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ウェルポイント施工技能士ってどんな資格?仕事内容や資格取得について解説!

2020.10.25

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONE GIRLSのとまこです!

一般の人にはあまりなじみがない工事の一つにウェルポイント工法というものがあります。この工法は建築物を建造する上でとても重要になる工事です。そんな重要な工事に必要な施工技術を認定する国家資格にウェルポイント施工技能士があります。

今回はそんなウェルポイント施工技能士の仕事内容や資格取得について詳しくご紹介していきます!

ウェルポイント施工技能士とは?

ウェルポイント施工技能士とは、建設業でウェルポイントを地下に打ち込んで地下水をくみ上げて地盤改良をしていくウェルポイント施工作業に必要な技能を認定する国家資格です。

ウェルポイント工法とは?

建築基礎工事をする際に行われる地下水を排水する方法の一つです。ウェルポイント(吸水管)を地盤中にたくさん打ち込み、真空ポンプを作動させて強制的に地下水を汲み上げて排水し、地下水位を低下させることで地盤の改良と強化を図ります。

この地下水低下工事は、建築工事における地下階の掘削や基礎工事、下水管埋設工事等に利用されており土木・建築工事の中でも工事全体を左右する重要な工事と言われています。また、ウェルポイント工法は従来の工法では困難であった土質にも対応可能で経済性能率性に優れており、地下水面以下の掘削工事ではメリットの多い工法です。

 

ウェルポイント施工技能士になるには?

ウェルポイント施工技能士になるには、国家資格である技能検定制度の一種で都道府県知事が実施するウェルポイント施工に関する学科及び実技試験に合格する必要があります。

ウェルポイント施工技能士の受験資格

ウェルポイント施工技能士には1級2級があり、実務経験年数学歴職歴など細かく受験資格が規定されていますのでそれぞれ詳しく見ていきましょう!

2級の受験資格

2級資格の試験を受けるためには、2年以上の実務経験が必要。

1級の受験資格

1級資格の試験を受けるためには、学歴に応じた数年間の実務経験を積むことが必須条件となります。

 学歴等 通常 2級合格後 3級合格後
実務経験のみ 7年 2年 4年
専門高校卒業 6年 2年 4年
専修学校(大学入学資格付与課程)卒業 6年 2年 4年
短期大学卒業 5年 2年 4年
高等専門学校卒業 5年 2年 4年
高校専攻科卒業 5年 2年 4年
専修学校(大学編入資格付与課程)卒業 5年 2年 4年
大学卒業 4年 2年 4年
専修学校(大学院入学資格付与課程)卒業 4年 2年 4年
専修学校または各種学校卒業
(800時間以上)
6年 2年 4年
専修学校または各種学校卒業
(1600時間以上)
5年 2年 4年
専修学校または各種学校卒業
(3200時間以上)
4年 2年 4年
短期課程の普通職業訓練終了
(700時間以上)
6年 2年 4年
普通課程の普通職業訓練終了
(2800時間未満)
5年 2年 4年
普通課程の普通職業訓練終了
(2800時間以上)
4年 2年 4年
専門課程または特定専門課程の高度職業訓練修了 3年 1年 2年
応用課程または特定応用課程の高度職業訓練修了 1年 1年 1年
長期課程または短期養成課程の指導員訓練修了 1年 1年 1年
職業訓練指導員免許取得 1年 1年 1年
長期養成課程の指導員訓練修了 0年 0年 0年

ウェルポイント施工技能士の有資格者は、職業訓練指導員(さく井科・土木科)の実技試験免除資格となっている他、とび・土木・コンクリート工事の一般建設業の専任技術者になることができます。ただし、2級施工技能士の場合は、合格後1年以上の実務経験が必要です。

ウェルポイント施工技能検定の試験内容

ウェルポイント施工技能検定は、実技試験学科試験により行われます。いずれか一方のみに合格した場合には、次回以降の受験の際にその合格した方の試験が免除されます。

2級ウェルポイント施工技能検定(学科試験)

試験科目 範囲
1.地下工事一般 地下工事の種類及び施工法
地下水処理工法の種類及び特徴
2.地下水一般 地下水及び帯水層の基礎知識
3.土質一般 土質の基礎知識
4.施工法 ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)に使用する器工具及び機械の種類、用途及び使用方法
原動機等の種類及び使用方法
ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)の事前調査
ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)の施工計画
ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)の施工方法
ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)に関する工事の種類及び方法
5.材料 ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)に使用する材料の種類及び用途
6.排水施工計画図 排水施工計画図の作成方法
7.関係法規 建築基準法関係法令及び電気工事士法関係法令のうち、ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)に関する部分
8.安全衛生 安全衛生に関する詳細な知識

2級ウェルポイント施工技能検定(実技試験)

試験科目 範囲
ウェルポイント工事作業 排水施工計画図の作成
ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)の施工

1級ウェルポイント施工技能検定(学科試験)

試験科目 範囲
1.地下工事一般 地下工事の種類及び施工法
地下水処理工法の種類及び特徴
2.地下水一般 地下水及び帯水層の基礎知識
3.土質一般 土質の基礎知識
4.施工法 ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)に使用する器工具及び機械の種類、用途及び使用方法
原動機等の種類及び使用方法
ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)の事前調査
ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)の施工計画
ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)の施工方法
ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)に関する工事の種類及び方法
5.材料 ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)に使用する材料の種類及び用途
6.排水施工計画図 排水施工計画図の作成方法
7.関係法規 建築基準法関係法令及び電気工事士法関係法令のうち、ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)に関する部分
8.安全衛生 安全衛生に関する詳細な知識

1級ウェルポイント施工技能検定(実技試験)

試験科目 範囲
ウェルポイント工事作業 排水施工計画図の作成
ウェルポイント工事(ディープウェル工事を含む)の施工
積算

合格基準はそれぞれ100点満点で学科試験が65点以上、実技試験が60点以上となっています。

 

ウェルポイント施工技能士の将来性

ウェルポイント施工技能士は企業などからの需要が非常に高い職種です。それだけに給与面は一般の平均的な額からかなりの高額を提示している企業まであります。

近年では、大規模の地震発生時に液状化した砂地盤の復旧対策工事で施工技能士が活躍しました。どんな建築物を建造する場合においても最も大切になるのが地盤です。これらを化学的に分析して、強化する工事を行うのは建築業界において欠かすことが出来ません。

今後も地下の地盤改良工事の発注は多いことが予想されますので、ウェルポイント施工技能士の資格取得者の活躍はますます期待されるでしょう。

 

まとめ

今回はウェルポイント施工技能士についてご紹介してきました。建築基礎工事をする際に行われる地下水を排水する方法の一つとしてウェルポイント工法があります。その工法に必要な施工技術を認定する国家資格がウェルポイント施工技能士です。ウェルポイント施工の専門家として、地下水低下工事や軟弱地盤の改良工事など、工事の規模を問わずさまざまな建築業界の現場での活躍が期待されます。

ウェルポイント施工技能士に興味を持たれた方はぜひ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

本日はここまで!以上、とまこでした!

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