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建築設備の検査を行う専門家「建築設備検査員」とは?資格情報について解説!

2020.12.2

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONE GIRLSのまいぷです!

建物の安全を維持するために必要な検査のひとつに建築設備定期検査があります。新築・改築後から2年を超えない時期に、初回の建築設備検査を行う必要があります。この建築設備定期検査は誰でも検査ができるというわけではなく、検査を行うには資格が必要となります。

建築設備定期検査を行うために必要な資格「建築設備検査員」についてご紹介します!

建築設備検査員とは?

建築設備検査員とは、建築設備(換気設備、排煙設備、非常用の照明装置、給水設備および排水設備)の安全確保のための定期検査を行い、その結果を特定行政庁へ報告する検査の専門家です。

資格の概要

建築基準法では、民間建築物のうち特定行政庁が指定する建築設備(換気設備、排煙設備、非常用照明、給水設備及び排水設備)の安全確保のための検査を定期的に行い、それを特定行政庁へ報告しなければならないことになっています。また、国等の公共建築物においては、建築設備の点検を定期的に行うことになっています。この定期検査・定期点検を行う者を「建築設備検査員」と言います。この資格は平成28年6月1日施工の建築基準法改正により「建築設備検査資格者」に変わり創設されました。

尚、建築設備検査員以外には一級建築士二級建築士も定期検査・定期点検を行うことができます。

 

建築設備検査員になるには?

建築設備検査員になるには、登録建築設備検査員講習を受講・修了した後、建築設備検査員資格者証の交付を受ける必要があります。また、建築設備業界での経験や、建築設備に関する専門知識や技能などのスキルを備えている人は国交省認定の講習を受けずに受験でき、試験に合格すれば建築設備検査資格者として認定されます。

建築設備検査員の受講資格

  • 1.学校教育法(昭和22年法律第26号)による大学において、正規の建築学、機械工学若しくは電気工学又はこれらに相当する課程を修めて卒業した後、建築設備に関して2年以上の実務の経験を有する者
  • 2.学校教育法による3年短期大学等において、正規の建築学、機械工学若しくは電気工学又はこれらに相当する課程(夜間において授業を行うものを除く。)を修めて卒業した後、建築設備に関して3年以上の実務の経験を有する者
  • 3.(2)に該当する者を除き、短期大学又は学校教育法による高等専門学校において、正規の建築学、機械工学若しくは電気工学又はこれらに相当する課程を修めて卒業した後、建築設備に関して4年以上の実務の経験を有する者
  • 4.学校教育法による高等学校又は中等教育学校(修業年限6年)において、正規の建築学、機械工学若しくは電気工学又はこれらに相当する課程を修めて卒業した後、建築設備に関して7年以上の実務の経験を有する者
  • 5.建築設備に関して11年以上の実務の経験を有する者
  • 6.建築行政(建築設備に関するものに限る。)に関して2年以上の実務の経験を有する者(特定行政庁職員)
  • 7.前各号と同等以上の知識及び経験を有する者(外国の大学等)
  • 8.一級建築士又は二級建築士の資格を有する者
  • 9.建築士法施行規則(昭和25年建設省令第38号)第17条の18に規定する建築設備士の資格を有する者(全科目の受講を希望する場合)

建築設備検査員の受講科目

受講科目は学科試験のみとなります。以下の講習を4日間に分けて受講します。

  • 建築設備定期検査制度総論
  • 建築設備に関する建築基準法令等
  • 建築学概論
  • 換気・空気調和設備
  • 排煙設備
  • 電気設備
  • 給排水衛生設備
  • 建築設備の耐震規制・設計指針
  • 建築設備定期検査業務基準
  • 建築設備に関する維持保全
  • 修了考査(筆記試験)

全講習科目を受講しないと修了考査は受験できません。また、30分以上の遅刻・早退が1科目でもある場合も修了考査は受験できません。

免除科目

  • 特定建築物調査員、防火設備検査員、昇降機等検査員の資格を有する者は、「建築学概論」の受講免除を受けることができます。
  • 建築設備士の資格を有する者は、「建築設備定期検査業務基準」「建築設備に関する維持保全」以外の全ての科目が免除されます。なお、修了考査は講習科目の免除を受けた場合でも、全講習科目から出題されます。
  • 前年度に修了考査が不合格の場合、修了考査のみ受けることができます。

 

建築設備検査員の合格率と難易度

年度 受講者数 合格者数 合格率
2019年 713人  549人 77%
2018年 744人 668人 89.8%
2017年 765人 632人 82.6%

 

資格難易度としては、講習受講と修了考査で取得でき合格率も80%以上と高いため難易度は易しいと言えます。試験問題は建築設備検査員講習の中から出題され、正解数は30問中概ね20問以上の正答で試験に合格できることから、講義をしっかり聞いておけばそれほど難しくはありません。

 

まとめ

建築設備検査員は、建築設備の安全を見守るための検査を定期的に行い、それを運営する特定行政庁に報告する業務を司る資格者です。建設設備の検査や管理は、作業に関わる方々だけでなく、その後にその建築物を使用する方々の安全のためにも怠ることはできません。従って、資格者は欠かせない存在であり建設あるところに必ず必要とされる縁の下の力持ちのような立場です。

また、この資格は仕事場以外に日常生活でも活用することができる資格なので、興味を持たれた方はぜひ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

本日はここまで!以上、まいぷでした!

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