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建設業界の営業方法とは?【内装工事現場監督Sさんの場合】

2019.6.3

Construnction Industory Media

こんにちは!POPCONEモデルのあすかです!

独立した一人親方さんや中小工務店の社長さんなどからよく「営業が難しい…「どうやって営業すれば稼げるのか…」というお声を聞きます。

そこで今回は建設業の営業方法について、自営業の現場監督Sさんと工務店の経営をされている親方Kさんの2名にお話をうかがいました!お二方とも関西では若いですが、営業に困らずバリバリご活躍されているようです。

まずは現場監督Sさんのお話から!充実のインタビューとなりましたのでご覧ください!

独立3年目!自営業の現場監督Sさんにインタビュー

設計士の前に経験のために現場監督へ

早速ですがSさんの経歴を教えて下さい!

はい。もともとは設計士を希望してこの業界には入りましたが、図面を書く前に現場を知れということで大学卒業後に施工現場からキャリアをスタートしました。

設計ということは、建築士をお持ちなんですか?

はい、2級建築士を持っています。ただ、資格をもっていても実際に働いていかないと本当の理解にはならないことが分かってきました。

現場では汗水流して運搬作業をしたり、内装工事に携わっていたので大工さんのアシスタント的なこともしましたし、作業だけでなく深夜帯の現場管理もしましたよ。現場監督はとてもやることが多く、朝一の現場の解錠出入り業者とのやり取り日程の調整工程の組み直し、空いた時間は掃除から工事の手伝いまで仕事が尽きることはありません(笑)

たくさんの現場作業に関わっていたということは、Sさんは仕事を覚えるのが早かったのですか?

どうでしょうか……早いつもりはありませんでしたが、体力が尽きるまで毎日働いていました。実ははじめから独立しようと思っていたので頑張れたんです。

独立を考えていたのはずっと前からなんですね!ズバリ、独立を目指した理由はなんですか?

まずは稼ぎたいから。もう一つは、設計士で自分でバリバリやってるのが格好いいなと思っていたからです。デザインしたりクライアントと打合せをして大きなプロジェクトを進める………ドラマでもたまに建築士の人が出てきたりして、だいたいキリっとした格好いい俳優さんなので憧れましたね(笑)

でも実際は設計士でなく、現場監督が今の主な仕事です。内装工事をまとめたり、デザイナーやクライアントさんの要望を受けて図面や意向を確認しながら現場を進めていく。そんな仕事です。体を動かすことも好きですし、今はそれが自分にあっているなと思っています。

設計士での独立を目指して業界に入り、約10年現場作業に関わった現場監督で独立したSさん。そんなSさんはどのように営業をして仕事を取っているんでしょうか?

休憩時間のコミュニケーションが繋がりの種

Sさんは内装工事の現場監督として独立されたとのことですが、どのように営業をされているんですか?

営業というか、自分の場合は独立前から種を巻いていたんです。

ですか?

はい。具体的には、目上の方から同期、年下までいろいろな方とコミュニケーションを取る時間を作っていました。例えば、当時の勤め先の現場で一緒になる作業員さんたちとはとにかくコンビニで缶珈琲を飲む、タバコを吸う、昼食を食べるなどをひとりではなく誰かと過ごすようにしてきました。

もちろん、どの業界でも取引先やクライアントさんの仕事を勝手に横取りして独立することはご法度です。下手すれば法的な争いまで起きてしまいます。でも、応援にきた違う職種の職人さんや、利害のない作業員さんたちとも大きな現場では知り合えます。いきなり独立する予定だから仕事をしようと言うのではなく、ただ一緒に時間を過ごす、会話をする、合う話で盛り上がるだけです。すると気がつけば仲良くなれるもので(笑)最後に名刺を渡すか連絡先だけ交換していました。

仕事の繋がりを作るというより、ご飯や飲みにいける友達になる感覚ですか?

そうです!実際別に関係ない職種の方とは本当に仕事なんかしませんし、連絡先だけ溜まっていきますが実際はやり取りしない人なんて90%くらいです。ただ、中には飲みに誘ってくれる人がいたり、コンパの誘いなんかもありました(笑)

面白いですね!確かにSさんからは仕事の話を聞いている感じがしません(笑) お友達になるのがうまいんですね!

ただ、私はもともと人見知りで……学生時代もパッとはしないタイプでした。それでも独立したいなと思ったときにこれじゃ駄目だと気づき、特に現場では知らない人だらけなので、まずは人と喋れないといけないと焦っていました。そして、話せるようになると人脈づくりだと自分に言い聞かせて、仕事の話ばかりしていました。しかし、それだと全く仲良くなれませんし、話がすぐ終わってしまう……連絡先を交換することもなかったです。

そんな中、とても仲良くなった職人さんが1人できました。その方との会話はバイクの話のみ(笑)とにかく好きな車種や系統が似ていてずっと話していました。2,3度現場が一緒になって、そのとき向こうから「1回良かったらツーリング行けへんか?」と誘ってもらえて、電話番号を交換しました。

本当にプライベートでのお友達になられたんですね。

1度だけでしたがバイクで一緒に出かけて、それからは向こうに家族ができたので、その方のご自宅にご飯をよばれたり、ウチでお酒を飲むようになりました。

いいですね!男同士の出会いも素敵です!そこからお仕事をされるようになったんですか?

いえ、本当に遊ぶだけです(笑)ただ、その時に同じように建設業界で働く方同業種の人も紹介してもらったり人脈が広がったんです。もちろん勤め先とは全く関係のない繋がりです。そこで急に広がりができたことがクセになって(笑)

面白いですね!

それからは、他の方とも本当に他愛もない趣味や共通のプライベートの話題でしか話をしなくなりました。するとまあ仲良くなる人が増えましたね。もうお花見やBBQなんか皆でできたらいいなーとか、全然独立関係ないですよね。でもそこから今に繋がった人が沢山います!

すごいです!ということは遠回りなようでその方が早かったんですね。

なんか人間そんなものなのかなーと。仕事だけじゃ人と人の繋がりは薄くなっちゃいますし。

身体も心も元気になれるのが業界の魅力

仕事の話に戻るのですが、仕事自体は引き続き一生懸命頑張りました。朝が早い業界なのでとにかく太陽とともに生活をして、慣れてくると体も気分も元気になれます。この業界のいいところだと思います。学生時代より格段に明るく元気になりましたし、体を使っているとなんだか自信もつきます。

確かにこの業界の方は男らしいですし、自信のある方が多いように感じます。体動かすのって大事なんですね。

そうだと思います。そして体や心が元気になると、メンタル的にも成長できる気がします。やはりミスは今でもありますし、直接的にお金でのマイナス面もでてきます。そんなとき辛いのは辛いのですが、それでも日本の職人さんの中にいると良い意味で「なんとかなる」と思っている人が多くて。自分もそこには何度も救われています。

素晴らしいです!

「おれが何とかしてやるよ」という男気のある方にもたくさん出会いました。わざわざ落ち込んでも状況は変わりませんし、前を向こうと思えるようになったのはこの業界のお蔭です。

たくましくて頼りがいのある男性……女性からしても理想的です!良い業界ですね

綺麗な方がこの業界を応援してくれていること、皆に伝えておきます(笑)

 「ひとりでは仕事ができないこと」が吉となる

現場では色々なお仕事をされていましたが、Sさんはなぜ内装工事をまとめる現場監督で独立されたのですか?

現場監督と言えど作業や掃除や現場の雑務も多々あるのですが、管理したり調整したりが主な仕事です。そして1現場だけでなく、場合によっては3,4現場掛け持ちしながら回すこともあります。内装工事に携わって一番感じたことは、「ひとりでは仕事にならない」ことです。

結局、色んな職種の職人さんたちが現場を作っていくんですね。いくら自分がタクトを振っても自分で壁を建てる訳でも床を貼る訳でもないんです。監督だからと偉そうにもしませんし、本当に職人さん様様なんですよ。自分は気持ちよく作業をしてもらうアシストをすることが一番の仕事だと思っています。

そういうことなんですね。スポーツでも監督がいれば、選手もいて裏方も沢山いる……誰が偉い、誰が凄いじゃなくて団体戦なんですね。

その通りです!そこで自分は何も工事ができない事が分かって。でも、一作業員の気持ちも分かるので、気持ちよく良い仕事をして下さる方と繋がってチームを作ることが、最終的な自分の評価になることが分かったんです。それって面白いなと思いました。図面も今でも書けますが、現場を動かす仕事っていいなと。

それと、工事をまとめる立場にもなるので、調整しながら自分の利益が計算しやすいのも魅力です。予算に応じて無理も言いますが、極力職人さんには仕事分の対価がでるようにも頑張ります。そのうえで余った分を頂くというイメージでやっています。お金の面でも気持ちよく繋がっておくことも大事なんです。

作業の管理や調整だけでなく予算も管理と調整がいるんですね……なかなか大変だと思いますが、Sさんをみていると楽しいお仕事なんだなと思います!

ありがとうございます。話が少し逸れましたが、営業をするというより良いチームを作ったり仲良くなれる方を探していってコミュニケーションをとる、その中で自然と仕事になっていくのだと思って今はやってます。順風満帆だなんてとてもじゃないけど言えませんが、楽しんで仕事ができていることは本当に周りの皆さんに感謝しています!

素晴らしいです!貴重なお話をありがとうございました!

 

まとめ

Sさんはお仕事の合間にインタビューに応じて下さいました。

名刺を配ってホームページを作って営業をして……というよくイメージされる一般的な営業方法ではなかったのは、きっとSさん自身が自分に合った人脈の作り方をお仕事をしながら見つけられたんだと思いました。人柄の良さもそうですが、視点を変えて工夫しながらお仕事をされているんだと感じました。

建設業界の営業についてはもうひとりからお話を聞くことができました。追って執筆するのでお楽しみに!

以上、あすかでした!

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