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太陽光発電システム技術者の認定資格!「PVマスター施工技術者」と「PVマスター保守点検技術者」について

2020.4.8

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEのまあこです!

日本における太陽光発電システムの普及は着実に進んでいます。特に固定買取制度(FIT)が制定された2012年以降には急激な伸び率で普及していきました。また、大規模震災をきっかけにクリーンな再生エネルギーへの関心が人々の間で高まったのも市場が加速度的に拡大した要因と考えられています。

そして、2017年のFIT法の改正をきっかけに従来のPV施工技術者制度の見直しが行われ、新たに2つの制度が創設されました。

今回は、新しく創設された「PVマスター施工技術者」と「PVマスター保守点検技術者」についてご紹介します!

PV施工技術者制度とは?

昔は誰でも太陽光発電システムを設置することができ、施工トラブル機器トラブルに繋がる事例が多く発生していました。これらの問題を解決するために2012年にPV施工技術者制度が創設されました。一般家庭の太陽光発電システム設置の際、必要とされる施工者の基礎知識や技術、その習得レベルをわかりやすくJPEA(太陽光発電協会)が認定することで施工レベルを保ち、安心して工事を任せられる技術者の確保と増員を目指し創設されました。

しかし、再生可能エネルギーの固定価格買取制度の影響で太陽光発電は大きく市場を広げ、太陽光発電の環境も著しく変わってきました。その変化に対応するためにこれまでのPV施工技術者制度を見直し、新たにPV技術者の資格制度として創設されたのが「PVマスター施工技術者」と「PVマスター保守点検技術者」です。

PVマスター施工技術者とは?

PVマスター施工技術者とは、従来の施工技術者制度において対象にしていた住宅用のものに加え、地上設置を含んだすべての太陽光発電の施工を担えると認定された技術者のことです。

PVマスター保守点検技術者とは?

PVマスター保守点検技術者とは、太陽光発電システム保守点検ガイドラインや改正FIT法の事業計画策定ガイドラインで義務付けられた太陽光発電設備の保守点検に関する知識や技術を習得したと認定された技術者のことです。

 

PVマスター施工技術者になるには?

PVマスター施工技術者については下記のとおりです!

PVマスター施工技術者の受験資格

JPEAの認証する研修機関でPVマスター施工技術者研修を修了すること。従来の「PV施工技術者」有資格者は、追加される領域の学習により「PVマスター施工技術者」にステップアップ認定可能(また、オンラインの認定試験に合格すれば新たにPVマスター施工技術者として認定されます)。

PVマスター施工技術者の試験内容

PVマスター施工技術者認定試験は必要に応じて開催を予定しており、オーム社発行の「太陽光発電システムの設計と施工(改定5版)」及び、JPEAが発行する「太陽光発電システム「住宅・地上設置及び保守点検」解説書」の内容に基づき筆記試験にて実施します。合格基準は、100点満点の60点以上です。

PVマスター施工技術者の資格があることのメリット

設置者から見たメリットは認定証の確認などにより、施工に関する一定の基礎的な知識や技術レベルを持つ技術者を容易に識別することができます。また、PV施工事業者から見たメリットは太陽光発電システムの施工に携わる技術者の基礎的な知識や技術のレベルを今まで以上の水準で確保できます。

そして、PVメーカーから見たメリットは自社個別の内容に合わせた施工方法の研修に注力できるため、施工技術研修全体の効率化と技術水準の確保・向上が図られ、ひいては業界全体として良質な施工技術者の育成につながります。

 

PVマスター保守点検技術者になるには?

次にPVマスター保守点検技術者について見ていきましょう!

PVマスター保守点検技術者の受験資格

JPEAが認定するPV施工技術者、PVマスター施工技術者、および電気主任技術者、電気工事士の資格を有する者。

PVマスター保守点検技術者の試験内容

PVマスター保守点検技術者認定試験は必要に応じて開催を予定しており、JPEA及びJEMAが制定した「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」を主体に、オーム社発行の「太陽光発電システムの設計と施工(改定5版)」及び、JPEAが発行する「太陽光発電システム「住宅・地上設置及び保守点検」解説書」の内容に基づき筆記試験にて実施します。合格基準は、100点満点の60点以上です。

PVマスター保守点検技術者の資格があることのメリット

改正FIT法の新認定制度では、「事業者が事業計画において適切に点検・保守を行うことを盛り込むこととしているが、具体的に実施すべき内容を規定するガイドラインを今後国と民間において役割分担して策定し、適切なメンテナンスの水準を確実に担保していくと」規定されています。

この資格を取得することで上記ガイドラインに規定されている設計・施工及び保守点検の知識・技術の水準を担保することができます。

 

太陽光発電に関して重要な民間資格

PVマスター技術者制度に関する資格は国家資格ではなく、あくまでも太陽光発電協会が実施している民間資格となっています。民間の資格であっても、これらの資格の保有者は太陽光発電システムの施工あるいは保守点検の知識と技術を有していることが証明されているため、設置を依頼する側としては専門知識を有しているかどうかを一目で判断することができます。

PVマスター保守点検技術者の資格を有していれば、保守点検や施工に関することを熟知している証明になります。太陽光発電システムを適切に利用していく上では欠かせない資格と言えるでしょう。

 

まとめ

太陽光発電システムは精密機械であるにも関わらず特別な資格がない人でも設置することができました。しかしその結果施工トラブル機器トラブルに繋がる事例が頻繁に発生していました。

この状況を改善するため2012年にJPEAがPV施工技術者制度を創設し、2017年にはFIT法改正をきっかけに新たにPVマスター施工技術者PVマスター保守点検技術者が創設され、多くのユーザーが基礎的な知識や技術を習得したPV施工技術者による施工が受けられるようになりました。

太陽光発電システムのより一層の発展と普及、技術の安定などもわかりやすくなったPV施工技術者制度はこれからの太陽光発電に大きく影響していく制度でしょう!

本日はここまで!以上、まあこでした!

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