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【東京オリンピック・パラリンピック】最新のバリアフリー【前編】

2018.11.2

Construnction Industory Media

こんにちは、POPCONEモデルのあすかです。

今話題の2020年東京オリンピック。日本では四度目の開催となり、アメリカ、フランスに次いで三番目に多い開催回数だそうです!さらに、同都市開催はなんとアジアでは初めてのことで、世界からも注目されています。


(出典:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会)

東京オリンピックの開催に向けて、現在も急ピッチで会場建設や施設設備の工事が進められています。調べていると、大会開催にあたりユニバーサルデザイン2020行動計画というものを政府が策定していました。

そこで、今回ご紹介するのはオリンピック開催に伴った会場や街のバリアフリー化についてです!

ユニバーサルデザイン2020行動計画とは?

ユニバーサルデザイン2020行動計画とは、政府が発表した施策です。2020年の東京オリンピック・パラリンピック契機にユニバーサルデザイン、心のバリアフリーを推進し、大会以降の レガシーとして残していくことが記されています。

この計画の目標は、障害の有無や人種、年齢、性別等に関わりなく誰もが平等に社会参加できる共生社会を実現することです。

簡単に言うと「オリンピックが開催されるこの機会に街のバリアフリーを見直して、世界に通用するバリアフリー化をもっと進めちゃいましょう!」といった感じです!

ユニバーサルデザイン2020行動計画の主なポイント

ユニバーサルデザイン2020行動計画の主なポイントは以下の通りです。

  • 社会変化を踏まえたバリアフリー法やバリアフリー基準の見直しを図り、国民全体を巻き込んだ取組み
  • 政策立案過程へ障害者が参加し障害のある人の意見を施策に反映させる
  • あらゆる生活場面で障害者の差別や偏見をなくす「心のバリアフリー」と「ユニバーサルデザインの街づくり

ユニバーサルデザインとは、文化や言語、国籍、性別、能力の違いなどを問わず、誰でも利用できることを目指して設計された施設や製品のデザインのことです。

ユニバーサルデザイン……!最近耳にすることも増えてきましたよね。

 

東京オリンピック競技会場のバリアフリー

Tokyo2020アクセシビリティガイドライン

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、国際パラリンピック委員会(IPCV)のアクセシビリティガイドを反映した、Tokyo2020アクセシビリティガイドラインというものが策定されました。

Tokyo2020アクセシビリティガイドラインとは、2020年東京オリンピックで使用される会場のアクセシビリティ(利用しやすさ)に配慮が必要な場所と、アクセシブルルート(配慮が必要な観客に対して、会場と観客の間に設定する通路)、輸送手段、オリンピック組織委員会による情報や表示サイン、関係者の接遇トレーニングなどに活用されるバリアフリー化・ユニバーサルデザインの指針です。

簡単に言うと、「日本のバリアフリー水準世界から遅れているので、より世界水準に近いガイドラインを東京オリンピックに向けて定めました」といった感じです。では、ここからは実際にバリアフリー基準を見直してどのようなユニバーサルデザインの街づくりが進められているのか、ご紹介したいと思います!

競技会場のバリアフリー

現在、新国立競技場などの会場ではガイドラインに沿ったバリアフリー化の工事を進めています。

例えばエレベーターの操作盤の位置トイレの機能座席の数やあり方通路などがガイドラインに従って作られています。それまでは車いすと歩行者がすれ違える道幅だったものを、車いす同士がすれ違えるように道幅の基準を+30cm広げる、といったように、より世界基準に近づいた会場になっていくことでしょう。

日本の基準は世界と比べると通路の幅等もまだまだ狭いということですね。

 

東京オリンピック競技会場周辺のバリアフリー

会場だけではなく、会場周辺エリアのバリアフリーについても考えられています!

道路のバリアフリー化

アクセシブルルートに加え、競技会場と周辺の駅を結ぶ道路については不特定多数の利用が見込まれます。バリアフリー化の必要性が高い区間を国、都、区等による検討会で「重点整備区間」として決定し国が支援することで、連続的・ 面的なバリアフリー化を推進します。

その他競技会場周辺やアクセス道路において、バリアフリー対応型信号機等の整備します。

都市公園のバリアフリー化

競技会場周辺外国人が多く訪れる主要な観光地周辺の都市公園を選定し重点的に支援します。

トイレのバリアフリー化

オリパラ競技会場で想定される利用駅主要ターミナル駅周辺の主要道路沿道のトイレの実態調査を行い、効果的な改修方法を検討・提案します。

主要鉄道駅におけるバリアフリー化

アクセシブルルートに係る鉄道駅をはじめとするオリンピック・パラリンピック関連駅へのエレ ベーターの増設ホームドアの整備などのバリアフリー化について都と連携しつつ、重点支援を実施します。

都内主要ターミナル等における交通結節機能の強化・バリアフリー化

(新宿、渋谷、 品川、虎ノ門等)において、都市再開発の駅ビル開発、駅改良と一体となった交通結節機能の強化します。

 

交通機関のバリアフリー化(飛行機・タクシー)

オリンピックでは、世界中の人々が日本に来られますよね!場所だけでなく、そこへ人を運ぶ交通機関についてもしっかりとバリアフリー対策がなされていました。

成田空港、羽田空港国際線ターミナル等のバリアフリー化

東京大会時の重要な日本の窓口、羽田空港成田空港では、世界トップレベルのユニバーサルデザイン水準に基づいた改修。大会の開催前までには国際線旅客ターミナル内全てのトイレがユニバーサルデザイン化される予定です。

リフト付バス、UDタクシー車両の導入促進

UDタクシーの導入促進を支援。東京23区で2020年に25%のUDタクシーを目指す。オリパラ特別仕様ナンバープレートの寄付金を活用し、更なるUDタクシーの導入促進観光バス等、リフト付きバス等のバリアフリー車両の導入促進策等を検討しています。

 

さいごに

このような行動計画を元に、東京では会場だけでなくその周辺交通機関などまでしっかりとバリアフリー化が進められていたんですね!

オリンピック大会に向けて東京はより一層バリアフリー化が進むようですが、全国的な取り組みについても、もう少し調べてみたいと思います!

後編に続きます!

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