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塗装工におすすめの資格「塗装技能士」について解説!

2020.11.30

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONE GIRLSのあすかです!

塗装の仕事をするのに資格は必要ありませんが、良い職人かどうかを判断するのは難しいことです。そんなときに資格を持っていれば依頼主からの信頼を得やすくなります。塗装工におすすめしたい、商業用施設から個人住宅の塗装に役立つ資格に「塗装技能士」があります。

今回は塗装技能士の資格取得について詳しく解説していきます!

塗装技能士とは?

塗装技能士とは、塗装に関する十分な技術と能力を有していることを認定する国家資格です。木工塗装作業建築塗装作業金属塗装作業噴霧塗装作業鋼橋塗装作業に区分されています。

資格概要

塗装は建築物や製品の外形を美しく見せるだけでなく、防水をして錆を防いだり熱を遮断したりすることで建物や製品の耐久度を上げる働きもあります。塗装工はさまざまな種類の材質や形状の物に塗装を行い、塗料の性質や塗装に使う道具などの専門的な知識が求められます。

塗装工事は工事事業の中でも特に依頼主と業者間でトラブルになりやすいですが、これは塗装工によって技術力が異なり仕上がりに差が出やすいからです。しかし、塗装技能士の資格を持っていると塗装技術や知識、実績を裏付けすることができるため依頼主からの信頼を得やすくなります。

資格を持っている技能士がいる業者は大きな規模の事業を受注しやすく、また個人としても資格手当などを見込めるので有利といえます。

 

塗装技能士になるには?

塗装技能士になるには、国家資格である技能検定制度の一種で各都道府県の職業開発能力協会が実施する、塗装に関する学科及び実技試験に合格する必要があります。

塗装技能士試験の受験資格

塗装技能士の資格は1級・2級・3級に等級が分けられています。それぞれの等級について詳しく見ていきましょう!

3級

不問

2級

 学歴等 通常 3級合格後
実務経験のみ 2年 0年
専門高校卒業 0年 0年
専修学校(大学入学資格付与課程)卒業 0年 0年
短期大学卒業 0年 0年
高等専門学校卒業 0年 0年
高校専攻科卒業 0年 0年
専修学校(大学編入資格付与課程)卒業 0年 0年
大学卒業 0年 0年
専修学校(大学院入学資格付与課程)卒業 0年 0年
専修学校または各種学校卒業
(800時間以上)
0年 0年
専修学校または各種学校卒業
(1600時間以上)
0年 0年
専修学校または各種学校卒業
(3200時間以上)
0年 0年
短期課程の普通職業訓練終了
(700時間以上)
0年 0年
普通課程の普通職業訓練終了
(2800時間未満)
0年 0年
普通課程の普通職業訓練終了
(2800時間以上)
0年 0年
専門課程または特定専門課程の高度職業訓練修了 0年 0年
応用課程または特定応用課程の高度職業訓練修了 0年 0年
長期課程または短期養成課程の指導員訓練修了 0年 0年
職業訓練指導員免許取得
長期養成課程の指導員訓練修了 0年 0年

1級

 学歴等 通常 2級合格後 3級合格後
実務経験のみ 7年 2年 4年
専門高校卒業 6年 2年 4年
専修学校(大学入学資格付与課程)卒業 6年 2年 4年
短期大学卒業 5年 2年 4年
高等専門学校卒業 5年 2年 4年
高校専攻科卒業 5年 2年 4年
専修学校(大学編入資格付与課程)卒業 5年 2年 4年
大学卒業 4年 2年 4年
専修学校(大学院入学資格付与課程)卒業 4年 2年 4年
専修学校または各種学校卒業
(800時間以上)
6年 2年 4年
専修学校または各種学校卒業
(1600時間以上)
5年 2年 4年
専修学校または各種学校卒業
(3200時間以上)
4年 2年 4年
短期課程の普通職業訓練終了
(700時間以上)
6年 2年 4年
普通課程の普通職業訓練終了
(2800時間未満)
5年 2年 4年
普通課程の普通職業訓練終了
(2800時間以上)
4年 2年 4年
専門課程または特定専門課程の高度職業訓練修了 3年 1年 2年
応用課程または特定応用課程の高度職業訓練修了 1年 1年 1年
長期課程または短期養成課程の指導員訓練修了 1年 1年 1年
職業訓練指導員免許取得 1年 1年 1年
長期養成課程の指導員訓練修了 0年 0年 0年

塗装技能士試験の試験内容

3級塗装技能検定(学科試験)

試験科目 範囲
1.塗装一般 塗装の目的
塗装法の種類
塗料の調合及び色合わせの方法
塗料の乾燥の方法
塗装における欠陥の種類
塗装作業における養生
塗装に使用する器工具の種類、特徴及び使用方法
2.材料 塗料の種類及び性質
うすめ材及び溶剤の種類、性質及び用途
塗装用補助材料の種類、特徴及び用途
3.安全衛生 安全衛生に関する詳細な知識
6-1.木工塗装法 被塗装物の種類、性質及び用途
木工塗装用の塗料の用途
木工塗装の工程
素地調整の方法
木工塗装の方法
木工塗装用の機械の種類及び使用方法
6-2.建築塗装法 被塗装物の種類及び性質
建築塗装用の塗料の用途
建築塗装の工程
素地調整の方法
建築塗装の方法
建築塗装用の機械の使用方法
建築物及び鉄工建築物の特徴
6-3.金属塗装法 被塗装物の種類及び性質
金属塗装用の塗料の用途
金属塗装の工程
素地調整の方法
金属塗装の方法
金属塗装用の機械の使用方法
金属塗装用設備の使用方法
6-4.鋼橋塗装法 被塗装物の種類及び性質
鋼橋塗装用の塗料の用途
鋼橋塗装の工程
素地調整の方法
鋼橋塗装の方法
鋼橋塗装用の機械の使用方法
6-5.噴霧塗装法 噴霧塗装用の塗料の用途
噴霧塗装の工程
素地調整の方法
噴霧塗装の方法
噴霧塗装用の機械の使用方法
噴霧塗装用設備の使用方法

6-1~6-5のうちいずれか1科目を選択。

3級塗装技能検定(実技試験)

試験科目 範囲
1.木工塗装作業 素地調整
塗装作業
2.建築塗装作業 素地調整
塗装作業
3.金属塗装作業 素地調整
塗装作業
4.鋼橋塗装作業 素地調整
塗装作業
5.噴霧塗装作業 素地調整
噴霧塗装機による塗装作業
塗装用設備の調整及び使用

1~5のうちいずれか1科目を選択。

1級、2級塗装技能検定(学科試験)

試験科目 範囲
1.塗装一般 塗装の目的
塗装法の種類
塗料の調合及び色合わせの方法
塗料の乾燥の方法
塗膜試験の種類及び方法
塗装における欠陥の種類及び原因並びにその防止方法及び補修方法
塗装作業における養生
塗装に使用する器工具の種類、特徴及び使用方法
2.材料 塗料の種類及び性質
うすめ材及び溶剤の種類、性質及び用途
塗装用補助材料の種類、特徴及び用途
3.色彩 色彩の用語
色彩の表示方法
色彩調節
4.関係法規 消防法関係法令、毒物及び劇薬物取締法関係法令、廃棄物の処理及び清掃に関する法律関係法令及び特定環境物質の環境への排気量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律関係法令のうち、塗装工事に関する部分
5.安全衛生 安全衛生に関する詳細な知識
6-1.木工塗装法 被塗装物の種類、性質及び用途
木工塗装用の塗料の用途
木工塗装の工程
素地調整の方法
木工塗装の方法
木工塗装用の機械の種類及び使用方法
6-2.建築塗装法 被塗装物の種類及び性質
建築塗装用の塗料の用途
建築塗装の工程
素地調整の方法
建築塗装の方法
建築塗装用の機械の種類及び使用方法
建築物及び鉄工建築物の種類及び特徴
6-3.金属塗装法 被塗装物の種類及び性質
金属塗装用の塗料の用途
金属塗装の工程
素地調整の方法
金属塗装の方法
金属塗装用の機械の構造、調整及び使用方法
金属塗装用設備の種類及び使用方法
6-4.鋼橋塗装法 被塗装物の種類及び性質
鋼橋塗装用の塗料の用途
鋼橋塗装の工程
素地調整の方法
鋼橋塗装の方法
鋼橋塗装用の機械の種類及び使用方法
足場の種類及び組み立て方法
6-5.噴霧塗装法 噴霧塗装用の塗料の用途
噴霧塗装の工程
素地調整の方法
噴霧塗装の方法
噴霧塗装用の機械の構造、調整及び使用方法
噴霧塗装用設備の種類及び使用方法

6-1~6-5のうちいずれか1科目を選択。

2級塗装技能検定(実技試験)

試験科目 範囲
1.木工塗装作業 へら及びたんぽの製作
素地調整
塗装作業
膜厚及び塗り色の判定
塗膜の修整
2.建築塗装作業 素地調整
塗装作業
膜厚及び塗り色の判定
塗膜の修整
3.金属塗装作業 へらの調整
素地調整
塗装作業
膜厚及び塗り色の判定
塗膜の修整
4.鋼橋塗装作業 素地調整
塗装作業
塗膜の修整
5.噴霧塗装作業 噴霧塗装機の分解、組立て及び調整
素地調整
噴霧塗装機による塗装作業
塗装用設備の調整及び使用
素地の良否の判定
膜厚及び塗り色の判定
塗膜の修整

1~5のうちいずれか1科目を選択。

1級塗装技能検定(実技試験)

試験科目 範囲
1.木工塗装作業 へら及びたんぽの製作
素地調整
塗装作業
膜厚及び塗り色の判定
塗膜の修整
2.建築塗装作業 素地調整
塗装作業
膜厚及び塗り色の判定
塗膜の修整
3.金属塗装作業 へらの調整
素地調整
塗装作業
膜厚及び塗り色の判定
塗膜の修整
4.鋼橋塗装作業 素地調整
塗料の粘度の調整
塗装作業
膜厚の測定
塗膜の修整
5.噴霧塗装作業 噴霧塗装機の分解、組立て及び調整
素地調整
噴霧塗装機による塗装作業
塗装用設備の調整及び使用
素地の良否の判定
膜厚及び塗り色の判定
塗膜の修整

1~5のうちいずれか1科目を選択。

 

塗装技能士を取得するメリット

技能士資格を取得するメリットは、客観的に技術力が証明されることです。資格があれば塗装の仕事をする上で有利に働くことがあるでしょう。また、資格所持者を優遇している会社であれば給料が上がることもあります。他にも、実務経験のアピールにも役立ちます。この資格は上の級を受験するために一定の実務経験が必要になります。そのため、資格をとれば長年にわたって塗装の経験を積み重ねてきたことの証明にもなります。

 

まとめ

塗装技能士は、塗装のスキルがあることを証明する国家資格です。1級から3級とレベル別に試験があり、将来的に独立を考えている場合にも取得を考えて良い資格です。塗装技能士を目指すことは経験だけでなく幅広い知識を持ち、自分の成長のためにもなります。

一人前の塗装工としての活躍を目指している方やキャリアアップを目指している方はぜひ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか!

本日はここまで!以上、あすかでした!

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