診断し、改修箇所や改修方法などの適切なアドバイス・示唆する能力を有した専門家です。リフォーム市場でも普遍的に需要が多い分野の資格でもあります。

住まい関係、特にリフォームや改修分野に携わる仕事を目指される方にとってはアピールできる資格でもあるので、持たれた方は資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか?

本日はここまで!以上、まいでした!

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