produced by ACE

アスベスト撤去のエキスパート!石綿作業主任とは?【建設業で役立つ資格】

2019.1.23

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEインタビュアーのとまこです!

今回は資格編ということで石綿作業主任いしわたさぎょうしゅにんについてです。石綿というと聞きなれないかもしれませんが、要するにアスベストのことになります。健康被害の問題でニュースに大きく取り上げられていましたが、今でもアスベストに関わる仕事はあります。

今回はアスベストのことや、アスベストに関わる資格についてご紹介していきます。

アスベストについて

アスベスト(石綿いしわた)とは

アスベストとは天然にできた鉱物繊維のことで、石綿いしわたとも呼ばれています。アスベストにはこのような特徴があります。

  • 耐熱性
  • 保温性
  • 防音性
  • アルカリに強い
  • 丈夫で変化しにくい
  • 安価で入手しやすい

1955年頃から優秀な特徴を持つ建築資材として使われ始め、60年代の高度成長期でビルの高層化が進んだ時には盛んに使用されていました。その他にも自動車鉄道などのブレーキにも使われ、生活のさまざまなところに使用されてきました。

どれも生活に役に立つ特徴ばかりですね!メリットの数も多く、優秀な素材として使われていたことに驚きました!

アスベストの種類

実はアスベストの種類は、なんと約3000種!すごい数の種類があります。今回はその中からごく一部をご紹介します。

クリソタイル(温石綿おんせきめん白石綿しろいしわた

蛇紋石じゃもんせきから作られており、麺のように柔らかいという性質を持っています。アスベストの中では最も毒性が弱いとされていますが、2004年から使用も製造も禁止になりました。

クロシドライト(青石綿せいせきめん

クリソタイルのような柔らかさはなく、針のようにとがった繊維です。吸い込むと肺に突き刺さり癌やじん肺の原因となり。アスベストの中では最も毒性が強いとされています。1995年から使用も製造も禁止になりました。

アモサイト(茶石綿ちゃいしわた

体内に入ると胃や肺に突き刺さり、癌やじん肺の原因になります。1995年から使用も製造も禁止になりました。

アスベストが使われていた場所は?

アスベストの健康被害問題が発覚する前は、人が多く集まるような場所から住宅に至るまでさまざまなところで使われていました。

具体的な場所としては以下の通りです。

  • 3階建て以上の鉄骨構造の柱
  • ビルのボイラー室の天井と壁
  • 体育館、温泉、工場、学校、水周り
  • 古いお風呂場や台所

アスベストはさまざま施設に盛んに使われていたんですね

 

石綿作業主任の資格とは?

石綿作業主任とは、労働安全衛生法に定められた国家資格で厚生労働省によって認定されているアスベストを扱う作業を安全に行うための作業主任者です。

また、石綿作業主任の管理下であれば誰でもアスベストが扱えるわけではなく、石綿取扱作業従事者いしわたとりあつかいさぎょうじゅうじしゃという資格が必要になります。石綿取扱作業従事者特別教育を受講した方のみ、アスベストの取扱が許されます。

解体工事現場などでアスベストが使われた建築物があると石綿作業主任の管理なしでは作業を行うことができないため、解体工事施工技士とは別に石綿作業主任の管理が必要になります。

解体工事施工技士にご興味がある方は、下記の記事も合わせてご覧ください!

なぜ石綿作業主任の資格が必要なの?

アスベストの取り扱いに資格が必要なのは、アスベストには健康被害を引き起こす原因があると発覚したからです。健康被害は一時社会問題にもなり、多くのニュースなどで取り上げられていました。

アスベストはとても細かく肉眼で見ることができない繊維からなっていて空気中に飛散しやすく、人が吸い込むと肺に沈着します。これにより肺がんなどの病気を引き起こす可能性があり、大変危険な繊維であることが分かりました。

優秀な素材としてさまざまな場所で使われていただけに、この問題の発覚はとても衝撃的だったと思います

 

石綿作業主任の資格の取得方法

石綿作業主任の取得条件と合格ライン

石綿作業主任の資格を取得するには条件があります。まず年齢が18歳以上であること、そして下記の内容を2日間 (11時間) で受講することです。

  • 健康障害及びその予防措置に関する知識(2時間)
  • 作業環境の改善方法に関する知識(2時間)
  • 保護具に関する知識(4時間)
  • 関係法令(2時間)
  • 修了試験(1時間)

修了試験の合格基準は下記の条件をすべて満たすことで合格となります。

  • 各科目の得点が、満点中40%以上の得点率
  • 全科目の合計得点が、満点中60%以上の得点率

石綿作業主任の仕事内容

石綿作業主任の仕事内容は、アスベストを取り扱う作業者が石綿による汚染や吸収を防ぎ安全に作業ができるように作業方法を決定することです。局所排気措置や除じん装置などの点検、労働者への作業指揮、汚染の除去などを行います。

また、石綿作業主任はリーダーという立場になるため、責任ある行動が求められます。

現代でもまだアスベストが使用されている建物が残っています。石綿作業主任の資格があれば、今後もさらなる活躍が期待できそうですね!

 

まとめ

今回ご紹介したアスベスト(石綿)について下記にまとめました!

  • 特徴は耐熱性、防音性、アルカリや酸などに強い、丈夫で変化しにくい
  • 健康被害の問題が発覚するまでは人が多く集まる施設などでよく使われていた
  • アスベストの解体作業時に危険が伴うため、石綿作業主任という資格が必要
  • 資格を取得する条件18歳以上で、2日で11時間の受講と修了試験を受けること
  • 修了試験の合格ラインは各科目で40%以上全体で60%以上の得点率が必要

現在でも解体工事などの現場では、高度な知識を備えた専門の方が多く活躍しています。その中でも、今回ご紹介しました石綿作業主任はアスベストを取り扱うために必要な資格です。

自分のキャリアアップスキルアップができる資格になりますので、ご興味のある方はぜひ挑戦してみてください。

以上、とまこがお送りしました!次回の記事もお楽しみに!

この記事に出てきた人

オススメ記事

地球の未来につながる資格、造園施工管理士とは?

【玉掛け技能講習修了】重宝される!現場で人気の資格

【建設業経理士】キャリアアップにおススメの資格!

施工管理技術のエキスパート!建築施工管理技士とは?

運営会社 / 関連事業